鼻曲山

【登った日】 平成21年 2月15日
【天  候】 晴れ
【山の名前】 氷妻山(1467m)、鼻曲山(1654m) 
【時  間】 12:10〜16:50
【同行者】  おK3
【コース】 二度上峠駐車場〜氷妻山〜鼻曲山〜氷妻山〜二度上峠駐車場

二度上峠の少し高台になっている駐車場へ駐車する。
事前HPの情報通り駐車場への短い登り口が荒れていたが、何とか腹もこすらずに登れた。
1台先客が居るだけだ。(尤もこの場所は狭いので4台、詰めて5台がせいぜいか)。
この場所が満杯ならば200m程下った所に十分な駐車スペースがあった。

さて、ここまではほぼ予定通りに来たので、うまくすれば鼻曲山の頂上まで行けそうだ。

Map

駐車場から駒髪山への登り口である階段と鳥居を見る。 駐車場にある鼻曲山への道標。3.5kmだそうです。
こちらも登山道は雪ですので最初から軽アイゼン装着です。
雪質はしまって居るのでアイゼンが効いてザクザクと歩きやすい。
木の階段が朽ちて崩れていました。1本の柱が何とか残っているので簡単に降りられたが、この木が無くなるとちょっとつらくなりそう。
獅子岩の看板が。このあたりいくつかの大きな岩があるがその総称の様である。獅子岩の頭を経由するルートを採ってみた。 後ろを振り返ると午前中に登った浅間隠山が悠然と構えています。
ああやって吾妻地域から浅間山を隠して居るのですね。
50分弱で氷妻山山頂に到着です。まだ半分も来ていません。
ここでお湯を沸かして暖かいラーメンを食する。
山で食べると本当においしいね。
氷妻山から少し下ります。雪は気持ち深くなって来ています。
ここで戻りの男性と出会う。何でも昨日浅間隠山で今日が鼻曲山だそうです。ゆったりでいいですね。日帰りで両方は欲張りです。
段々と雪が深くなって来て、時々踏み抜くと膝までズッポリとなってしまいます。ですがワカンが必要と言うような状態では有りません。 少しずつ傾斜がきつくなって来ましたが、雪がしっかりしているのでアイゼンが良く効きます。。
いよいよ最後の急登にさしかかりました。
夏でもこの急登は結構キツイのではないかと言う急斜面です。
これ以降は撮影どころでは無いので写真が有りません。

これ以降の急斜面ですが、真北の斜面なのですが雪はそれほど深くは無く、むしろ所々地肌が見えています。
しかし、雪の下は完全な氷、透明に見えるところはもちろん氷、枯れ葉があるので安心と思ったらその下も氷です。はっきり言って5本爪の軽アイゼンではきつかった。
トレッキングポールの石突きは氷が堅くて刺さりません。

おK3が所々で立ち往生です。
今日はこんな風になるなんて思っていませんのでザイルは持ってきていませんので救助する方も大変です。
何とかまばらな樹木を拠点にしながら少しずつ登ります。

アイゼンの爪がしっかりと氷を捕まえていること確認しながら1歩1歩踏みしめて登ります。

ところで帰りはここを下るんですよね。
誰も助けには来てくれない。ヒエーッ。

何とか稜線にたどり着いてホッとした。左は国境平となっています。 すこし行くと小天狗に到着です。ここだけ雪が有りません。
浅間の勇姿です。風向きでしょうかずっとかすかな硫黄臭の様な臭いがしていますので噴煙が関係しているのかも知れません。 大天狗へ移動します。
ここに鼻曲山の山名板がありました。
遠くから見ると出っ張っている特徴のある場所に立ってみます。
ゆっくりとしていたいところですが、例の氷の急斜面を降りなくてはなりませんので早々に引き上げます。
樹間から今日登ってきた浅間隠山、駐車場、氷妻山が一望出来ました。
あーそう、あそこまで戻るのね。
小天狗には長日向の道標と、その柱にはトラロープが。
この斜面も雪が無いな。真南だからでしょうかね。
さあ、おっかなびっくりの急斜面の下りが始まります。
登りと同じくらい時間を掛けて慎重に下ります。
無事急斜面を下り終えたところで鼻曲山の特徴のある山頂部を。
この先で気がゆるんだのかルートを間違えて少し戻りました。軌跡が。
氷妻山まで戻りました。山頂の標識にくくりつけてあります。
あなたはどちらですか?と聞いてます。
獅子岩まで戻りました。ここまで来ればあと少しです。 帰りは獅子岩頂上へは行かず巻きます。
無事駐車場に戻りました。

夕日が浅間山の麓の背景を少しオレンジ色に染めています。

何とか当初予定の1時間オーバーでしたが鼻曲山の頂上まで行けました。

このルートでは先客の車の持ち主である単独行の男性と会っただけです。

浅間隠山では数十人でした。

当たり前ですね。
この時期に急登の、凍っている北斜面を、軽アイゼンだけで登る酔狂な人はいませんよ。

しかしあの斜面で二人共「戻ろう」とは言い出さなかった。
山頂目前で有ることと、軽アイゼンでも氷の斜面にちゃんと歯を当てて体重を掛けると滑らないもので有ることを体で覚えたからなのでしょう。

戻ってから同じ時期にこのルートを登った人の感想「6本爪アイゼンではきつかった。ピッケルが有ったのでなんとかなった。」だそうです。
確かに10本爪のアイゼンとピッケルが有ればかなり安全に登れそうである。
ただしそのような訓練や経験が無いとダメですがね。

帰りに「はまゆう山荘」で汗を流そうとおKさんが言うので、草津へ回っても良かったのだが「はまゆう山荘」へ寄ってみた。
ところが風呂釜を工事しているとか何とかで3月の何日かまで入浴出来ないそうである。
申し訳ないのでと、招待券をくれましたが、ううーーん困ったな、しょうがないので結局粕川の元気ランドまで戻って入浴となりました。
そう言えばあおちゅうさんのHPで読んだ覚えがあるなと、そのとき思い出した。

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