○ 浅間山(前掛山)

【登った日】 平成 22年 5月 22日(土)
【天  候】  晴れ時々曇り
【山の名前】 前掛山(2524m)
【時  間】    7:40〜14:30
【同行者】  おK3
【コース】    浅間山荘登山口〜不動滝〜火山館〜賽の河原〜前掛山〜賽の河原〜火山館〜2の鳥居〜浅間山荘登山口

浅間山の噴火警戒レベルが1になってから一ヶ月が経過した。
自然が相手なので又、いつ何時警戒レベルが変わるかもしれないのでなるべく早めに訪れたいと思っていた。
両神山の八丁尾根や丹沢も捨てがたいが、これはやはり浅間山を優先すべきであろう。
浅間山は日本百名山であると同時にぐんま百名山でもありますので再噴火しないうちに登っておこう。

Map

駐車場は有料で500円。他に無料駐車場も有るとのことですが登山後に赤い鉄鉱泉に入る予定なのでこちらに。
(有料駐車場利用者には入浴料の割引があるとのこと。)
登山口の案内板。前掛山までは登山が出来ます。自己責任で云々。
前掛山と釜山の分岐から上は立入禁止で、立ち入った場合は法律で罰せられるそうです。
カラ松の新芽の緑が綺麗な明るい登山道です。 一の鳥居の先は分岐で、往路は不動滝経由のコースを採ります。
不動滝を見物して少し登ると二の鳥居です。 ここは丁度良い休憩場所でもあるようですね。ここで薪を1本ずつ。
やがて左手にはトーミの頭手前の岩峰が見えてきました。 右手には牙山が。
浅間山開闢祖 中開霊神 と彫られた石碑が有りました。 トーミの頭周辺の岩峰郡の景色が変わりました。
なだらかな良く整備された登山道が続きます。
周辺の景色も様々に変化しますので飽きることがありません。
「信濃路や見つつ我がこし浅間山雲は煙のよそめなりけり」
南朝の雄、中務卿宗良親王の詠まれた和歌で新葉和歌集所見とある。
登山道から見下ろす赤いというか黄土色の川床の沢を眺める。 この辺りでは硫黄のにおいが鼻につきます。
沢の源頭。
まさに天狗温泉の赤い鉱泉の源ですね。
火山館に到着です。背負ってきた薪を2本おろします。
館長さんが「薪を有り難うね!」と声をかけてくれました。
火山館からは10分ちょっとで草すべりへの分岐に。 前回はあそこを登ったのだねぇ・・としみじみ草すべりを眺める。
かろうじてお顔が欠けずに済んだ仏像。前回も同じものを撮ってました。 樹林帯の中は所々残雪が有ります。
Jバンドへの分岐です。前回(2009/06/27)はロープががちがちに張り巡らされておりましたが、今回は解除されていますので何もありません。 外輪山を背景に緩い傾斜の裾を進みます。
森林限界を超えるとサッパリとした浅間山の内輪山の縁全景が。 登山道は直登ではなく斜めなので傾斜の緩い登りが続きます。
おK3は連休以来久しぶりの登山ですが、今回外輪山コースではないので余裕があるようです。 釜山と前掛山の分岐には立入禁止、そしてロープが。
でも釜の縁には何人かの人影が。
シェルター周辺では休憩や食事の人たちがいっぱいです。
先に頂上へ行ってから休憩にしましょう。
あそこが前掛山の頂上の様です。あと登り。あれぇまぁ、ともぞうさんと3度目のバッタリです。今日は珍しく単独行とのことでした。
さすがに内輪山の縁では少し風が冷たく感じます。 外輪山一望。残念ながらその先の湯ノ丸、烏帽子は霞んでました。
順番に記念撮影です。 釜山はすぐそこに見えます。行ってみたい気は山々ですが、普段からコンプライアンス云々と言っている立場上自粛自粛。
シェルターまで戻ってランチタイム。 下山にかかります。四阿山と田代湖が目の前に。他は霞んでます。
浅間山さん、サヨウナラ。足下を見るとガレキの中に植物が。 おK3撮。今回唯一の植物の写真。調査中。
復路は往路をそのまま辿ります。外輪山は今回の予定外です。 火山館まで戻り一休みし、館長さんに挨拶をしてから下山。
牙山はこの方向が一番険しく見える。 浅間山荘間近の場所の沢。
赤いというよりも黄土色の川床が温泉の色を彷彿とさせます。
車から着替えを持って、温泉へ。

領収書を示して有料駐車と申し出たら一人400円に割り引いてくれました。(普通は500円とのこと)

お湯は赤と言うよりも赤茶色に近い鉄鉱泉です。

ちなみにこの湯の出る温泉はこの近辺では浅間山荘だけだそうです。

お湯はかけ流しで、源泉は透明に近いのですが、沸かすことにより色が変わるとのこと。

炭酸の成分も有るとのことですので余計に暖まるのかもしれません。

今日は春霞であったが、頂上の人の話の立ち話に拠ると黄砂だという。

どっちにしても遠望が効かなかったのは残念であったが、いつも遠くから眺めている浅間山を訪れる事が出来て満足です。

 

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