子持山
【登った日】 平成20年12月6日
【天 候】 晴れ
【山の名前】 子持山(1296.4m)、浅間(1088m)
【時 間】 9:40〜15:30
【同行者】 おK3
【コース】 五号橋駐車場〜七号橋登山口〜屏風岩〜獅子岩〜柳木ヶ峰〜子持山〜柳木ヶ峰〜大タルミ〜浅間〜五号橋駐車場
先週に訪れた小野子三山のお隣の子持山へ行ってみた。
小野子三山とは様相が異なり、屏風岩、獅子岩など岩場がありスリル満点の山歩きとなった。
五号橋駐車場に止める。すでにバスが駐車し、運転手が待機中であったので団体さんが先行していると思われる。 | 五号橋の案内図である。すぐ先の右側が登山口か。なるほど。 「熊出没注意」の看板もあるが。 |
案内図を見てこの橋から少し行った所で右側に登山口があると言うことで行ってみたが、テープ目印と轍が有り、なにか様子が変である。おK3が戻ろうというので戻る。最初から間違えたようである。 | 地形図をちゃんと見る。 地形図に従い7号橋まで登ると5台の駐車がみえました。 ここから少し行ったところが登山口であった。 |
子持山まで2.3kmとのことである。簡易トイレも有った。 | ここには子持神社奥の院があります。今日の無事をお祈りします。 |
少し行くと登山口が現れました。
登山案内図が有るはずなのですが残念ながら見あたりませんでした。 今日は団体さんも入っているようですのでしょうがないか。 先には東屋も見えます。 滑りやすい木道を注意して先へ向かいます。 |
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すぐに屏風岩の直下につきました。 見上げるとオーバーハングの岩壁が有無を言わせない圧力で迫ってきます。おK3が岩壁に古い残置ボルトや捨て縄を見つけたようです。 |
ここには鳥居と、「役行者の像」がありました。 やはりここでも今日の無事を祈ります。 しかしここを直接登るかなー。 |
直進すれば獅子岩方面、左が屏風岩方面です。 先行していた男性2名が屏風岩へ向かったのに次いで当然のごとく左方向へ進みます。 |
岩場の急登となり、画像の地点あたりでおK3には危険なため引き返してもらいます。これは適切な判断でした。 このあとはもっと危険な場所が待っています。 |
すぐに屏風岩への鞍部?らしき場所に着きますが、ここで屏風岩の上からの断崖を見せつけられ少しビビります。気持ちよくスッパリと切れ落ちています。 | 岩の頂上の直前の岩場には鎖と短いアルミ製の梯子が有りました。 このアルミ製の梯子をのぼった次の丸い岩が一番やっかいな場所でした。先行者2名もここで手間どっていました。 |
屏風岩頂上から見た獅子岩です。 ここは立っているだけでも足がすくむような場所です。 先行者2名が時間を掛けて丸い岩をクリアして戻っていきました。 |
屏風岩先端の様子。先端に石碑が有りました。左右は切れたった断崖です。こんな怖い場所は早めに退散して元の登り口に戻ります。 しかし先ほどの大きな丸い岩は登ではなく戻りの時に足の位置が分か らず怖い思いをしました。何しろ岩の左右は絶壁で、岩は丸っこくて 掴む場所がありません。みっとも無いが岩にへばりついて足の着地点を探してなんとが戻りました。あー怖かった。 |
沢に戻って緩やかな冬枯れた斜面を登ります。 | 段々と獅子岩に近づいて来ました。 |
獅子岩に近づいてくるに従い急登となり、岩も多くなって来ます。 | おK3も両手両足を使って登ってきます。 |
子持山山頂への分岐を経て獅子岩頂上に向かいます。
分岐からは程なく頂上への登り口に到着します。 獅子岩は天然記念物だそうです。 火道に残されたマグマが冷えて固まり、その後長期間の浸食により周辺がえぐられ、塔状態となって残った岩が獅子岩だそうです。 |
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獅子岩頂上へは鎖状の梯子を登ります。しっかりとしています。 | 先行するおK3の勇姿です。おK3はここまで。頑張りました。 |
頂上へは鎖を使い岩を登るとすぐでした。これが獅子岩のてっぺんの石碑です。遠くからも見ることが出来ます。 | 頂上からの景観1。これから向かう子持山方面です。 各HPでは子持山山頂よりもこの場所の方が景観が良いとのこと。 |
頂上からの景観2。先週登った小野子三山です。 | 頂上からの景観3。榛名山と手前が帰り道となる浅間の山並みです。 |
頂上からの景観4。渋川のまちの様子。 | 頂上からの景観5。すそ野は広し赤城山。鍋割りが欠けてますね。 鎖梯子では屏風岩で出会った2人組に再会しました。 屏風岩からは沢ではなくて稜線沿いで来たので時間が掛かったらしい。 |
獅子岩から子持山へ向かいますが、最初は急斜面を慎重に下ります。 ここは気を付けてゆっくりと降りないと危ない場所です。 |
下りきったところには獅子岩を迂回するルートと合流し、以降なだらかな 登りになります。 |
途中で獅子岩を振り返ります。獅子?ゴリラ? | ズーム。あの石碑の場所に立っていたのだなあと思うとちょと怖い。 |
目指す子持山の東側に岩場が見えました。 | 柳木ヶ峰に到着です。ここで1組の夫婦が日向で食事中でした。 |
あの岩場のあたりが頂上なのでしょうか? | 頂上直前の岩場の急登です。 子持山は小野子三山と違い結構歯ごたえがあります。 |
頂上に到着です。すでに5人組のパーティが食事中でした。 直前まで風は無かったのですが、ここは結構吹いてます。 寒いのでウィンドブレーカを来て軽く食事を摂ります。 |
十二山神の石碑です。さすがに頂上の北斜面には雪が残っていました。 先週の小野子三山が雪でしたので、今回軽アイゼンを準備してきましたが不用でした。 |
山頂からの展望1。皇海山と袈裟丸山です。 | 山頂からの展望2。赤城山。(鍋割山入り)。 |
山頂からの展望3。浅間山山頂は雲に覆われています。 | 山頂からの展望4。榛名山の山々です。風が寒い山頂を後にして柳木ヶ峰へ戻ります。少し下ると無風です。 |
柳木ヶ峰に向かう途中の獅子岩です。これ以降下山途中にいろいろな角度で獅子岩を見ることが出来ます。 | 柳木ヶ峰からは大タルミに向かいます。 その途中の角度から。 |
大タルミへのルートはやや急な、笹と落ち葉の危なげない斜面でした。 | 大タルミへ到着です。左は8号橋へ。直進し浅間へ向かいます。 |
獅子岩の景観が変わってきました。 | 牛十二という場所なのですが、ユニークな石祠ですね。ハニワみたい。 |
浅間近くなると獅子のイメージでは無くなりますね。 | 浅間の頂上が見えてきました。このあたりもずっと緩やかな登りです。 |
浅間の頂上に到着です。背面に獅子岩が小さく見えます。 | 頂上には全部で石祠が3つありました。背景は子持山です。 |
石碑があります。「富士浅間皇大神」と有ります。
ここで屏風岩、獅子岩で出会った2人組が追いつきました。 代わりに1時間以上昼食兼の宴会をやっていたらしい。 新潟から来られたそうです。 67歳と69歳だそうですが、自分らに比べて我らを「健脚だ」とおっしゃる。 御両名はスピードは我々よりも遅いかも知れませんが、年齢を考えると当たり前ですね。 それにしても屏風岩のてっぺんまで行って、そのままその稜線を獅子岩まで行く人たちですから、かなりの経験を積んだベテランですね。 |
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途中の岩ですが、地震の時にこの下には居たくない。 | 途中の5号橋方向と子持神社方向への分岐点です。 当初この地点を注意点と思っていましたが、立派な道標がありました。 |
緩やかな斜面の下りです。 | これで獅子岩を360度にわたって観察したことになります。 |
5号橋駐車場が見えて来ました。 | 浅間方面登山口の様子です。朝にバスが止まっていた所ですね。 |
小野子三山と同じくらいの難易度かと思っていたらとんでも無い。
距離的には少し物足りなさを感じますが、岩場は結構歯ごたえがあり、楽しめました。OK3も気に入ったようです。
しかし屏風岩の最後の丸い岩には参りました。
この岩も平地に有る岩であれば鼻歌交じりで難なく乗り越えられるのですが、左右に落ちると確実に昇天する場所にあるとそう言うわけにはいきませんでした。
どうしても周りの風景が目に飛び込んでくると高所恐怖症の気のあるハイトスにはこの上ない恐怖となります。
結構そう言う状態でのスリルは普段味わえない面白さであるが、、反面怖いと思う心が危険地帯を避けたりより慎重になる要因と考えれば、実力以
上の無謀な事をしでかさない歯止めと成って居るのかも知れません。
今日の帰りは『白井温泉こもちの湯』で(内湯は源泉掛け流しです。)足をほぐしました。
何と1時間250円の格安で、お客は地元の人ばかりの印象でした。(シャンプーが無いので注意。)