黒斑山 蛇骨岳

【登った日】  平成21年 6月27日(土)
【天  候】  晴れ
【山の名前】 黒斑山(2,404m) 蛇骨岳(2,366m) 仙人岳(2,319m)
【時  間】    9:50〜16:05
【同行者】   おK3
【コース】      車坂峠駐車場〜トーミの頭〜黒斑山〜蛇骨岳〜仙人岳〜Jバンド〜火山館分岐〜トーミの頭〜槍ヶ鞘〜車坂峠

Mountain Walk masaさんの-09.06.23-のレポを見て、「よし、黒斑山へ行って浅間を間近に見てこよう」と思い立ちました。
ルートも全く同じにすると、masaさんが4時間半の行程ですので我々は5時間半とみて9時前に登り始めればついでに近くの東篭ノ登山(登りに1時間掛からないらしい)も行けそうだななどと甘い考えで出掛けました。

Map

小諸インターを降りてからのチェリーパークラインが思ったより長く時間が掛かりました。おまけに車坂峠の駐車場は満車で、うろうろしてこの画像の駐車場の少し上にある小さな方の駐車場に何とか止めることが出来ました。 そんなこんなで登山開始が予定より1時間以上もおそくなりました。
トーミの頭までのルートは2種類ありますが、登りに中コースをとり、下りに表コースを採ることにした。
イワカガミが早速お出迎えです。 樹林帯は特に虫が多いので防虫網をかぶりました。効果抜群です。
鞍部に出ました。戻りは表コースです。 トーミの頭へ向けての登りです。
トーミの頭で浅間を背景に写真を撮り1本入れます。間近で見る浅間は雄大で、冬の雪化粧の状態をこの至近距離で見てみたいものです。 黒斑山をはじめとする浅間外輪山の様子です。
今からこれらのピークを訪問します。
トーミの頭からみる浅間山です。 黒斑山に向けて少し行くと警報装置と監視カメラの設備が有りました。
黒斑山頂上に到着。頂上では10人以上のハイカーが休憩中でした。 浅間と裾野に広がる湯の平の遠望です。蛇骨岳へ向かいます。
黒斑山からは30分弱で蛇骨岳です。岩の頂上に山名板が有りました。
西方向へも濃い踏み跡が有りましたが、嬬恋村からのルートなのか、それとも裏蛇骨岳ルートなのかは判りません。(たぶん裏蛇骨)
休憩もそこそこに外輪山を尾根伝いに東に進みます。
2000m超級の山は風も涼しく、快晴の割にはそれほど汗だくにもならず歩きやすい。
仙人岳が目の前です。右斜面の山肌は土が露出しています。 湯の平方面をズームしてみると湿原が確認できます。(Zoom)
仙人岳への斜面を登るハイトスです。 仙人岳へ到着。黄色い山名板が有りました。
仙人岳頂上の三角点。 次のピークは右側が鋭く切れ落ちています。
このピークの名称は判りません。(虎の尾と呼ばれているようです。) 無名ピーク(虎の尾)より浅間を望む。
この頂上には何故か休憩するハイカーが多かった。先へ急ぎます。 いよいよJバンドを降ります。このすぐ先の鋸岳は割愛です。
最初の下りは少し急ですが、足場はしっかりしていますので危険は有りませんが滑落しないように慎重に降ります。 すぐに傾斜は緩くなります。
ここまで降りればもう大丈夫。
おK3が先ほどまで居た岩場の稜線を見上げています。
何を思うのか。
降りきった所で浅間を見上げる。目に前ですので規制が無ければ登りたいくらいです。
湯の平に向けてゆっくりとした傾斜を高山植物を見ながら進みます。 浅間のこの荒涼とした風景ですが、富士山登山もこんな感じなのかな。
湯の平から見た北方向の外輪山。無名ピーク(虎の尾)方向。 同じく黒斑山方面。
浅間を背景に記念撮影。 いかにも溶岩溶岩とした固まりですね。
浅間山登山道分岐まで来ましたが、立ち入り禁止だそうです。

事前に調べた小諸市のHPでは噴火警戒レベルはレベル2(火口周辺規制)とのことで前掛山も規制範囲とのこと。

この地点の案内板によれば前掛山は自己責任でとの事であるが、ここは小諸市のHPの規制に従いましょ。

ちなみにJバンド降り口あたりで出会ったご夫婦に我々とは逆の周回ルートと思われたので聞いてみたら、なんと「あそこ(浅間山頂上の事)に行ってきたんよ。下りは最短距離をここに向かって直線で降りちゃったんさね。あっはははは」とのこと。

時間があれば行ってみたかったなぁ。

余計に規制解除が待ち望まれますね。

このあたりが賽の河原です。

火山館に向けてカラ松がまばらな明るい林の中の道を進みます。

浅間山とその外輪山の丁度真ん中あたりになるわけですが、気持ちの良いハイキング道路の様です。

 

首無し地蔵が数体。 こちらは何とか無事です。
火山館分岐に着きましたので休憩します。 少し先に警報用のスピーカー設備が木にくくりつけてありました。
いよいよ本日一番の急登「草すべり」に取りかかります。
目指すは正面に見えるトーミの頭です。きつそうですね。
草すべりは事前情報にて「急登であるが危険箇所は無い」との事だったので時間を掛けても良いから無理をしないように登ります。
草すべり途中斜面から北方向の仙人岳方面。 トーミの頭直下の岩の突起を側面から見る。
キツイので時々小休止を兼ねて写真を撮ります。後から登ってくるハイカーが見えますね。 登っている最中はきつくて気がつきませんでしたが、こうやってみると結構急斜面ですね。でも道はしっかりとしていて安全です。
息を切らしながら急登を終えるとトーミの頭からちょっと先の分岐へ出る。
この3つの道標は経年により判別が困難となっている。

3番目は「立ち入り禁止」とあるが、我々とは逆の浅間山荘始点の周回コースをとる人たちの下山口であるので????です。

1番目、2番目は判読不能でした。(たぶんトーミの頭、黒斑山への矢印ではないかと想像する。)

この後トーミの頭で大休憩となる。
ここで我々のすぐ後を登ってきた地元東御市(とうみし)の単独行男性としばし歓談。
地元なので良く来るとのこと。
この車坂からの周回コースはパンフレットによると6時間30分のルートらしい。(それを4時間30分で歩くmasaさんの健脚ぶりが判ります。)

この方におK3が40分のペースで草すべりを登った事を褒められる。
本人は褒められてまんざらでは無い様子である。

帰りは表コースを採ります。浅間を背景に特徴のある岩を。 槍ヶ鞘で浅間に別れを告げて下山開始です。
下り始めてすぐの所にシェルターが有りました。
そう言えば鬼押出でも所々にシェルターが有りましたね。
下山路の様子です。
どうも登りにこの表コース、下山に中コースの方が良かったかなぁ。
表コースの最後に小さなコブへの登りが有りました。 ようやく登山口に到着です。満車状態だった駐車場は10台程が残っているだけです。周回する人は数パーセントと思われる。
チェリーパークラインを下っているとナビに菱野温泉なる表示が。
寄ってみることにした。

薬師館というかなり年季の入った旅館であったが、日帰り入浴も可能だと言うので入ってみた。値段も500円と手頃である。

途中で1名入ってくるまで風呂は貸し切りであった。

うぅーむ、風呂も外観通りの年季のはいったもので、渋いというか何というかコメントが難しい・・・。(笑)
浮島風呂と名付けられた風呂へは薄暗い洞窟状の岩肌剥出しとなった通路を通って行くのだが、なかなか期待感を抱かせる演出である。

浮島風呂は冷・温2つの浴槽があり冷泉の方も入ってみたが、地下水の温度の為かなり冷たく、足がじんじんとして感覚が無くなりそうになり数分であがって温のほうへ。

少しカビくさいのが難点かな。

おK3も苦笑いであった。

地元のベテランハイカーも驚く健脚であるmasaさんの記録を参考にする時は20%ではなく40%加算とすることにしよう。

何のことは無い一般ハイカーのCTより少し短い程度の我らであったので、結局あわよくばの東篭ノ登山等は全く無理であった。

湯の丸に行く時にでも一緒に登りましょうかね等と思っていますが、よく調べておかないと無理な計画を立てかねませんね。反省!

帰りは小諸インターへの方向を間違えて佐久インターから高速に乗った。

何処からでも高速料金は1,000円なのでその恩恵に与る。

 

おまけ (出会った高山植物)

ハクサンコザクラ(下段左)他。
下山路に1輪、可憐な百合の様な花がポツリと咲いていたのが印象的でした(下段中、右)。


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