御飯岳

【登った日】  平成21年 8月 9日(日)
【天  候】  曇り時々雨
【山の名前】 御飯岳(2,160.2m)
【時  間】    9:00〜11:50
【同行者】   おK3
【コース】      駐車場〜毛無山〜御飯岳〜毛無山〜駐車場

今日の予定は毛無峠を基点としてまずは御飯岳をピストン、そして破風岳、土鍋山をピストンの予定で早朝より出発し
9:00には登山を開始した。

今日の天気予報は日中は曇りであるので、あわよくば頂上到達時に晴れ間が有ればと一縷の望みを・・・。
今回からおK3のキャミー号が昇天したデミオ号に代わり新登場である。(これからはやっと4WDの恩恵に与る事が出来る。)

Map

駐車場の様子である。我々を含めて4台。(1台は車内に人が居たが降りてこない)。隣の2人組は雨模様にどうしようかと相談中であった。
それではお先にとまずは御飯岳ルートから登りましょ。
正面の鉄塔の間を抜けてその上に見える毛無山を目指します。
この鉄塔は旧小串硫黄鉱山の鉱石搬出用のものです。廃坑になった鉱山ですが、一時は2000人もの人々が暮らしていたそうです。
ハイマツが網で囲われていました。
ここも鹿の食害かなと思ったら・・・・。
何でもホシガラスに実を食べられないようにとのこと。
崩壊地は何とか食い止めたいものです。
濃霧の中、毛無山頂上付近ですが・・・・。 山名板等は無く、ケルンが積まれてありました。
毛無山から北北東に背丈の低い笹原を行きます。なだらかな斜面です。
途中から雨が大粒になったのでおK3は上だけ雨具を装着。
ハイトスは手抜きで傘を取り出す。(風が強くないのでこれで充分)
途中から樹林帯となりちょっと急登も有ります。
ここで単独行の下山者に会う。「早いですね」と言うと昨日は車中泊だったそうです。先着3台の内の一人ですね。
画像左端あたりが御飯岳山頂と思われます。
この時は何故かこの方面の霧が晴れていた。
この後背丈の高い笹原を過ぎると御飯岳山頂に到着です。
何にも見えません。とりあえず昼食としましょう。
笹原は刈り込んであり、登山道が見えますので薮は漕がなくて済みました。ただし笹の背丈は高かった。 下山時の登山道の様子です。頂上周辺は地形図でも判るようになだらかな場所で、歩きやすい道でした。
毛無山のと鞍部を見下ろしています。瞬間霧が晴れました。 毛無山頂上付近まで戻ってきました。真っ白白〜です。

駐車場まで戻りますが、他の3台はすでに撤収した後で、我々の車のみがポツンと取り残されておりました。
雨は降っているは、おまけに霧が酷くて視界10m〜20mといった所です。
「さぁ次は破風岳と土鍋山だよ。」といってみたもののおK3は「こんな天気じゃ嫌だ」と言い出す。
「せっかく早起きして来たのだから」と宥めるが、雨は降ってるし、霧が酷くて何も見えないからつまらないと言う。
なるほど仰るとおりですね。そんじゃぁ今回は撤退しましょうかね。
ハイトスだけ単独で行くと2時間程なのですが、こんな場所で1人で2時間も待たせるのはちと気の毒である。
そこで折衷案で黒湯山へ行くことにして、1時間だけ駐車場で待ってもらうことになった。

実は今日は御飯岳、破風岳、土鍋山を回った後に時間があれば黒湯山も寄ってこようと事前に地図だけは準備してあったのだが
これが役に立った。

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黒湯山

【登った日】  平成21年 8月 9日(日)
【天  候】  曇り時々雨
【山の名前】 黒湯山(2,007m)
【時  間】    12:15〜13:10
【同行者】   単独
【コース】      駐車場〜黒湯山〜駐車場

黒湯山は薮が予想されるのでおK3は最初から行く気無し。
1時間で戻ると言うと「車で待ってるからあわてなくてもいいよ」とのこと。

登山ルートは今回のルートの他に、山頂より南西の道路がくねっている場所よりなだらかな斜面を北進し、
尾根に着いたら東へと言うルートを前々から考えていた。
しかし急遽登ることになったので車を安全に止められる事から今回のルートにした。

黒湯山登山口にある広い空き地に駐車する。後方が登山道。 登山口を登り始めるハイトス(画面中央よりやや右下)。おK3撮影
撮影された場所から東側の斜面一帯を撮す。 笹と灌木の中に踏み跡が有ります。
途中でお椀を伏せたような、たぶん笠ヶ岳がガスの合間に見えました。 開けた場所に出るとホットする。目指す黒湯山頂上が目の前です。
ここからが大変、急に根曲竹と思われる背丈の高い笹だか篠竹の様なものに登山道を覆われる。 これじゃ何処がルートか分かんないよぉ。2mを越える根曲竹に埋没しちゃうよ。等と泣き言ってる場合じゃない。でもまいった。おK3を無理に連れてこなくて良かった。それこそ大騒ぎになるところだった。
こんな場合は下に潜る。下には踏み跡がくっきりと付いている。
腰をかがめて薮の下を潜水艦の様に進む。
知らない人が見ると熊か何かが動いている様に見えるだろう。
すると段々前方が明るく開けてきた。
空き地に飛び出すとそこが頂上だった。山名板が二つ。積雪時の事を慮ってか木の高い場所にくくりつけてあった。(マウスを置いてください。)
三角点の側に古い大きな山名板が有ったが、白ペンキがはげて文字判読不能であった。(なんて書いてあるかは容易に想像は付くが。)
戻りは登り時の笹を振り分けた形跡が残って居るのでルートを探さなくても良い分楽だ。

下りは根曲竹を掴みながら斜面を下った。

しかし身長を超える笹と言うか根曲竹の薮を漕いだので、雨に濡れるよりも余計に露を浴びて全身が濡れてしまった。

這々の体で薮を抜け、斜面をくだり登山口が見える開けた場所まで戻った。

見るとおK3の車が見える。

約束通り1時間以内で戻れそうである。

「急がなくていいからね」と言われても中々そう言う訳には行かないことを知っている。

登山道が覆われてちょっと困る場所はほんの一寸の間だけです。
しかし薮に慣れていない人はやめておいた方がいいかもしれません。

今回は両山とも山ビルはいませんでした。

今日のお楽しみ、二人ともお気に入りの万座温泉です。
豊国館の日帰り入浴を利用しました。(ハイトスの格好があまりにもキタナイのでおK3の後ろに隠れて受付をすませる。)
お湯の質は文句なし。500円です。
湯治が目的の場所ですので日帰り温泉施設の様な設備は一切有りませんが、源泉を楽しむのは良い場所です。
露天風呂が深い浴槽で、広く、特に気に入りました。

満足してしまって写真を撮るのを忘れてしまいました。

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