杏ヶ岳
【登った日】 平成21年 2月 22日
【天 候】 晴れ
【山の名前】 掃部ヶ岳(1449m)、居鞍岳(1340.1m)、杏ヶ岳(1292.3m)
【時 間】 10:15〜17:15
【同行者】 おK3
【コース】 湖畔の宿の駐車場〜掃部ヶ岳〜居鞍岳〜掃部ヶ岳〜杖の神峠〜杏ヶ岳〜杖の神峠〜湖畔の宿の駐車場
榛名の未踏峰を訪れるべく計画を練ってみた。
前回掃部ヶ岳登山時は榛名湖南面の外輪山を回ったため、居鞍岳と杏ヶ岳は後日にと思っていたが、思っていたよりも
早く訪れることが出来た。
湖畔の宿の駐車場です。
我々が到着時は2台でしたが、準備をしているともう1台が到着です。 その車から降りてきた男性が近づいてきて「これから何処へ登るのですか?」と聞かれるので「掃部ヶ岳経由で居鞍岳と杏ヶ岳です。」と答える。 すると「すごいねぇそんなにいくんだ」との事でした。 何でも今朝は浅間隠に行こうと思ったら途中で道路が凍結のため通行止めとなっていたのでしょうがなく榛名湖に来たそうです。 我々が「先週登った時は道路には全く雪が無かったのですが・・・」てな会話を交わして「お互い気をつけて登りましょう」と分かれます。 何でもこれから烏帽子岳へ登ることにしたそうです。
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前に立つと湖畔の宿のメロディが流れます。ここから直接掃部ヶ岳へ登るつもりでしたが雪で踏み跡も解らないので諦めました。 | 前回同様国民宿舎の脇から登山道に入る前に、今日は寄らない硯岩をズームで。 |
掃部ヶ岳への登山道は結構雪が残っています。 | 頂上手前の展望の良いところで。1/3の湖面が溶けた榛名湖です。 |
掃部ヶ岳頂上です。
頂上では若い男女5人のパーティが昼食の準備中でした。 最近中高年(我々もそうなのだが)のハイカーが多いので、今回の様にどう見ても20代の人たちのグループが珍しく見えます。 さて、今日は長丁場の割には出発が遅いので、ゆっくりともしておれません。 小休憩のみで居鞍岳へ向かいます。 彼らの何人かは「おっさん、おっさん、そっちは杖ノ神峠じゃないよ」と心の中で思っていたかどうかは定かでは無いが、不思議そうな顔をしていたことは確かであった。 |
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真新しい、たぶん昨日あたりの一人分のトレースが有ります。 | 間違いやすい箇所には矢印が。足跡とあわせ助かります。 |
林道と合流した先あたりで居鞍岳の頂上が見えてきました。 驚いたことに運動靴の単独行の男性にすれ違いました。目が点に。 |
居鞍岳に到着です。ここでゆっくりと昼食を摂ります。 |
ここには三角点も有ります。 | 戻りは掃部ヶ岳頂上付近を巻けるのですが、雪で踏み跡が分からないので断念し、再度頂上経由で杖ノ神峠へむかいましょ。 |
なだらかな笹原の下りです。西へ西へと向かいます。 | 地蔵岩という道標です。どれがそう? |
木が邪魔ですが、なるほどそう見える。おK3はそう見えないと言う。 | 西峯に着きました。このあたり進行方向左側は急峻なガケです。 |
西峯はそこそこの展望が有ります。三峰山が正面真ん中に見えます。 ※2010/01/13 正面真ん中の山は幡矢ヶ岳でした。 |
鉄塔管理用道路 600mだそうです。杖の神峠へ進みましょ。 |
耳岩に到着です。
岩の側面に赤ペンキで矢印が。 本ルートがこの岩を登るものだと解釈し、慎重に岩に登ります。 幅が狭くて雪がつもっているので慎重に登ります。 所々木が有るので慎重に登れば危険は有りませんが、一般道にしてはおかしいなと思い始める。 |
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耳岩の頂上ですが、岩の縁にロッククライミングの人たちが残した真新しいボルトが。怖くて縁まで行けませんので写真だけ。 | 真後ろの耳の片方を真下から撮影。 岩の上では雪が無いので、軽アイゼン装着のままでは不安定でした。 |
反対側に降りられると思っているので、写真を撮っている間におK3に調べてもらう。
「なんか行けそうに無いみたいよ。」 自分でそうは言ってみたものの行って調べる気にはなれない。 戻って下の巻き道を通ろうと言うことになった。 このバンド状の降下中におK3が手を貸せと言うのでゆっくりと振り向くと、なんと自分のザックが岩に当たり、自分の体がガケ側に少し押し出された。 一瞬ひやりとしたが、危ない危ない。 画像は安全地帯まで降りたおK3である。 |
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又しても道標に鉄塔管理用道路なるものが。杖ノ神峠へ。 | 急斜面を降りきると前方に林道が見えました。 |
お地蔵様と石祠です。 | 林道の反対側には杏ヶ岳の登山口が。 |
北斜面の雪は良くしまっていますので歩きやすい。 | 最初のピーク鷲ノ巣山に到着です。鷲が沢山いるのかしらん。 |
この後いくつかのピークを越える。あれがそうだ、これがそうだの期待を裏切られて先へ行くと・・・。 | 祠のあるピークに。ここがほんとに杏ヶ岳かと思ったら山名プレートが有りません。「ひょっとして隣のピークがそうなのかしら。」とおK3。「じゃあここは”まえすもん”だね」と勝手に命名している。 |
杏ヶ岳にようやく到着です。 | 雲行きが怪しくなってきたので写真を撮って急いで戻らなくっちゃ。 |
先々週に訪れた榛名山神社と天狗山、鐘原ヶ岳が一望出来ます。 | 戻りの最後の急登を木の根を掴みながら登ります。 |
杖ノ神峠へ戻って耳岩をズーム。確かに猫の耳みたいですね。 | 後は駐車場まで車の通らない林道をテクテクと。 |
今回は思ったよりハードだった。
特にすぐそこに見えた掃部ヶ岳から杖ノ神峠までが思った以上に時間が掛かってしまった。
耳岩では岩に登るのが本ルートだと思いこんでしまい、味あわなくても良いスリルを味わってしまいました。
予定より1時間オーバーで駐車場に到着です。
疲れましたが予定コースを完遂できて満足です。
実は時間が余れば帰りに臥牛山と蛇ヶ岳に寄っていきたい等と甘い考えで居たのだが、とてもとてもである。
又の機会にゆずるとしよう。