○ 行道山

【登った日】 平成21年1月24日
【天  候】 晴れ
【山の名前】 両崖山(285.4m)、大岩山(313.6m)、行道山(石尊山)(282m)
【時  間】 09:00〜16:10 (バス乗車 16:15〜16:40)
【同行者】  おK3
【コース】 織姫神社駐車場〜両崖山〜大岩山毘沙門天〜行道山〜馬打峠〜藤坂峠〜厳島神社(名草巨石群)〜上名草BS〜足利市役所前BS

冬場の近場低山巡りは続きます。
先週訪れた大坊山、大小山よりも桐生に近い行道山に行ってみることにしました。
織姫神社から行道山経由で名草巨石群まで尾根歩きで足を伸ばせそうです。
しかし、巨石群の厳島神社から織姫神社までの14kmをどうやって戻るかが問題である。
何とWEBは便利な道具でして、探してみると佐野市営バスが名草経由で運行しているではないですか。(本数は少ないが)
名草から足利市役所方面へは1日4本の運行で、午後は16:15と18:24の2本である。
16:15に合わせて山行計画を立てる。(珍しく各拠点ごとへの到着予定時間表など作ってみた。)
今回は距離が長いので途中で時間が無くなった場合は、巨石群を諦めて藤坂峠で上名草BSに向かいましょ。

Map

織姫神社駐車場から階段を上って本殿に参拝します。
人が近づくと関知センサーが働き雅楽が聞こえてきました。
織姫神社公園の機上山(はたがみやま)山頂古墳です。
せっかくなので階段を上って立ち寄ってみました。
展望台に着きました。東方向には先週登った大坊山、大小山が。 都心の高層ビル群がはっきりと見えました。展望台は10人ほど。
おK3が途中で道を横切る大きな猪を発見。かなり大きかったらしい。
両崖山に到着です。古墳でうろうろなどしていたために40分以上掛かってしまいました。小休憩のみで大岩山へ向かいます。
途中で念仏供養尊にお参り。
登山道より5〜6mほど降りたところです。
屋根付きでしかも毛糸のマフラーと帽子が。暖かそうである。
緩やかな山道を歩いていくと・・・大岩毘沙門天に到着です。 中門です。阿吽像が年代を感じさせます。
 
阿形像と吽形像です。 案内板と樹齢600年の大杉の様子。大きすぎてカメラに収まりません。
本堂に参拝するおK3。

おK3の左隣の人は歩行ペースが我々とほぼ同じだった単独行の方です。(ハイトスではありません。)

抜きつ抜かれつで結局仏法僧峠までほぼ一緒でした。

この毘沙門天は京都の鞍馬山、奈良の信貴山に並ぶ日本三大毘沙門天のひとつだそうです。

毎年大晦日に行われる奇祭「悪態祭り」が有名とのことでした。

何から何まで古さを感じさせる古刹です。

大岩毘沙門天を後にして行道山へ向かいます。 大岩山に到着しました。関東ふれあいの道の石柱とベンチが有ります。
大岩山からは15分で石尊山(行道山)見晴台に到着します。

画像の様に多くの人が景色を楽しんだり、休憩したりしております。

もちろんお楽しみの昼食を摂る人も多いようです。

どうも皆さんここが目的地の人がほとんどのようですね。

この先は浄因寺へ向かうか、織姫神社へ戻るかと言うところでしょうか。

栃木の山という案内書には浄因寺と織姫神社のコースが紹介さていました。

低山の割には四方の展望はよかった。

展望1:赤城山。 展望2:袈裟丸と皇海山です。おK3に説明しているとそれを聞いていた誰かが後ろで、「ほうあれが皇海山かい。」と言ってました。
展望3:男体山は上部が雲で隠れていました。女峰も見えますね。 展望4:真っ白な浅間はひときわ目立ちます。
石尊山(行道山)見晴台を後にしてからは途端に人影が無くなります。

時間が予定をオーバーしています。

さてどうしようか?寝釈迦見物をカットしようかどうか。

せっかくだから早足の小走りで行けば良いのでは。

仏法僧峠にザックとおK3をデポし、浄因寺方面に走り下り寝釈迦見物にいって来ます。(10分も有れば行けます。)

そもそもこの下っている道が関東ふれあいの道なのですね。

仏法僧峠から434のピークを経由して行道峠に向かうルートの方が少数派の様です。

寝釈迦と仏像群を拝観して仏法僧峠に戻ります。

往復10分でしたが少し走ったので息が切れました。

関東ふれあいの道を外れると途端に普通の山道です。 等高線の幅の狭い急斜面の下りです。幹に掴まりながら慎重に降りるおK3です。これではハイキングコースとはなり難い。
2カ所ほど解りづらい分岐が有りますので地図とコンパスで確認しながら進みます。所々に目印テープが有ります。 行道峠に到着しました。十字路になっています。
手作り道標に従い馬打峠へ向かいましょう。
背丈の高い篠竹の間を通り抜けて進みます。
なかなか趣のある道ですが、夏は虫がうるさそう。
行道峠と同じ手作り道標です。同じ人が作ったものでしょう。
ありがたいことです。
薄暗い林を抜けると見覚えのある形式の道標が。

関東ふれあいの道に合流したようです。

ここからは前と同じように整備された道となりました。

今回の最終目標である名草巨石群が道標に記載されているので励みになります。

後7.2kmだそうです。

まだまだ先は長い。

 

馬打峠に出ました。舗装道路で丁度車が通っていきました。 環境庁の案内板です。・・・だそうです。藤坂峠へ向かいましょう。
387.9m三角点の有るピークにはベンチが整備されていました。 小さな石祠のあるピーク。やはりベンチが。ハイキングコースですね。
赤い実を付ける植物が下草となり、枯れた色一色の山道を緑で彩ります。 藤坂峠に到着です。さて上名草BSへはアスファルト道路を歩けばいけます。名草巨石群へ寄る時間は厳しそうですが。どうしようか。行くだけ行ってみましょ。
426のピークへ向けて出発です。おK3はさすがにバテて来ているようです。今日は休憩が少なく歩きづくめなので少しきつかったか。 南方向の今までで歩いてきた山々を振り返ります。
巨石群は難しいかなぁ〜。何とかあるかなぁ〜。
最終目的地まであと少しであるが、時間は微妙である。
上名草BSは「県道名草・坂西線」の文字の西のあたりで有ろうと思われ、残りの距離と時間を逆算してみる。どう見ても奥の巨石群はだめそうである。
厳島神社方面への最後の分岐です。ベンチも有りますが休憩なし。
この先で単独行の男性とすれ違う。「すごいねぇー」と言われたが何がすごいのか分からない。それよりも15:00を過ぎたこの時間にこの場所でこれから何処へ向かうのだろうか?不思議である。
名草巨石群の分岐へ出て神社に向かいます。おK3はバテて入り口にデポ。一人奥の巨石群に向かいますがやはり時間切れはどうしようもなく、途中で引き返し神社の石を見ておしまいになりました。 この橋を渡ってみたところが御供石だそうです。
胎内くぐりが出来るらしいのですが、ゆっくりと見物している時間が無いのが残念です。
厳島神社。巨石の上に建てられています。 足利市教育委員会の説明板。国の天然記念物なのですね。
弁慶の手割石。割れたときのピシッという音が聞こえそうです。 巨石群の入口には立派な厳島神社の鳥居が建っていた。
後は舗装道を上名草BSまで急げ急げ。道路脇に石祠発見。
横には名草小まで5kmPTAだそうです。???
上名草BSです。このあたりかな?この辺かな?と探しながら歩いているうちにおK3が発見。自販機のコーヒーなんぞ飲んでるとバスは時刻通りにやってきました。(バスはこの裏を回ってユーターン)

バスの乗客は我らのみ。
運転手さんの話だと、朝に名草まで来て織姫神社に向かう人がいるそうです。
我々と逆コースですね。
その方が日没の時間以外は気にしなくて良いのでいいかもしれませんね。
バスの運転手さんは「途中で給油に寄ってもいいですか?」、我ら「いいですよ」。のんびりムードである。

今日はそこそこ長距離を、しかもバスの時刻に合わせたスケジュール通りに進行した為今までのように好きなときに休んで、好きなときに食べて、飲んでと言うわけにはいかなかった。

計画におK3指数をほとんど加味しなかった為、少しきつかったかもしれない。(トータルで40分ほどの余裕を見ただけ)
このコースはそれほど大きなアップダウンも無いので大丈夫かと思ったが、やはり計画に無理があったようだ。
本人曰く「長距離は大丈夫だけれども一定のスピードを要求されると困る」そうだ。 ラジャーである。

今回は巨石群の奥の見物は出来なかったが、概ね目的は達したので良しとしましょ。

尚、本来行道山とは浄因寺の山号で、転じてこの一帯の山の呼び方になったと言うことです。

 

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