○ 飛駒三山
【登った日】 平成22年 5月 9日 (日)
【天 候】 晴れ
【山の名前】 要谷山(401m)、のこぎり山(626m)、多高山(608m)
【時 間】 9:00〜17:30
【同行者】 単独
【コース】
根古屋森林公園〜要谷山〜永台寺〜のこぎり山〜鉄塔1〜624.6峰〜鉄塔2〜桐生市基準点〜535峰〜多高山〜根古屋森林公園
飛駒三山とは、飛駒盆地を囲むように東西と北に見える要谷山、多高山、のこぎり山の3つの里山の事をいいます。
このうち多高山は以前に老越路峠からのルートで登った事があるが、この山だけだとほんの1時間ほどで廻れます。
今回は他の2山と合わせ飛駒盆地を中心に反時計回りで周回してみることにしました。
参考はあにねこさんの記事で、そのものズバリ飛駒三山でそのまま後追いでいけそうである。
当初は皆沢の集落から三角点のある624.6峰へ適当な所から取り付き、戻りは県境を南下するコースを考えた。
しかし、せっかくこの稜線を歩くなら縦走(いい響きですね。)してみてはどうかと思ってしまった。
距離がありそうなのであにねこさんのようには歩けないが、+1時間を見ておけば日没が最近は遅くなって来ているので大丈夫であろう。
Map
根古屋森林公園に駐車します。公園ですので広い駐車場があります。 | 公園から見た要谷山。最初に登ります。 |
のこぎり山。 | 多高山。 |
のぼり口に「いけづきの道」と「するすみの道」の分岐が有りますが、いけづきの道を行きます。
いけづきとするすみといえば日本史上でも有名な名馬ですが、ここ飛駒はこれらの馬の産地であると言うことらしいです。 残念ながら他の地でも両馬の産地であると主張がなされているとの事ですのでその真贋は定かではありませんが、地元の自分としては飛駒と言う地名からしても名馬の産地であったと信じたい。(^^) 飛駒の山の自然のなかで悠々と生育した両馬が宇治川で先陣争いをしたなんてロマンが有りますよね。 地理的な事を勘案しても飛駒説が有力と思われ支持したい。 いけづきの道はキャンプ場の中を通り抜け、整備された道となります。 |
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緩やかなファミリー向けの登山道です。 | こんぴらの道と合流し、展望広場へと向かいます。 |
金比羅宮。 | ひと登りで山頂ですが、展望は多高山が見える程度。 |
山頂からするすみの道を北に尾根伝いに進みます。 石祠の先からは左方向にしばらく下ります。 |
すると立派な林道に出ます。 |
するすみの道を道なりに進むと元の公園に出ますが、この地点の分岐を西に向かい鳥谷戸の集落方面に向かいます。 | のこぎり山へは永台寺から登ります。 永台寺入口には推定樹齢400年のクロマツの大木が。 |
永台寺の仁王門には阿吽の仁王像。 | 本堂の左側の適当な場所から斜面に取り付きます。 |
そのうち踏み跡がどこからともなく現れ辿ると・・・。 | 石祠と石灯籠が。今日の安全祈願をしてさぁ行きましょうか。 |
種類は判りませんが、ツツジが満開でした。藤の花も散見出来ます。 | 振り返ると飛駒盆地が一望できました。 |
露岩が点在する尾根。 | のこぎり山の最初のピークへの登り。少しきつくなってきた。 |
登りきるとそこには石祠が。台座には世話人とあったので最初は寄進者の人名かと思ったら、寺沢、黒沢、鳥谷戸と麓の集落の名であった。 | のこぎり山の真ん中のピークから北方向をみる。 これから向かう送電鉄塔が見える。奥に見えるのは野峰だろうか。 |
真ん中のピークから進路を左手に取り626峰方面に向かうのだが、この斜面が降りられない。少し戻って降りようとしても崖にでてしまう。 結局少し先まで進みこの急斜面を迂回した。無理に方向だけで突き進むと危険な場所である。画像は次のピーク。ここは左に巻く。 |
地形図の626m地点。 この辺りがのこぎり山の頂上なのであろうか。 なんかこの周辺では急に踏み跡やら目印テープが出てきた。 |
先に進むと石祠。 | 626地点以降は歩きやすい尾根歩きとなります。 |
送電鉄塔に着きました。 | 718峰は巻いて西の尾根に進みます。 |
雑木のなだらかな尾根歩きとなります。ツツジがいっぱい。 | 624.6の三角点は見逃したようです。周回路2つ目の鉄塔です。 |
2つ目の鉄塔を過ぎたところではツツジの群生が。 | 県境のピークには桐生市の基準点が有りました。 |
県境に沿ってツツジを見ながら稜線を行きます。 結構綺麗ですよ。 |
535峰への登りは急傾斜。灌木を掴みながらよじ登る。 はぁはぁと息が切れてしまう。 |
MHCの535mの標識。県境はここまでで、これからは南東に下る。 裏には「県境踏破隊 yamaga1ban 」と有りました。ここで1本。 |
ここからは尾根の分岐が多くなるので気を付けなくちゃと思っていたらこの石柱に「右」とあるのでついつい?右に行ってしまい戻る羽目に。 |
多高山の台形の山頂が見えてきました。疲れてきていますね。 あとは下って、あそこに登って、ゴルフ場に下るとゴールだ。 |
最後の急登の前にこんなに下るなんて、なんて勿体ない。と思ってしまいます。あれホタテ石は気が付かなかったぞ。?注意力散漫か。 |
幸い日没には時間もタップリとあるのでゆっくり登ります。バテてます。 | 多高山山頂の様子。 |
クラブハウスに向かってゆっくりと下山。途中に岩場があります。 | 頭部が欠けたお不動様。 |
下山途中に午前中に踏破したのこぎり山が見えました。 | クラブハウスの駐車場に出ました。車がまだ何台か残っています。 |
車道からズームで撮った藤の花。 今回山中の所々で見受けられました。 |
テクテクと車道を歩き、出発点の公園に戻りました。 鯉のぼりと多高山。夕日が傾いてきています。 |
結構疲れましたが目的達成で満足です。
8.5時間
16.895km
思ったより藪が無かったのが意外でした。
やはり里山の稜線は歩く人が結構いるのですね。