○ 奈良部山 (小戸川登山口)

【登った日】 平成23年11月12日(土)
【天  候】 晴れのち曇り
【山の名前】 奈良部山(985.4m) 丸岩岳(1127m)
【時  間】 9:10〜14:35
【同行者】  桐生みどりさん、あにねこさんKさんげきさかさん、おK3
【コース】  林道地点駐車場〜奈良部山登山口〜奈良部山〜1043m峰〜丸岩岳〜(イチロー新道)〜熊鷹登山道出会〜林道地点駐車場

紅葉も徐々に里山まで降りてきたようである。
奥多摩が良さそうであるという情報により高水三山近辺の周回を計画していたのだが「やまの町桐生」のKさんから奈良部山へ行くがどうかと打診を受けるとあっさり地元の里山に変更となる。
早い話が今回予定の行き先についてはそれほど強い思い入れで決めている訳では無いと云う事である。
やはり地元の山なのでアプローチの近さは魅力であるし、6人という大人数?も久々で楽しそうである。
丸岩岳とセットであるが、先に奈良部山だというではないか。これは面白そうである。
小戸川登山口から奈良部山への直登ルートを4種類ほど想定し地形図に予想路を書き入れて準備OKである。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平21業使、第522号)」

小戸川の林道終点地点に駐車。10台は停められる広さがある。
正面は熊鷹山登山道への入り口である。
奈良部山へは左手の作業道を行く案が有力である。
なんと奈良部山への手作り道標があるではないか。
今回4種類ほど直登ルートを想定してきたが、先人がこのようにしるべを残してくれているので辿ることにしましょ。4種類の内の一つです。
作業道を100mも行かないうちに左の沢に降りるように促される。
あにねこさんを先頭に踏み跡のあるような無いような場所を降りる。
降りた沢にはこのような道標。
間違いなく目前の急斜面を登れと云っている。
踏み跡はジグザグに切られていて思ったよりきつくはない。 大木を見上げる桐生みどりさんとげきさかさん。何の木でしょうかね。
稜線はすぐそこに見えます。急登もそろそろおしまい。 これら一連の道標ですが、結構年月が経過しているようです。
稜線に出ました。気持ちの良い尾根ですね。 尾根にはチラホラと紅葉が。紅葉写真を撮るあにねこさんを撮る。
こちらの方向は逆光なので綺麗に撮れないと言い訳。 いかにも晩秋の里山ですね。まばらな雑木の尾根は秋色です。
稜線に出てからは緩い登りが続きます。主尾根に合流し右手に進む。 そしてあっけなく奈良部山頂上です。山名プレートは3枚。
山頂で一休憩後奈良部山主稜線を丸岩に向いましょ。 稜線上でも色づいている木が多く見られます。
暖色系グラデーションがいいですね。 小戸川登山口へ伸びる北東尾根への分岐目印と思われる。
この尾根も今回の候補の一つであった。歩いている人がいるのですね。
この岩は本来は西側に捲くのだが桐生みどりさんが何のためらいもなく直登するのでついついふらふらと。 女性陣2名、岩場を慎重に降りる。
振り返ると奈良部山が。 背丈の低い笹が目立ち始めてきた。
左手に並行して走る林道が見えました。
3年前はこの林道に出て暗い道を何キロも歩いたのですねぇ。
皆でどう読むのかと盛り上がる。
山部さんの良奈という名の娘さんだよなぁきっと。
広い尾根をテープに導かれながら分散歩行するメンバーである。 石祠が傾いていて今にも崩れそうですが何とかとどまっている。
石祠から少し登ると丸岩岳頂上です。
大休止。ランチタイムです。色々出てくるものは遠慮無くいただく。
ついつい食べてしまい満腹となったところで撤収です。
今日は熊鷹は行かずにこのままイチロー新道を下る事になりました。
イチロー新道の下りは結構急な所もあり滑りやすいので要注意です。 淡い色も好きです。
なんとまぁ良くこれだけ赤くなれたもんだ。 低山なのに白樺が混じっていますよ。
所処で写真を撮りながらゆったりペースで下ります。 やっぱり背景は青空がいいなぁ。
イチロー新道はほぼ真東に下るのかと思っていたのですが、940m辺りで北北東に向きを変え登山口とは遠くなる方向へ下ります。 針葉樹の植えられた尾根に着くと沢音も聞こえて来ます。
ここで今度は大きく一旦南へ下ります。桐生みどりさん曰く、この先尾根をそのまま進むと突き当たりはガケになり進めないそうです。
落ち葉の斜面を滑らないようにゆっくり降りていくと・・・。 熊鷹山登山道と合流。丸岩岳への分岐を示すプレートが多数。
11本の杉。たぶん11本の杉の大木があったのであろう。 仙の滝。
マンガン鉱の坑道跡らしい。一応フラシュを炊いて中も撮してみる。 渓流を見ながら下る。
五段の滝。 ワサビ田。
まないたの滝。どれがまな板なのだろうか・・・と皆で想像。 駐車場が見えました。我々の2台だけのようです。

奈良部山への直登ルートも歩けたし、綺麗な里山の紅葉も楽しめたし、大満足な一日でした。
奈良部山の南南東の尾根はリベンジしたいルートなのでこの山は近いうちに再訪することになるであろう。
その時は黒沢から稜線を登り、復路は山頂からの南南西尾根を下りたいと思っている。

今回もいつもながらあにねこさんから拝借した写真が数枚あります。


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