○ 千部ヶ岳
【登った日】 2018年 1月 28日(日)
【天 候】 晴後曇
【山の名前】 千部ヶ岳(572m) 剣ヶ峰(543m) 出流山(417m)
【時 間】 8:25〜14:40
【同行者】 おK3
【コース】 出流町公民館〜千部ヶ岳遊歩道入口〜千部ヶ岳〜660m峰〜剣ヶ峰〜出流山(417m三角点峰)〜出流町公民館
出流町の満願寺を長方形に囲む尾根がある。
かれこれ5年以上前に候補としてリストアップしていたのだが忘れ去られていた。
先日あにねこさんがこの周回をされた記事を拝見して思い出した。
他にもすでに野球親爺さん、たそがれさんが剣ヶ峰を含めた周回をされている。
遅ればせながら長らくペンディングとなっていた計画を実行に移すことにした。
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。((承認番号 平24情使、
第654号)」
出流町公民館に駐車させていただく。 他には利用者はいない。自宅から1時間20分である。 |
氷点下の車道を蕎麦屋を横目に見ながら登山口まで歩く。 千部ヶ岳遊歩道の案内板と遊歩道入り口の道標が目に付く。 |
所々木階段が。無い場所は適当に登ってゆく。 先日の雪が溶けずに残っている。 |
山の神。 |
山の神の看板の裏に続く登山道。 | 展望台まで600m。 |
雪の為か踏み跡があるような無いような。最短距離を登る。 | ピークが見えてきた。ずっとなだらかな登りである。 |
露岩のピーク。 | 千部ヶ岳護摩壇の跡。なるほどなるほど。千部のお経ですか。 |
護摩壇跡から数百メートルほど歩くと・・・。コンニチハ!。 | 裏には千部ヶ岳の文字が。なんと山名板でした。 |
頂上からの眺め。ところが木が邪魔で好展望とはいえない。 | 日光連山も見えたが画像では判りづらい。 |
頂上から西に進むとこのような道標。 | 林道片角観音入に飛び出した。 |
林道を滑らないように暫く歩くと分岐。正面の尾根に取り付いて656m三角点峰を目指しましょう。 | 三角点峰は二つ目のピークであると思い込み地図も見なさず、コンパスもセットしないで植林の斜面を突き進む。 |
横切る作業道もちょいと利用させてもらって・・・。 | ひたすら二つ目のピークを目指す。 |
ピークに到達した。さて三角点はどこでしょう。 うろうろ探し回るが見つからない。雪の下に埋もれているのだろう。 でもおかしいな、国土地理院の三角点を示す標柱も無かったなぁ。 |
と云うことで次の目的地である剣ヶ峰に向けて林道に降ります。 自宅に帰って判ったことだが当初目指した656m三角点峰はこのピークから300m程北東にあったようだ。 |
林道に降り立ちました。 | 剣ヶ峰へと続く尾根の突端。ここでランチタイム。 |
突端には黄色のテープがあるので歩く人もいるようだ。 | あっけなく最初のピークに到達。 |
安蘇の山々を眺める。 | 伐採されている斜面は展望が良いのだが今日はあいにくの天気。 |
稜線を境に植林と自然林の里山にはよくある風景。 | 剣ヶ峰分岐と思われる場所の木の幹にテープが2本。 東の斜面を降りましょう。 |
先方に見える突端あたりの葉を落とした樹木あたりが剣ヶ峰なのでしょう。たぶん。 | 作業道をつききると・・・。 |
先ほど見た樹木が大きく見えてきました。 | そこには石垣と立派な石祠。神社でしょうかね。 |
うーむ。里山の展望である。三峰山や谷倉山方面ですね。 | 先人たちに倣い分岐に戻る。 |
途中トラバース気味に歩き尾根に復帰。 | 屋根の落ちた石祠。重くて持ち上げられそうに無い。 |
市境尾根は快適で歩きやすい。 このまま石祠のある峠まで市境を歩くはずだったのだが・・・。 |
露岩が現れた。この先で市境尾根は南に降るはずである。 しかしその手前の樹木にテープが何本も巻き付けてある。 ひょとしてここを降るのかしら。行って見よう。 |
降っている内に沢の様相が色濃くなりおかしいと気づく。 GPSで見てみると・・・。ありゃま尾根からずいぶんと離れてしまった。 トラバースして尾根に復帰し峠の石祠にご対面。 |
峠の様子。 結構くっきりとした峠道である。 往来があるかどうかは定かでは無いが。 |
峠からはちょいのまで出流山である。 本日最後の目的地。 |
三角点峰である。野球親爺さんの写された山名板は今は無い。 さぁ、後は駐車場までダイレクトに降りましょう。 |
ちょっと急に見えるが最短距離で降りることにした。 | 下りはじめの様子。 |
あれ、だんだん急になってきましたよ。 | そのうちとんでもなく急になってきました。 |
所々大岩もあるし、このルート取りは間違ったみたい。 事前にあにねさんの記事をしっかりと細部まで読んでおけば良かった。 |
斜面の途中に人心地付ける場所に降り立つ。 ここで地形図を見てなだらかな沢方向に降りることにする。 |
ようやく傾斜が緩み沢筋に降り立つことが出来た。 | 水の無い沢は障害物が無く歩きやすい。 |
飛び出したところが丁度公民館の広い駐車場であった。
車は我が隊のものがポツリと1台だけ。 今回は里山の周回なのであるが、何と2度も間違えてしまった。 1つめは目的のピークを思い込みでパスしてしまい、1つめはやたら派手なテープに惑わされて市境界尾根を外れてしまうし。 おや?とかおかしいなと思ったときはちゃんと地形図を確認しましょう。 里山と侮るなかれである。 |
今日一日誰と会うことも無く静かな静かな山歩きであった。
これといって特徴の無い里山ではあったが、最後にちょとスリルのある下りがスパイスとなって結構面白かった。
ロープを出すほどでは無かったがあの斜面で転けると大怪我間違い無いので、最後のルートはお勧めしない。
たそがれさんは山頂から北の斜面を降られたようだが、これといった記述は無かったのでこちらを降りた方が無難かもしれない。
ところで最後の出流山であるが、残念ながら山名板は撤去されたか朽ちたかで見当たらなかった。
あにねこさんの記事によると、地元の方に聞いたところこのあたりで出流山と言えば満願寺をさすと云うことらしい。
とすると417m三角点峰は無名峰なのかもしれない。
踏み跡も無い山なのもうなずけるところである。