○ 谷倉山

【登った日】 平成 24年 4月 29日(日)
【天  候】  晴
【山の名前】 谷倉山(599.4m)
【時  間】    8:25〜11:40
【同行者】  おK3
【コース】    星野河川公園〜芳姫の墓〜谷倉山〜493m峰〜凡天山見晴台〜キャンプ場〜星野河川公園

 谷倉山はこの近辺に2つあるが、今回訪れたのは星野町の標高600mの谷倉山である。
たそがれオヤジさんが今年の正月の初登りに選ばれた山でもある。
3時間たらずの山だと言うこともありまして、午前中にこの山を、午後には県道を挟んだ反対側の三峰山を登ることにしよう。
谷倉山は行きも帰りも尾根伝いで1周するつもりである。
本当は午後も永野川沿いに北上しもう一方の谷倉山を登ろうかとも思ったのだが、いかんせんたそがれさんの747m谷倉山レポでは倒木や藪がそこそこ有りそうであり、おK3の不興を買う事は間違いがなさそうなので至近の三峰山となった。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平23情使、 第548号)」

8時を少し回って星野河川公園に到着。駐車する。
水洗トイレもあります。河畔では釣り人が何人もいて賑やかである。
最初は林道を行く。予定では最初に探検館から芳姫の墓に参ってから348m標高点のピークのある尾根に乗るつもりであった。
林道は二手に分かれるのでここではあえてたそがれさんの轍を踏まず左側に行く。 星野遺跡地層たんけん館が現れた。
時間があれば寄っても良いが今日は2山の予定なので通過。
しばし林道に沿って歩きます。ここで当初考えていたよりも芳姫の墓が探検館から遠いことが分かった。すぐ近くと思い込んでいたのだが。 林道はだんだんと細くなって来ます。
よしひめの墓はこの先だそうです。
地形図の破線道に従うならば直進ですが、芳姫の墓は左に250mとありますので予定通りに左へ。 途中は結構荒れていたり、わかりにくい箇所もありますがご覧の標識に導かれて植林地の斜面を登ります。
登るにつれて勾配がきつくなってきましたが踏み跡はしっかりです。 芳姫の墓です。そしてこのような手製の表記板が。ウゥームである。
踏み跡は墓で途切れている。しかしここまで登ったのであるから戻ることは無い。すぐ頭上に見える鞍部に向かうのだが結構急斜面であった。 ジグザグに登るしかない。しかし距離はわずかだし・・・等と言いながら励ましながら登るのであった。
鞍部に到着。道標には「寒沢ー谷倉山」とあった。 尾根は障害物も無く歩きやすい。
ツツジの木がやたら多いので来週、再来週あたりは綺麗でしょうね。 なだらかな登りの果てには大きな鉄塔が。
谷倉山山頂です。三角点峰です。 山名板は2枚。今日は暑くて山頂ではこれです。Freeは結構好きです。
頂上でおにぎりを1個食べて下山にかかります。
下山途中で地元の山菜採りのオジサン2人に遭いました。
今年は山椒も遅めだと嘆いておりましたよ。
歩きやすい尾根を降って登ると493標高点峰です。
青いテープが目印?。
493標高点の次のピークを西に降ります。いい尾根です。 途中の広い尾根で踏み跡をはずしてしまいコンパスを出して修正修正。
かなり降ったところでご覧のような看板を発見。 三峰山の山並みが見えたが梵天山方面は樹木が邪魔で見えなかった。
見晴台からはそのまま西に降れば最短距離で下山できるのであるがご覧のような中程度の藪である。おK3に打診すると即座に却下された。 濃い踏み跡はやがて確かな登山道となってくねりながら降っていった。
視界が開けた。赤い朽ちた放置自動車の後ろは広場となっており、キャンプ施設に出たようである。 広い車道を下って行くとなんと民家の庭先へ出るでは無いか。
小心なハイトス隊は強行突破出来ずキャンプ場まで戻り他の道を探す。
キャンプ場から北へ林道めがけて降るとご覧のような小さな沼。水溜? 沢を渡りとにかく地形図の林道をめがけて進む。
出た先は畑であったが、畦を歩きなんとか林道に出た。 星野遺跡記念館を車道から見る。
桜の一種?が綺麗な花を咲かせていた。

尾根通しの周回は出来なかったが自分的には結構面白く歩けました。
鞍部の道標にあった寒沢とは往路でたどった沢の事なのだろうか。それとも地域の名前なのであろうか。
この後公園に戻ってベンチでランチを摂った。

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○ 三峰山 (永野三峰山)

【登った日】 平成 24年 4月 29日(日)
【天  候】  晴
【山の名前】 三峰山(605m)
【時  間】    12:20〜16:20
【同行者】  おK3
【コース】    永野御嶽山神社駐車場〜清滝不動〜奥の院〜剣ヶ峰〜権現山〜三峰山〜倶利伽羅不動〜永野御嶽山神社駐車場

 午後は三峰山を、特に前半部の信仰の山御嶽山を参拝をかねて時間をかけてゆっくりと歩くことにしましょう。
まずは永野御嶽山神社の南側にある登山者に解放されている駐車場を利用させてもらいます。
先客は5台ですが、この時間には皆さんもう三峰山あたりから下山する頃でしょうね。
実際他の登山者と遭うことは無く、講の方々と案内の修行者ら神社関係者数人とすれ違うのみでした。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平23情使、 第548号)」

永野御嶽山神社境内の様子。清潔に整然と保たれております。 三峰山里宮のお堂右手奥にある階段から登り始めます。
祖霊殿がありますのでそのまた右奥から山道へと続きます。 最初のうちの山道の様子。
清滝不動。脇に竜神をかたどった水の噴出口が有りました。
せっかくなので味見してみます。少し癖があるかなぁ。
鳥居をくぐって立派なコンクリートの階段を上ります。
しばらく谷沿いの山道を登ると・・・。 普寛堂に到着です。祀られているのは普寛上人です。
ここから石段と無数の祠が立ち並ぶ荘厳な雰囲気の霊場となります。
振り返ると午前中に登った谷倉山が見えました。 弘法大師。神仏混合ですね。
正面に見える石祠群あたりから傾斜が厳しくなってきました。 急な場所にはトラロープが助けになります。
御嶽大神御岩戸の大岩の下に着いたようである。この岩の上で祝詞のような声と鈴?錫杖?の音が聞こえて来ます。修行者でしょうか。
ベンチにはタビが脱ぎ捨てられており、この岩を素足で登ったようです。
岩には鎖が見えました。
何か神事の最中と思われますのでこれ以上立ち入る事無く奥の院方面に向かいます。
山腹をトラバースするのですが、これがまた右側が切れていて腰が引けます。滑り落ちると骨折だけではすみそうにありません。 気を張る場所を通過後は杉林の中の緩い谷を鞍部に向けて登ります。
見上げる上は烏帽子岳でしょうか。杉の中に露岩が散見できます。
鞍部には「三山参道」の標識と奥の院の道標がありました。 左右雑木の気持ちの良い尾根を少し下ると・・。
奥の院です。 3体の青銅像。御嶽三座神では有りませんでした。祀られているのは日本書紀の神話に出てくる神々の像で神皇産霊尊、天御中主尊、高皇産霊尊と台座に記されていました。
鞍部にいったん戻った後せっかくなので烏帽子岳に寄ってみる。
頂上は目印のテープが細木に巻かれているほかは目立ったものはなかった。
あとはなだらかな尾根を東に向かう。
尾根は歩きやすくしっかりとした登山道がしるされている。
地形図上では小さな起伏があるようだがあまり感じられない。 剣ヶ峰の手前あたりにこのような看板が。
この後ずっと鉱山側にはトラロープが張ってありました。 剣ヶ峰からはいったん大きく下ってまた登ります。
今までの尾根は起伏が少なかった分ここはきつく感じます。 だいぶ疲れもたまってきておりペースが上がりません。
登りきって権現岳ですが、標識は見過ごしたようです。
道標が一部割れていて判別不能ですが、事前調査では三峰大神への鎖場ルートだと思われます。もちろんこちらへは行きません。 三峰山頂を目指します。
少々下りますが、このあたりは地形図から読みとれる感じよりは上り下りの傾斜が大きく思われます。
最終分岐まで来ました。後は山頂まで行ってここへ戻って下山です。 山頂までは緩い上りが続きます。
本日の最終目的地である三峰山山頂です。
三角点峰です。
屋根や側部に彫刻の施された立派な石祠。
山頂でのこの一杯がたまらない季節になりますね。
今日は特に暑く夏日に近かった。ちなみに同じキリンですが谷倉山で飲んだFreeのほうがおいしく感じますね。
立ち入り禁止ロープをちょいとくぐって採石場の山肌を見てみる。
うーん鹿沼の武甲山と呼ばれているかどうかは知らない。
下山にかかります。
先ほどの分岐まで戻ったあとは急斜面を下って行きます。
少々くだった所に倶利伽羅不動。 その後も少々荒れている急斜面をどんどん降る。
途中で水がわき出ていてすぐに消えている場所を発見。
飲んでみると清滝不動の水場より癖が無い冷たい水でしたので採水。
しばらく降るとこの様な参道を示す道標。
すると今まで降りてきた場所は参道ではなかったということでしょうか。
道標の示す方向を見上げると浅間大神と思われる場所が。
せっかく行っても鍾乳洞に入れる訳も無いのでスルーしましょ。
降る途中に屋根の欠けた石祠。
最後の急斜面の下り。 傾斜が急に無くなったように緩くなりましたので里はすぐそこ。
石の混じる林道。少し歩きにくい。 山の神の鳥居と祠。
林道から右手に降る小道を見つけたので下ってみると・・・。 駐車場の手前100mほどの場所に飛び出しました。

午前中3時間、午後4時間の山行でしたが、時間以上に疲れた気がします。
三峰山の前半は普段の山行とは異なり全くもって信仰心の薄い自分でも信仰の山で有ることをひしひしと感じさせ、厳かな雰囲気の場所でした。

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