○ 木曽駒ヶ岳
【登った日】 2013年 10月 6日(日)
【天 候】 晴れ
【山の名前】 木曽駒ヶ岳(2956m) 伊那前岳(2883m)
【時 間】 13:20〜16:30
【同行者】 おK3
【コース】 千畳敷駅〜宝剣山荘〜木曽駒ヶ岳〜宝剣山荘〜伊那前岳〜宝剣山荘
中央アルプスの雄である木曽駒ヶ岳は紅葉の時期か残雪の時期かのどちらかに登りたかった。
強行軍で行くのであれば檜尾岳避難小屋に宿泊する1泊2日のコース採りとなるが、現在の我隊には少々ハード過ぎる。
そこで宝剣山荘、木曽殿山荘に宿泊し2泊3日のゆったりとした計画にて実行することにした。
今回当初予定では奥穂高のつもりでいたのだが、やはりこの時期涸沢ヒュッテの混み具合は平日でも一畳3人とのことであるので行く前から滅入ってしまった。
そこで次案である木曽駒ヶ岳に変更した。
幸いにも宝剣山荘、木曽殿山荘共に1人一畳でゆったりと睡眠を取ることが出来た事は良かった。
予定外だったのはロープウェイの待ち時間である。
下りの待ち時間は整理券を発行するくらいで2時間は当たり前の認識でいたが、まさか上りでも整理券発行になろうとは。
桐生を6:00に出発し菅の台バスセンターには10:00前に到着した。
しかし駐車場は満車の様で係員に臨時駐車場へと導かれる。
最終的に駒ヶ根高原スキー場の第二駐車場まで誘導され、そこからバスセンターまでシャトルバスが手配されていた。
バスセンターでも並ぶこと3台目にてようやくバスに乗車。
到着したしらび平駅は観光客と比率的にわずかな登山者がひしめき合っていますよ。
最初の第二駐車場では1時間待ちと言われ、バスセンターのキップ売り場では1.5時間と言われたのであるが、実際は2時間10分も待つことになりました。
初日はそもそも余裕のある過ぎる計画のため何ら問題とはならなかったが、一年で最も混む時期であることを考慮に入れる必要がありますね。
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。((承認番号 平24情使、
第654号)」
菅の台バスセンターバス乗り場の様子。ここから待ちの始まり。 | R/W駅周辺でランチを摂ったりなどしながら2時間10分をやり過ごす。 |
千畳敷駅に到着です。綺麗に色付いていますね。 | ガスが晴れてシャッターチャンス。 |
駒ヶ岳神社が祀られておりました。 | 千畳敷カールと遊歩道。 |
雄大な千畳敷カール。 | 宝剣山がひときわ鋭く切り立っています。さぁ出発。 |
八丁坂と呼ばれる急登。 | 千畳敷カールを振り返る。 |
鞍部である乗越浄土に到着。 | 西方には今夜のお宿の宝剣山荘。 |
しきりにヘリが物資を搬入しておりました。 | 宝剣山荘で宿泊手続きを終えザックをデポします。さぁ木曽駒へ。 |
左手には明日の初っ端の山である宝剣山が厳しい姿で。 | アタックザックをぶら下げて・・・さぁ木曽駒ヶ岳に行きましょ。 |
途中の中岳は捲き道があるようですね。 | 巻かずに登ってみましょ。 |
中岳は岩々の頂上でした。 | 中岳から見た木曽駒ヶ岳。鞍部には頂上山荘。 |
頂上山荘前にはテン場。数張り。 | 木曽駒ヶ岳へ。 |
緩やかな登りです。 | 空も真っ青。 |
左手眼下に木曽小屋が見えました。 | 最後の登りをこなすと・・・。 |
木曽駒ヶ岳山頂です。二人ほど昼寝をしておりました。 | のどかな山頂風景でした。 |
方位板は一切文字が読めず。 | 一等三角点峰です。 |
山頂の祠その1。 | その2。 |
3方向を示す指導標。 | 山頂の様子。お互い写真を撮りあった。 |
下山に掛かります。 | 戻りは中岳の捲き道を行ってみます。結構岩岩のルートでした。 |
そこから見える風景も岩岩です。 | 少々岩場登りを楽しめます。 |
宝剣山荘裏手の石碑まで戻りました。若者達は元気いっぱいです。 | 東に見えるピークが気になるので時間も有ることだし行ってみましょう。 |
最初に見えたピークですが・・・。 | 登山道は巻いてその先へと続いています。 |
3つほどの顕著なピークが見えました。一番奥が伊那前岳でしょう。 | 途中のピークは地形図には勒銘石と記載。石碑がありました。 |
伊那前岳頂上には鉄の棒が一本。 | 三角点峰です。 |
R/Wの千畳敷駅が小さく見えました。 | その遠方には明日縦走する峰々が雲間に連なっております。 |
夕食後に外に出てみるとうっすらと夕焼けが。 | 日没間近です。 |
自分達に割り当てられたのは6人部屋ですが今日の予定は4人とのこと。
相部屋の人たちは遅くなるとかでしばらくは二人で布団を敷いてマッタリと過ごす。
しばらくして相部屋のご夫婦が到着。よろしくお願いします。
しかし斜め前に空き部屋があるのでお二人はそちらへ移動されたので結局個室となりました。
こういうことも有るんですね。
ゆっくりと就寝出来ました。
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○ 宝剣岳 檜尾岳 熊沢岳 東川岳
【登った日】 2013年 10月 7日(月)
【天 候】 晴
【山の名前】 宝剣岳(2931m) 檜尾岳(2728m) 熊沢岳(2778m) 東川岳(2671m)
【時 間】 6:40〜15:15
【同行者】 おK3
【コース】 宝剣山荘〜宝剣岳〜極楽平〜濁沢大峰〜檜尾岳〜熊沢岳〜東川岳〜木曽殿山荘
この日は今回の予定で一番長時間となる行程です。
最初の宝剣山荘は切り立った岩山なのでそれなりの覚悟がありましたが、それ以降はたいしたアップダウンもない平凡な尾稜線歩きと想像しておりました。
しかしこの稜線は案に相違して結構骨が折れる稜線でした。
ある意味面白い、またある意味大変な所のある稜線歩きでした。
朝食前にご来光を拝みに。 | 富士山もシルエットで。台形の富士山は違和感があるなぁ。 |
ご来光。誰かが柏手を打っていた。 | 朝日をあびる宝剣岳。 |
同じく宝剣山荘。さぁ戻って朝食を摂りましょ。6時からでした。 | 同じく御嶽山。雲海に浮かび上がっているようです。 |
出発です。本日の初っ端は宝剣山。 | 花崗岩の岩が連なる登山道。 |
乾燥した花崗岩は滑りません。 | 要所要所には鎖が設置してありました。 |
山荘を振り返る。 | 谷底を見下ろす。滑落すると悲惨なんてぇもんじゃ有りませんね。 |
頂上岩場に到着して今日の予定の稜線が見えました。 宝剣岳頂上と思われる岩の上に山名板らしきものが見えた。 山名板を手にするにはあの岩の直下まで登るのですね。 |
ここまで登るとトップによじ登るのはたやすいのであるが、その後この上に立つ自信が全く無い。へっぴり腰である。 たぶん足に震えがきて立ち上がれそうに無いのでこれでおしまい。 |
おK3は無理をせずにここで記念撮影。 | 宝剣岳は登るよりも下りの方が緊張した。今日の予定の稜線を見渡す。 |
崩れることは無いだろうが足早に通過する。 | 危険箇所には鎖が張ってあるので安心です。 |
宝剣山の通過は最後まで気が抜けません。 | 降りきって振り返る。少々剱岳を思い起こしましたね。 |
左手下方には千畳敷カール。 | 先方の尾根上に何か見えます。 |
こんな場所を通過して行った先は・・・。 | 三ノ沢岳分岐でした。 |
三ノ沢岳。縦走時この山が目立つことといったらありゃぁしない。 | 遠くに見える一番奥の一つ手前まで行くのです。遠いなぁ。 |
分岐からはなだらかな登山道を行くと・・。 | 鞍部は極楽平です。ここでR/W経由で登ってこられた愛知のご夫婦と言葉を交わす。本日以降下山まで我々と同じ計画でした。 |
進行方向左手には南アルプス連峰がシルエット。 | 登山道は稜線上にくっきりと。 |
ホシガラスですかねぇ。人に慣れているようです。 | 見えている山は近いの法則は里山専用でアルプスには通用しない。 |
花崗岩の砂礫の登山道を行く。 | 三ノ沢岳の南斜面は見事な紅葉でした。 |
稜線上も東斜面と西斜面ははっきりと異なる様相を見せる。 | 辿ってきた稜線を振り返る。 |
稜線上にも大きな岩が。 | オコジョ。(左上の岩の下に小さく見える) |
三ノ沢岳が背景になってきました。 | 檜尾岳に到着です。三角点峰。 |
東方向に天空の檜尾岳避難小屋が見えます。 | 先方の尾根に雲が掛かってきました。 |
頂上付近に岩の突起が見えるのが熊沢岳でしょう。 | 東斜面を見下ろすと紅葉の綺麗な平地が見えました。 |
大岩がゴロゴロした山頂周辺です。 | 岩の間をすり抜けて・・・。 |
熊沢岳山頂です。 | 少し南に進んでから見返した頂上の様子。 |
えぇこんなところを登るの?とパッと見て感じる箇所もありました。 | 先方に見えるは本日最後のピークである・・・。 |
東川岳山頂です。 | 空木岳は雲に巻かれて全容がつかめません。 |
後は木曽殿小屋まで降るだけです。 | この斜面の紅葉も綺麗であったがガスが出てきてしまいました。 |
木曽殿小屋が見えました。 | 正面には明日のターゲットである空木岳の第1ピークが聳えています。 |
木曽殿小屋に到着。
宿泊手続きをして一休み。 木曽殿小屋は個室が無く、2階の大部屋に布団を敷き詰めて就寝します。 この日は全員で21名の宿泊だったので20時の消灯後はいろいろな音が発せられましたので耳栓は必須ですね。 なんやかやと熟睡は出来ませんでしたが長時間うつらうつらとしましたので休養は出来ました。 翌朝の朝食が5:00からとのことで、これは大変有り難い。 足元が明るくなると同時に出発することが出来ます。 |
【登った日】 2013年 10月 8日(火)
【天 候】 晴
【山の名前】 空木岳(2864m)
【時 間】 5:45〜12:40
【同行者】 おK3
【コース】 木曽殿山荘〜空木岳〜駒峰ヒュッテ〜駒石〜小地獄大地獄〜水場〜池山林道終点〜駒ヶ根高原スキー場駐車場
今日も朝焼けが綺麗でした。 | 出発と同時に目の前の急登です。これが本日の行程の始まりです。 |
山荘がどんどん小さくなっていきます。 | 昨日辿った稜線。 |
真ん中の少し尖った辺りが宝剣山でしょうか。 | 八ヶ岳全体のシルエット。 |
こちらは御嶽山。 | 登りきると第一ピーク。 |
東に進み第一ピークを振り返る。 | この先も岩場が続くと思われます。 |
鎖が有り難いですね。 | 石碑が建ち並んでいるかのような風景。 |
急傾斜の岩場は鎖場でした。 | 後続の若いカップルに負けじとおK3もがんばる。 |
先方に山頂が見えて来ましたよ。 | 空木岳山頂です。素晴らしい景観が待っていてくれました。 |
遠く北アルプス。穂高と槍ヶ岳をズーム。 | 下りの尾根の様子。 |
南駒ヶ岳方面に行ってしまうと大変ですからとの山荘のご主人の忠告が耳に残る。 | 山頂の様子。 |
八ヶ岳。 | 南アルプス。 |
三角点峰。 | 昨日辿った稜線。宝剣岳の突起が判る。下山に掛かりますか。 |
頂上直下にある空木駒峰ヒュッテ。営業小屋です。 | これから降る稜線の様子。 |
下山方向右手には紅葉の中の空木岳避難小屋が見えました。 | 後は降るだけです。 |
稜線上に砂地と岩が。 | 花崗岩でできたモニュメントの様。 |
こちらの方向から見る空木岳はなだらかですね。 | 再度昨日辿った稜線の斜面の紅葉を見下ろす。 |
駒石に到着。大きな岩です。人物比較で。 | 開けた稜線の歩きもここまで。 |
低木の樹林帯の登山道となります。 | 空木岳避難小屋への分岐点。 |
紅葉の中の登山道を行く。 | 迷尾根という尾根のようです。 |
簡単な鎖場が有りましたがこの辺りが小地獄大地獄と呼ばれる場所の様ですね。 | 登山道の様相が変わって笹原となりました。 |
尻無。ここで遊歩道経由と登山道経由池山に別れるが登山道経由を選択する。 | ジグザグ道を行くおK3。下りの早いおK3。 かなり先行しています。 |
一部ショートカットさせてもらいましょ。あっと言う間に前に出る。 | 水場に到着です。 |
豊富に湧き出ているようです。採水します。冷たくておいしい。 | この場所は池山、空木岳分岐点だそうです。 |
枝に藻が掛かった様な自然の美。とろろ昆布のよう。 | 急に太くなった林道のような登山道を下ります。 |
菅の台登山口の指示と地形図の点線道が違います。 | 地形図の点線道を辿るべく進むと野生動物観察棟と言う建物があり、その先はまったくの藪でした。しょうが無いので分岐に戻りましょ。 |
結局指導標に従い現実の下山道をくだりました。 | 池山林道終点に着いたようです。車が何台も停まっていました。 |
登山道を下ると三本木地蔵。遭難者の慰霊碑がありました。 | 何回か林道を横断して地形図の破線道を進みます。 |
林道のような遊歩道の様な道を方向だけ間違わないように進むと・・。 | 登山道入り口と思われる場所に飛び出した。 |
左手にずっとスキー場のゲレンデを見ながら降りてきたのでたぶんスキー場の駐車場近くに下山出来たのでは無いかと・・・。
するとドンピシャで第二駐車場にハイトス号が一台ポツリと寂しそうにしているのが目に入りました。 これは非常にツイていました。 ここから菅の台バスセンターまで歩かずに済みましたから。 さすがに今日は平日火曜日ですのでこちらの臨時駐車場を使うほどの混雑は無いようです。 |
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こまくさの湯で3日分の汗を流します。
さっぱりしたあとはお向かいの明治亭で駒ヶ根名物のソースカツ丼を堪能する。 信州豚のおいしいソースカツ丼はボリュームもあって大変いおいしくいただきました。 エネルギーを十二分に補給した後は桐生まで3時間半の高速道路運転が待っています。 しかし東北遠征の8時間に比べれば短いと感じてしまうから不思議なものですね。 |