ぐんま百名山完登 総括

2010/10/01−02 谷川岳主脈縦走にて万太郎山登頂によりぐんま百名山完登となった。

ぐんま百名山を目標とするに当たりパートナーであるおK3と二人で登ることを条件と課し難関にも挑んだ。

ぐんま百名山の中には複数の山塊をまとめて一つの山の呼称とする山があるが、今回は県の資料の標高を示す山をそのピークとして認識した。

赤城山:黒檜山
榛名山:掃部ヶ岳
妙義山:相馬岳
袈裟丸山:前袈裟

完登を終えて以下の各観点より各々のベスト3(同率3位有り)を記してみた。
「私はの場合はこうだ」といったご意見が有れば完登に関わらずメール、掲示板などで連絡いただけると幸いです。
HPに反映させます。(取り消し変更も随時可)

1,好きな山

谷川岳 登って良し、眺めて良しの群馬で最も有名な山でしょう。未踏のルートなど今後も興味は尽きない。
赤城山 裾野は長し赤城山。7峰全てが素晴らしい。群馬県の象徴の様な山。
鳴神山 何と言っても地元の山。川内をそして桐生を代表する山。春夏秋冬いつ登っても良い山です。
浅間山 風格が有りますね。どこから眺めても良い。冠雪の浅間は絵になります。

 

2,怖かった山

表妙義 何と言ってもこの山は上級者のテリトリーですね。確保道具無しではではとてもとても行けません。
高岩 あのチムニーの鎖には手こずりました。おK3がガシガシ登ったのには驚いた。
景鶴山 最後の頂上への細尾根はただでさえ怖いのに風で雪が巻きあがり余計であった。
おまけに下山時に緩斜面で滑落してしまった。急斜面で滑落したら止まれずに大怪我をしていたところである。
子持山屏風岩 屏風岩頂上の丸岩はもう二度と行きたくない。あれほど怖いと思ったことは無い。

おK3の意見:迦葉山(和尚台の先の雪の斜面を登れなかった。)
石塚(妻)さんの意見:根本山沢コース(高巻きの斜面)

 

3,山容に感動した山

白砂山 堂岩山を過ぎて白砂山とそれに連なる稜線が眼に飛び込んできた時は思わず声が出ました。「オォ!」
武能岳 茂倉山方面からの武能岳の勇姿はそこに至る稜線と相まって凛々しさを感じる。
谷川岳 白毛門への登山道途中から見た雪渓を残した沢がアクセントとなる谷川岳は素晴らしいの一言。

おK3の意見:戸神山(綺麗な三角形)

 

4,きつかった山

平ヶ岳 とにかく長時間の山行となり体力の限界に挑むかの様な山行となった。14時間弱も掛かった。
錫ヶ岳 日の出前から歩き始めて何とか日の入り前に帰り着いた。しかし妙に達成感のある山でもあった。
朝日岳 馬蹄形の2日目にあたり、ジャンクションピークへの登りがバテバテとなり大変であった。宝川ルートも大変そう。
景鶴山 2日目の登頂完了後の長い長い雪原歩きが効きました。鳩待峠までが長く感じたことといったらたまりません。

 

5,印象が良くなかった山(ほとんどが山の問題ではない。)

大峰山 山が悪いわけでは有りません。登った時期とその日の天候がわるかった。山ビルの攻撃に会い散々な目に。
吾妻耶山 大峰山と一緒だったので余計か。頂上でおK3が眼の上を虫に刺され、後でお岩さん状態になってしまった。
皿伏山 何ともコメントの難しい山である。尾瀬沼周回の寄り道程度で考えれば良いのだろうが。

おK3の意見:甘楽天狗山(雨のため余計に暗く感じた)、四郎岳(熊に出会ったから怖かった)

 

6,番外:この山が百名山にならなかったのは残念。

仙人ヶ岳 言わずと知れた桐生と足利の境界にある名山であるが。
三境山 この山塊あたりには残馬山や白浜山など候補となったと思うのだが。中でも稜線の中心?に位置するこの山。
高田山 中之条のこの山と石尊山は地元の人々にも愛されている良い山だと思うが。山ビルで印象が悪いのか?。

好漢さんの意見:高田山(紅葉、行程、展望)、谷急山(行程、深山)、古界名山(仙人窟、山頂展望)

 

完登を成し遂げた満足感、充実感は大きく、特に皆さんからお祝いのメッセージやメールを沢山いただき、余韻今だ冷めやらぬ今日このごろです。
今回の完登で一番大きな意味合いは私のパートナーであるおK3と完登出来たと言うことではないかと考えている。

少なくとも往復1時間のCTの吾妻山を2倍以上の時間を掛けて、しかも途中何度も何度も休みながら登っていたごくごく普通の主婦が、
高岩の鎖を登り、雪の景鶴山を登り、はたまた14時間も掛けて平ヶ岳を日帰りするようになるとは正直驚きである。
最初のブレイクスルーは根本山の沢コースを登った事であろう。
あんな怖い鎖場は二度とごめんだと言うのかと思ったら結構面白かった等と言うではないか。
そして二度目が冬の雪山走行をそれほど抵抗無く受け入れてくれた事である。
この2点、特に雪を何とか克服してくれれば行けそうだと、今年の頭より楽しみながら雪山訓練をして阿能川岳や景鶴山に挑めた。

そのようなごく普通の主婦が徐々に経験を積んでさえいけば難関も征することが出来ると言う良いサンプル、励みになったのではと思う。

ただ言えることは我々はとても幸運だったと言うことである。
景鶴の時は風が巻いて怖かったのであるが、頂上直下に到達する前に雪が止んでいたこと。
滑落したところが緩斜面で何とか止まれたこと。
阿能川岳の時はすべて最高の条件が揃った(残雪が程良い堅さ、前日のトレースが有った、好天)こと。
1泊2日の行程の幕営山行時は雨に降られずにすんだこと。等々。

そして一番大きいのは相互リンクの皆さんの情報をはじめとするWEB上の情報が大きな力となったと言うことである。
改めて感謝したい。

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