○ 大源太山

【登った日】  平成23年 9月 18日(日)
【天  候】  晴れ
【山の名前】 大源太山(1598m)
【時  間】    8:05〜14:25
【同行者】   おK3
【コース】      登山口駐車場〜渡渉1〜渡渉2〜大源太山〜渡渉2〜渡渉1〜登山口駐車場

初めてこの山を見たのは巻機山の登山道からであった。
地元の登山者に教わったのだが、そのとんがり方が妙に印象的であったのを覚えている。
その次が谷川岳馬蹄形縦走時の七ツ小屋山からである。
その山容から受けるイメージもあり今まで敬遠していたのだが、旭原からピストンの場合はそれほど時間も掛からず、険しい鎖場もなさそうだというので決定。
直前まで谷川の西黒尾根に決まっていたのであるが、やはり未踏のあの尖った山頂に立ってみたいと云うことに急遽変更になったのである。
シンゴヤの頭から謙信ゆかりの道を採る周回もそそられるが様子を見て決めましょう。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平22業使、第547号)」

林道突き当たりの駐車場は10台ほど駐車可。
自分らは丁度10台目で最後のスペースに停める。
準備していると後続車が二台ほど。タクシーもやって来て4人組が降り立った。お先に失礼とばかりに先に登山道に入る。
最初の渡渉点。ロープが渡してるが使わずとも難なく渡る事が出来た。
その昔は丸太橋、その後にはもっと立派な橋があったらしい。
沢沿いの登山道が一部崩落しておりアルミの梯子が掛けてあった。
沢の渡渉し直しである。ここにもロープが掛けてあり安心です。
水量は多くもなく少なくもなくといったところ。
ここからが本格的な登山道の開始です。急登が続きます。
ロープが所々備えてありました。
急登をこなすおK3。結構きついのが続くのねと云いながら登っている。 ハイトスは昨日の疲れからかいまいち元気が無い。どうしたのか。
おK3がナナカマドの実だという。写真も撮れと云う。
秋の山で見る代表的な赤い実ですね。もう秋なのですねぇ。
シンゴヤの頭が稜線から見えましたよ。戻りはどうしようかと問うと周回しましょうとの返事。うれしいようなうれしくないような複雑な気持ちである。
おK3は結構元気である。急登の連続も何のそのである。
「今日はどうしたのよ。元気がないわね。先に行くから。」と言われる。
そんなわけで又しても先を譲る。
この松は稜線上ピークにあり登山道を覆うように枝を伸ばしている。
大源太山が切れ落ちている斜面を見せています。 標高が低い割にはもう森林限界なのでしょうか、高い木がありません。
七ツ小屋山が目の前に見えます。笹原の斜面が美しい。 ここまでくると頂上が手前のコブに隠れています。
鎖の渡してある岩場を過ぎると一登りで・・・。 大源太山山頂です。尖った山の先っぽに到達です。大休止。
七ツ小屋山の後ろには谷川連峰の朝日、烏帽子、笠が見えます。 遠くに見える尖りは思い出深い万太郎山でしょうか。目立つなぁ。
湯沢の町並み。高層ビルのホテル群が山の中でアンバランス。 巻機山方面。あの登山道の途中からこの山を見ていたのでした。
七ツ小屋山へと続く稜線。先行するご夫婦がたぶん鎖場辺りで難渋して停滞していたのを登る途中で見かけたが、この時点では無事通過し稜線上で休んでいるのが見える。
正直言ってこの下りは急峻で怖そうである。登りに使う方が良いで有ろう。今回はやはり周回は止してピストンで戻る事に決定した瞬間である。
シンゴヤノ頭の右奥に見える尖った山は記憶にない。
途中で出会った登山者に聞いたのだがやはり判らないという。
お互い帰ってからの楽しみにしましょうと云う事になった。
調べてみるとどうもコマノカミノ頭らしい。知らない山であった。
遠くに苗場山が見えるはずなのであるが、雲の塊の下辺りだろうか。
大源太山の七ツ小屋山への下りにビビッてしまいピストンで戻る事にした軟弱隊です。ホントはザイルもあるので確保しながら安全に降りることは出来るのですがなぜか体調がいまいちなので大事を取ります。 下りも急峻なので転倒に注意してゆっくりと降りるように心がけます。
ロープは下りの時に十分利用させてもらいました。
沢に降り立ちました。兎に角今日は真夏日の陽気です。暑い。 思わず沢の水を頭からかぶりました。ヒャー気持ちいい。
謙信ゆかりの道の分岐。周回時はここへ降りる予定であった。 駐車場に戻りました。こんな立派な看板があったのですね。
10台分の駐車スペースのは3台を残すのみ。

しかしここに停められなかったであろう車が何台も路肩駐車しています。

余裕のある路肩なので通行の邪魔にはなりません。

路肩も含めて20台が限度でしょうか。

湯沢ICに近い日帰り温泉を探すと岩の湯がヒット。

ちょっと前までは300円だったのですが、現在は400円。

よく知らないが値上げしてもたぶん銭湯並みの値段でしょうね。

汗を流す目的には十分です。

人気の山だけ有って大勢の登山者と出会った。
タクシーできた4人組は途中で挫折したらしく、挫折地点を小源太山と命名していました。
確かに急登がずっと続くのと暑かったのでバテバテとなる(自分もそうだったが)人が続出だったようです。

変わり種あり。
戻りに頂上付近のスラブを登ってくる若いカップルを発見。
北沢を遡行してきたのでしょう。
彼らは休むのも稜線上の登山道付近ではなくてそこそこ傾斜のある岩の上で休んでいますよ。

ザイルとヘルメットが我ら一般登山者との峻別の証ですね。
先に下ったのですが途中でアッという間に追い越されちゃいましたよ。
降りるのも早い早い・・・すぐに視界から消えちゃいました。

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