○ 明神山

【登った日】 平成23年 6月 5日 (日)
【天  候】  曇り
【山の名前】 明神山(795.5m)
【時  間】  6:30〜11:20
【同行者】  桐生みどりさん、あにねこさん
【コース】   登山口駐車場〜492m〜609m〜鞍部〜明神山〜明神山池〜三角点峰(759.9m)〜明神山〜鞍部〜登山口駐車場

桐生みどりさん、あにねこさんとの3名のコラボ山行は紆余曲折の結果あにねこさんの提案してくれた明神山、大倉山に決定した。
登る人も少ない知る人ぞ知るこの山は神秘的な明神池を携えており、すぐ北側には登る人も希な大倉山が控えている。
事前情報によりそこそこの藪歩きを覚悟の上で来たのだが、明神山までは良い道で踏み跡もしっかりしていてすんなりと行けた。
しかしながらその先の大倉山への道のりは想像以上の密藪で登頂を断念せざるを得なかった。
藪そのものは里山の茨の檄藪とは異なり樹木の藪なので時間をかけて少しずつ進めば良いのであるが、大倉山へは急登である事が加わる。
その先の稜線には残雪が中途半端に残っているのが見える事もあって当初の意気込みは尻つぼみとなってしまった。
せめて三角点峰へは行ってみようと明神池から少し藪を漕いで樹木の中の四等三角点を確認して戻った。
戻りに三角点峰から稜線上の点線道を確認しようと云う事になっていたが、探してみてもとても道型があるとは思えず、トラバース道のみが通常利用可能なルートだと判ったので
おとなしく来た道を辿って戻った。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平22業使、第547号)」

早朝4時に集合場所である桐生みどりさん宅を出発し、道路も空いており駐車場には思ったよりも早く着くことが出来た。

準備を終えて6:30前には出発出来た。

駐車場所であるが、小出ICを降りて中子沢温泉の先の道をナビにセットして進んだ。

登山道の道標を少し過ぎた駐車場所にはすでに1台ジムニーが駐車していた。

先客の登山者がいるのかもしれない。

駐車場所から少し戻った場所に傾いてはいるが立派な道標が。
ただしどの山への登山道で有るかは記載が無かった。
登山道にある沢は雪渓が残っていて白い冷気が湯気のように上がっていた。
道標のすぐ右の斜面が登山口である。沢に進んではいけません。
最初から急登ですぐに汗が噴き出します。
急登の連続で一気に尾根上に出ると景色が開けます。
新緑を過ぎて初夏の様相を呈しています。
前方にこれから目指す明神山と大倉山が見えます。 道は609m地点を過ぎた辺りからトラバース道となります。
地形図では稜線上に道があるはずなのですが、相談の上戻りに調べることにします。
沢筋には結構雪渓が残っています。低山なのですが、さすが豪雪地帯の事はあるな。 トラバース道はこのように左が岩を削った様になっているのだが、ここはその昔に鉱山道として利用されていた時に人の手が入ったのであろうか。
右側がずっと急斜面で滑落に注意しながら進みます。
この場所などは谷川を彷彿させるような岩の崖です。
鞍部まで来たところで左の斜面に取り付きます。急登です。
尾根に出て左に進み、明神山の隣の小さなピークを登ります。 明神山山頂には小さな石祠。こじんまりとした山頂です。
一休憩の後大倉山へ向かいましょう。稜線に残雪が見えますね。 尾根上を進みます。
降り立った明神池はまだ凍っているようです。 明神池の雪渓を渡り大倉山を目指しますが、思ったより密藪がひどく、本当に2時間掛かりそうです。
2時間も藪と格闘は勘弁と云う訳であっさりと撤退に決定。
とりあえず明神山へ戻り大休止。大倉山を諦めたので時間もたっぷりとり、ゆっくりと休憩。山談義となるがお二人は越後の山もよくご存じで残念ながら会話について行けない。この頂から本来見えるはずの周辺の山々をそらんじている人達なのですからにして・・・他は推して知るべし。 すごく長い休憩を取った後、せめて隣の三角点峰に行ってみようと云う事で池に降りて藪をちょっと登って一番標高の高そうな場所を探すと・・・。
灌木の中にありました。四等三角点。この場所から尾根伝いに踏み跡らしきものを探すが、ほんの少しの痕跡すら見つけられない。 明神山へ戻り、樹木に覆われた三角点ピークを見返すが、あの三角点を訪れる人は年に何人いるのだろうかと思ってしまう。
戻りは稜線の点線道が無いことが判ったので同じくトラバース道を。 往路で汗を絞った急登ですが、降りる時は早い早い。
あっという間に登山口に戻ってきてしまいますがまだ午前中ですよ。
冷たい雪解け水の沢で顔を洗う。大変気持ちがよい。
あれ、隣の車が無くなっていますよ。
どうやら先行者では無かったようですね。山菜採りでしょうか。

駐車位置から5km程下った場所にある中子沢温泉羽川荘で汗を流した後は、時間もたっぷりとあるので小出の町の小観光となった。
地元の地酒や地ビールを購入し、お昼ご飯を食べて帰桐した。

明神山へは8:00に着いたのでちょうど1時間30分ほどで行ける山で、道はしっかりとしている。
秋などに神秘的な明神池を訪れてみたいものである。
しかし大倉山への密藪は覚悟が必要ですね。
少し藪があるみたい程度では無く、登りで2時間、下りで1時間半は密藪と格闘することを覚悟して掛からないと行けない場所で有ると云う事が良く判った。

今回もあにねこさん撮影の画像を使用させてもらいました。自分が写っている画像はすべてそうです。有り難うございました。

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