○ 鹿俣山
【登った日】 平成22年4月11日(日)
【天 候】 雨のち曇り、時々晴れ
【山の名前】 鹿俣山(1636.7m)
【時 間】 9:30〜15:40
【同行者】 おK3、ムー12号
【コース】 リゾートセンター駐車場〜
石楠花群生地〜
鹿俣山〜センターハウス〜リゾートセンター駐車場
久しぶりにムー12号隊員が加わって3人での山行となった。
日曜日は天気予報が芳しくないので心配だったが、リゾートセンター駐車場に着いたときは雨が降っていた。
しかし、駐車場は7割ほどがほぼ埋まっている状態で、スキーヤとボーダーでにぎわっていた。
天気予報では最初だけ雨で曇りになるという事なので信じることにする。
「雨なら雨具を付けて歩けばばいいじゃん」と言ってもおK3はそれほどまでにして登りたい訳では無いらしい。
さて歩き始めるのだが、何か調子がおかしい。
さすがに昨日の疲れがでたか、はたまた今日のザックが重いせいかは判らないが、後ろを歩くムー12号に
ぴったり着かれる状態であり、おK3もやはり遅れ気味。
連荘の場合は少なくともどちらかは軽めにしないと駄目そうである。
ムー12号はボードで何度か来たことがあるらしい。 春スキーのメッカらしくこんな天気なのに駐車場は大にぎわいである。 |
小雨の中をスキー客の奇異なものを見る視線を受け流しながらキャンプ場に向かう怪しい3人組です。 |
キャンプ場入口から少し入った場所でワカンを装着。 | 二人ともフェイスマスクまでして防寒は万全です。ブナ林を行きます。 |
ワカンやスノーシュー、急な斜面は苦手です。場合に因ってはアイゼンだで登った方がいいかもしれないが何とか登り切る。 | 二人にワカンをゆずったのでハイトスはスノーシューである。雪が湿っていて余計に重い。重い雪がスノーシューの上に被さるので余計である。 |
進行方向左に剣ヶ峰山が見える。見るからに厳しそうだ。 | 地形図に表現されないこぶを左に巻く。石楠花群生地の手前あたり。 |
鹿俣山への最後の急登である。ムー12号は上手にワカンごとキックステップの要領で斜面を登る。おK3も様になっている?。 | 最後の斜面と思われたが登り切るとさらに上がある。ザックをデポして山頂かどうか偵察に行くハイトス。ピッケルが役に立つ。 |
登り切った場所が山頂であった。玉原湖と周辺が綺麗に見える。 | 戸神山と上州三峯山。背景は子持山、小野子山と榛名山。 |
赤城山も綺麗に見えます。 | 剣ヶ峰山が目前に。左は獅子ヶ鼻山。武尊は雲の後ろか。 |
樹幹から覗くのは谷川方面なのはずだが山容だけから同定出来ない。 この方角だと白毛門から朝日あたりなのかなぁ。不明である。 |
先に偵察に登って写真を撮っている間に2隊員も登ってきた。 いつの間にかアイゼンに履き替えている。まめな人たちだ。 |
山名板で記念撮影。 山頂の標柱があるらしいが雪の下なのであろうか見つからない。 |
下りは尻セードで降りた。 それを見ていたムー12号が・・・・。上手に尻セード。 |
初めての雪山は腐った雪であったがそれなりに楽しそうである。 | おK3も続くが何故かいまいちコツをつかめないようである。 |
この後は1度尻が濡れてしまったので斜面は全部尻セード。 おかげ下りは早い早い。おK3もだんだんコツを掴んだようです。 |
この後はなだらかなブナの林を方向だけ確認しながら下ります。 |
ブナの大木。どうしても全体像は撮れないのでこの角度で。 | 地形図を見ながら沢沿いに降りた方が近道と思えるので方向転換。 |
下るに連れて雪の下の沢が顔を出してきた。こりゃ弱ったな。 | そのうちムー12号が斜面で滑って川に落ちそうになるも途中で何とか止まり自力ではい上がった。溺れることは無くても冷たいからね。 |
小さな池が現れた。魚影は見えない。 | しばらく歩くと車道に出た。アスファルト道である。 |
飛び降りるには高さが有るのでピッケルで階段を作る。役に立つのぉ。 | 車道を少し歩くとセンターハウスに着くが閉鎖されている。 |
リゾートセンター方向に歩いていると駐車場まで500mの看板が。 もう雪の上は勘弁と思ったが女性隊員2名は近道がいいという。 |
確かに近道であった。 駐車場に着くと思い出したように小雨が降り出した。 |
天気予報は当たる。
今回は雨に降られなくて良かった。
出だしは小雨だったがすぐに止んで、頂上では日も射していた位である。
最後は車に着いたら降り始めるというまるで我々の行動に合わせたかのようである。
隣の車のお兄さんは当然スキーであったが、帰りも偶然に同じ時間となったのだが、我々の様子を見て不思議だったのか好奇心を抑えきれないようで
「トレッキングですか?」「どこの山に行って来たのですか?」等と聞かれた。
今日の踏み跡は前にも後にも我が隊のものだけだったので、今日登山を行ったのは我ら3名だけである。
完全に浮いた存在で有ったことは間違いがない。