迦葉山
【登った日】 平成21年3月28日(土)
【天 候】 晴れ
【山の名前】 迦葉山
【時 間】 11:40〜15:40
【同行者】 おK3
【コース】 弥勒寺駐車場〜和尚台〜迦葉山〜和尚台〜弥勒寺駐車場
かなり暖かい日が続いたので迦葉山あたりは標高も低いから、雪はあったとしても少ないのでは
ないかと勝手に考えて、前々から興味の対象である和尚台にアタックするために沼田へ向かいました。
今回は老神温泉に宿をキープ出来たので、翌日は戸神山でも寄ってこようかと考えた。
弥勒寺駐車場の様子。一面雪景色でした。 広い駐車場とトイレが完備されています。 |
迦葉山の登山マップです。 登山口は本堂左側にある中雀門からとある。 |
中峰堂にある日本一大きな天狗面です。迫力があります。 | 雪囲いの中雀門をくぐり抜けて登山道が始まります。 |
こんなに雪が有るなんてビックリです。 ここは暖冬もあまり関係が無いようですね。 |
雪で踏み跡が不明ですが所々に沼田市の立派な道標がありますので安心です。 |
行く手に和尚台が圧倒するように聳えています。 左の尾根から登るのはとっかかりがなさそうで少し躊躇した。 右にトラバースするか正面から行くかであると考えた。 |
雪で踏み跡がないので正面斜面を登りましたが滑りが停まらずあえなく敗退。試行錯誤の上右側斜面から攻略することに。Mapにはこのあたりの苦戦の様子がはっきりと現れています。おK3が帰りたいと言い出すのでザイルを出して確保するからと何とかなだめる。 |
和尚台の胎内潜りの入り口の様子です。戻りにトライしましょう。 トレースも無いのでここからが慎重になります。 |
急斜面となる岩の間を抜けていきます。ここでアイゼンを装着。 おK3アイゼンを装着してもこの斜面を登れずザイルが活躍。 ここでも「もう帰りたい」と言い出すが、何とか引っ張り上げて登り切る。 |
岩場の大きなツララが気温の低さを物語っておりますが、登山中は汗だくなのであまり寒さは感じません。 | 岩場を抜けました。雪はますます深くなり、踏み抜くと膝までズッポリと行ってしまいます。 |
この山でアンザイレンすることになろうとは。滑り落ちないでくれよ。 | 幸い晴天で、吹雪かないので助かります。 |
やっと頂上かと思ったところには御嶽山大神の石碑がありました。 | 石碑から頂上まではなだらかな登りですが雪庇に要注意です。 |
頂上まであと一歩に迫りました。あと少しだよ。 | ようやく迦葉山頂上に到着です。 |
頂上からの視界はこの方向だけ開けていました。明日登る予定の戸神山(中央左上の三角形のシルエットの山)と手前高王山が見えます。 | 白樺湿原、尼ヶ禿山への道標が。時間があれば湿原まで足を延ばそう等と甘いことを考えていましたがこの雪ではあり得ません。 |
下りはおK3を確保しながらゆっくりと降ります。 | 確保されている安心感からか、急峻な岩場ですが結構スタスタと降りていきます。 |
和尚台まで戻りました。おっかないので中には入りません。 | ザックをデポし胎内潜りに挑戦です。 |
このあたりまで登った所で上から氷の固まりが落下し、途中の岩ではじけます。2個目の落下で危険と感じ、撤退です。残念。 | 弥勒寺まで戻りました。雪囲いの中雀門を裏側から見たところです。 門自身は雪囲いで閉鎖されて居ますがその下をくぐることが出来ます。 |
入山時は気が付かなかったのですが、親切にも熊よけの鈴がおいてありました。
「山中に入る皆様 熊が出没します! 必ずラジオか鈴等をお持ちください!」 無い人は上の鈴を使いなさいと言うことなのでしょう。 |
当初予想していた何倍もの雪で、出鼻をくじかれましたが、何とか頂上まで行くことが出来ました。
和尚台登頂は雪と氷の季節は止めた方が良いようです。
本当は和尚台頂上の直前まで行きたかったのですが、氷りの固まりが落ちてきて怖くなりました。
ヘルメットもないし、頭に直撃だと痛いとかコブが出来ただけでは済みそうに有りません。
登山時は体温が上がっているので寒さはあまり感じなかったのですが、頂上で小休憩時に雪で濡れそぼった滑り止め付き軍手を脱いで
ちょっと側の枝に掛けておいた。
さて出発しようと軍手をとると完全に凍ってしまっており、指が入りません。
予備のグローブを出して事なきを得ましたが、ほんの10分程度でかちかちに凍る気温だったのですね。
あと、この時期に迦葉山へ登る人も少ないとは思いますが、和尚台へは向かって左側の尾根から登ると楽に行けます。
戻りにこの尾根で下りましたが、こちらが本道の様です。
もっとも雪のない時期で有れば正面でも右側からでも何処でも大丈夫でしょうが、積雪期は本道を外すと酷い目に遭います。