○ 前武尊、家の串
(オグナほたか口コース)
【登った日】 平成20年9月28日
【天 候】 曇り
【山の名前】 前武尊、剣ヶ峰、家の串
【時 間】 8:30〜15:40
【同行者】 おK3
【コース】 駐車場所〜前武尊〜剣ヶ峰〜家の串〜鞍部〜家の串〜剣ヶ峰〜前武尊〜駐車場所
武尊山はどのルートでも7〜8時間のルートの為、おK3指数(1.2)を掛けると10時間近い行程となってしまう。
その為今まで敬遠していたのだが、Webで最短ルートが有るとの情報を得たので、おK3の希望もあることだしと
重い腰を上げました。
最短ルートと言うのがオグナほたかスキー場からのルートで、ゲレンデの中の道路を上って行けば片道1時間程度、
往復2時間近く短縮できるらしい。
現地に到着すると、なるほど情報通りゲレンデの中に未舗装であるが、砂利道がある。
よし、ここを登っていけばと走り出したのはよいが、デコボコが有るので腹をこすりそうであるので慎重に進む。
調子よく進んでいったのであるが、途中で大きな起伏があったので少し減速してやり過ごし、またアクセルを
ゆっくりと踏んだのであるが、なんと後輪が空回りするではないか。
しょうがないので少しバックし、もう一度登坂を試みるが、やはり空回りしてお尻を振るだけである。
バルジ大作戦のヘスラー大佐の心境である。
残念だが、諦めることにした。
やはりWebに有ったように、この坂は4駆か、または車高の高い車でないと難しいかも知れない。
戻って本来の駐車場に止め、長い長いゲレンデ歩きを余儀なくされました。
この時点で本日の計画に暗雲が。
駐車場の縁に登山口の案内が。 | 登山口を少し登ったところからの駐車場の様子です。 われらの他に2名の単独行の人がほぼ同じ時刻に出発です。 |
最初の丘をのぼり切ったところです。 前武尊まで3.5kmと有ります。 |
ゲレンデに出てからはこの様なコンクリート舗装の道がずっと上まで続いて居ます。 |
登っても登っても・・・。 すでにほぼ同時にスタートした人たちは視界の遙か向こうです。 ここで車(ホーミー)が登ってきました。 |
舗装道路の終端に到着です。本当はここまで車で来るはずでした。 すでに1時間以上経過しています。子供連れの若い夫婦の3人組が丁度我らの前で車を降りて歩き出した所です。 |
少し登ると川場野営駐車場方面からのルートと合流します。 ここを下って旭小屋もいけるようです。 |
武尊は山岳信仰の山です。 今日の山行の無事をお祈りします。 |
ぬかるんだ山道をマイペースで登り詰めると前武尊山頂に到着です。
今日は山田昇杯が開催されており、頂上では役員の方と思われる人が、無線でなにやら連絡を取り合っておりました。 途中でも何人もの競技者に出会いましたが、皆ゆっくりでした。 後で聞いた話ですが、ここを降りていく人達はタイムオーバーで途中リタイアする人たちらしい。(ゆっくりなわけである。)
屋根付きの日本武尊像です。 この像を目的に来た人、前武尊山頂を目的にして来た人もいた。 小休止の後、剣ヶ峰に向かいます。 |
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すぐに剣ヶ峰が眼に飛び込んでくる。 | 現在登山禁止となっている。崩壊している様子がよく分かる。 |
剣ヶ峰の南峰を東に巻くと鞍部に出る。
標識には「剣ヶ峰岩峰群の鞍部」とあります。 この標識の指す方向は巻き道であるが、直進すると北峯を登れるらしい。(鎖が有るそうです) 全く気がつかずに左側の巻き道を進む我らでした。 巻き道を少し行くと斜面に小さな岩が邪魔をする。 岩の上を行くか下を行くか。 下側を行った誰かが2m程落っこちた形跡がはっきりと残っています。 しかし雑木があるので引っかかるため大事には至らなかったで有ろうと思われる。(でも結構すりむただろうと想像できる。) 我々も気をつけなくっては。 |
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武尊山の主稜尾根が見えてきました。手前から家の串、中ノ岳、沖武尊です。 | 振り返ると剣ヶ峰がとんがっています。 |
程なく家の串に到着です。
標高は2103mです。 ここで先着の同世代のご夫婦が昼食を摂っていました。 我らもここでエネルギー補給とします。 先着のお二人はここで折り返すとのこと。 その後到着した単独行の人も、バテてしまったのでここまでとのこと。 昼食を執り終えると12:00になってしまいました。 やはりこのペースだと行っても中ノ岳が限度でしょうか。 とにかく出立します。 |
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色づき始めた岩稜尾根です。中ノ岳、沖武尊はすぐそこです。 でも時刻は12:30分を過ぎています。折り返しの刻限は13:00です。 おK3がバテたらしく、この先は一人で行ってこいと言い出す。 |
尾根の紅葉が綺麗です。 この尾根は慎重に渡る必要が有りますので、とても30分では沖武尊までいけそうになりません。沖武尊は諦めてここで引き返すことにします。 |
早めの撤退決断のため帰りはゆっくりと景色を楽しみながら戻ります。 | 帰りには誰もいなくなった家の串で記念撮影です。 |
しかし今日はこの泥濘に閉口しました。ここはさけて笹原を行きます。 | 剣ヶ峰の岩峰の様子です。あまり登りたくありません。 |
笹原と枯木と紅葉の始まった雑木林です。 | 前武尊からの下りは滑りますので要注意です。ゆっくりゆっくり。 |
ゲレンデを見守るお地蔵様です。 スキー場が出来る前はこの山裾を見守っていたのでしょうか。 |
最上段のゲレンデに戻って来ました。 コース脇に木の段が有りますのでそれに沿って下ります。 |
コースからは皇海山が正面に。「早うこんかい」と言ってます。 | 駐車場に到着です。 |
やはり時間は正確です。
当初予定のゲレンデまで登れ無かったため、、きっちりその分不足しました。
この2時間があれば余裕で行ってこれたのだが。
しかし今回、前武尊、剣ヶ峰、家の串を訪問したので、リベンジは武尊牧場ルートで中ノ岳、沖武尊と行きましょう。
ちなみに今日現在でも東俣駐車場への林道は通行止めの様ですので、牧場からリフトに乗って楽ちん登山にしよう。
帰りは花咲温泉花咲の湯で汗を流して帰ります。
この日帰り温泉には小暮真望さんの版画が常時展示してあります。
ハイトスはこの人の作品が好きです。
その昔、個展の会場で展示されていない、切手になった尾瀬のシルクスクリーン版画を、会場に居られた真望さんのお姉さんの頼み込んで譲ってもらった事があります。