大峰山 吾妻耶山
【登った日】 平成21年 8月 1日(土)
【天 候】 曇り時々雨
【山の名前】 大峰山(1,341m) 吾妻耶山(1,254.5m)
【時 間】 9:20〜13:20
【同行者】 おK3
【コース】 駐車場〜大峰沼〜吾妻耶山〜大峰山〜大峰沼〜駐車場
金曜日まで谷川の西黒尾根ルートを登る予定でいたが、前日までずっと雨が続いているようなので濡れた岩場を避けようと
急遽大峰山、吾妻耶山コースへ変更した。
Aカップハイカーズさんのレポがその選定動機であった。
天候は最初から諦めていたのであるが、もう1点不安な事は「山ビル」でした。
最近持ち歩いているNaCl溶液(食塩水)をスプレー容器に詰めたものとスパッツ、そして虫除け網が「山ビル」対策です。
おK3は加えてパンストを靴下と併用し、万一の進入に備えます。
月夜野登山口までのおおざっぱな道順は以下の通り。
関越月夜野インターを出て17号を猿ヶ京方面へすすむ。新幹線の高架をくぐり「上津大原」の信号を右折し上毛高原駅向かう。
上毛高原駅前を通り再度新幹線の高架の上を通り、約400m程で左折しサイクルスポーツセンター方向へ向かう。
サイクルスポーツセンター手前500m程で大峰山関連の看板がある場所を右折し、その突き当たりが登山道駐車場。
駐車場の様子です。我々の他はもう1台の駐車のみ。 この下の駐車場にはトイレと飲めない水道が有りました。 |
駐車場の奥に登山道があり、「熊出没注意」のアラームが。 あまり人がいなさそうですので熊鈴が必要ですね。 |
歩き始めたらすぐにコンクリート舗装道路となりました。 この先で単独行の男性とすれ違う。(駐車場のもう1台の持ち主と思われる。)今日は最後まで人に会ったのはこの時だけでした。 |
しばらく進むと古沼への分岐ですが今回は割愛。 古沼は天然記念物モリアオガエルの繁殖地だそうです。 |
バンガロー村の様な施設が有りましたが利用者は居ない様です。 | 大峰沼分岐です。先に吾妻耶山へ登る予定ですので右へ。 |
大峰沼です。霧が濃くて全体の様子が分かりませんでした。 さて、「山ビルに注意」の看板を後に吾妻耶山へ向かいましょ。 |
ちょっと立ち止まるとおK3が早速山ビルを発見。(画像真ん中のやつ) 尺取り虫の様にこちらに向かってきます。結構スピーディですね。 |
この後は大騒ぎ。
しょっちゅうお互いのヒル目視除去作業をしなくてはなりません。 今日は雨で高温多湿と山ビルには最高の活動環境の様です。 油断?しているとすぐに画像の様に取り付いて登って来ます。 「写真なんか撮ってないで早く取ってよ!!早く!」と言っています。 サイズは思っていたよりも小さいものが多かった。 しかしあまり立ち止まりもしていないのに結構食らいついてきます。 敵も生き延びるために必死です。 しかしスパッツ登りの途中でほとんどが撃墜されてしまいます。 |
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説明板によると「一本鳥居」と言うそうです。 | ノルン水上スキー場のリフト設備です。この先の二股に分かれた林道を右側に進んでしまったのですが、これが間違いでした。 |
このまま林道を進むと寺間運動公園方面に下山してしまいそうです。 吾妻耶山山頂方向にダイレクトで登るルートを模索するが見つからない。しょうがないので北上する場所を探しながらゲレンデを登ることにした。地形図の標高997から500m程西のあたりである。 |
当然道はない。ここでおK3が帰りたいと言い出す。ヒルがいる。雨が降っている。霧で何にも見えない。道もない。人もいない。 確かにそうなのだが、ここまで来て帰ることは無い。 大丈夫!大丈夫!(何が?)と言いながら緩斜面を濡れながら登る。 |
リフトの頂上まで来ると登山道に出たのでその後は順調に登る。 途中羽化途中で絶命したと思われるセミを発見。 長い地中生活の後、もう少しで成虫になれたのにさぞ無念であろう。 |
吾妻耶山山頂へはその後少しの登りで呆気なく着いた。 3基の大きな石祠がある結構広い山頂であった。 まだ11時過ぎであるので軽く行動食を摂るだけにした。 |
山頂標識柱です。展望は一切なし。 虻や羽虫がまとわりついてうるさいことこの上なし。 |
小さな山名板も有りました。次は赤谷越峠へ向かいます。 おK3はここで行動食を摂るため防虫網を上げたのだが、僅かの隙にまぶたとおでこを刺されてしまった。後で腫れそうである。 |
途中仏岩への分岐もありましたが、おK3が行きたがらないのでパス。 | 完全な保護色のカエルです。動かなきゃ全く判らない。 |
この標識は屈強な森の住人に徹底的に囓られています。 よほど気に触ることが有ったのでしょう。 |
峰歩きですが、相変わらずの霧の中を歩いていると言った状態ですので確かに少しつまらない。 |
大峰山まであと少しの所に水上営林署による古い道標が。 | 頂上近くまで来ると電波の中継施設が現れました。 |
大峰山山頂です。あまり山頂らしくない、ただの稜線上の小広い場所といった所であろうか。少しガッカリ。でも撮影だけはしっかりと。 | すぐ先にも中継施設が有りました。 |
展望台を過ぎたあたりの下山途中の分岐です。ここで迷わす大峰沼方向に進んでしまいましたが、これが間違い。 当初予定では南南東に稜線を下り大沼越に至る筈で、ここでは電波塔方面が正解の稜線方向だったようです。 |
稜線を外れて下山道を行きます。 おK3のザックにぶら下げてある白い容器がヒルよけなのですが、濃度が薄くて予防としてはあまり効かない様です。次回はもっと濃く作ろう。 直接噴霧は大いに効果有り。 |
沼への下山道は夏草が一部道が見えなくなるほど繁茂しています。 | 相変わらず山ヒルも食らいついてきますね。 |
バンガローまで戻りました。しかし山ヒルがいる山域ではあまりキャンプしたくないですね。 | 今日のお風呂はAカップさんと同じ真沢の森(さなざわのもり)です。 500円/2hです。肌がすべすべになる「美人の湯」だそうです。 |
大騒ぎの大峰山、吾妻耶山周回が終了しました。
駐車場に戻ってからがまた大変で、スパッツを取ったらその裏にはやはり靴との隙間から潜り込んだやつが数匹もぞもぞとやってます。
かわいそうだが、ここでは退治するしかない。最初に塩水で浸透圧攻撃だ。
幸い重武装のおかげで(靴下の直前まで進入したものも有りましたが)二人とも吸血の被害は有りませんでした。
おK3は「ヒルはこりごり」と言ってます。
今回は30匹を越えるヤマビルをちぎっては投げちぎっては投げしましたのでしょうがないか。
弱ったな、稲包山は冬期しか行けなくなったな。
他の山も結構ヤマビル報告はあるのだが。
蚊に刺されるみたいなもんじゃ無いか・・・と言ってみても説得力が無いなぁ。
熊よりよっぽどいいじゃないか。・・・もっと説得力が無いかぁ。