○ 高平山 (藤原湖西岸)
【登った日】 2021年 12月 10日(金)
【山の名前】 高平山 (985.1m)
【時 間】 12:00〜15:15
【天 候】 晴れ
【コース】 登山口〜高平山〜登山口
【同行者】 おK3
水上の宝川温泉へ。
念の為車のタイヤをスタッドレスに交換しておいたが、道路、山双方とも雪は路側に少し見られただけであった。
行きがけの駄賃に近辺の山をおK3が物色する。
どうも宝台樹山と高平山が候補らしい。
それではと下調べをしてみると両方とも雪でなければ1〜2時間程度で登れそうだ。
登山道のなさそうな高平山が面白そうだということでこ高平山を選んだのであるが初っ端の急斜面の登りで難儀することになってしまった。
この地図は電子地形図25000(国土地理院)を加工して使用しています(令和元年手続改正により申請適用外)
管理事務所の先の林道は通行止めであった。 路肩に止める。さて、どこから登ろうか。 |
とりあえず林道を進んでみることにした。 林道は落石、倒木で通行不能はさもあらん。 |
一部は林道が陥没しガードレールがこの有様である。 | カーブミラーのあるあたりが尾根の突端なのであるがとても登れそうにない。 |
少し戻ったところが何とか登れそうに見えたので取り付くことにする。 | 下から見るとそれほどではなったのだが、いざ登り始めると結構な急斜面である。 |
灌木がまばらなので落ち葉の急斜面は四つ足で登るしかなく、おK3は大苦戦。ハイトスはなすすべなく灌木に掴まり立ち止まって待ちながら不機嫌モードにならないように見守って祈るだけである。 だがその祈りはむなしく叶えられることは無かったのである。 |
こんなはずでは無かったとばかりに思ったかどうか知らないが、おK3は苦戦しながら「なんでロープを持ってこなかったのよ」とお怒りである。 その怒りを登りのエネルギーに発散してもらいたいものである。 漸く支尾根に辿り着いた。 |
支尾根も急斜面は変わらないがだいぶましになったようだ。 | あと少しで主尾根が見えてきた。 |
主尾根に着くと、なんとかすかながら踏み跡があるではないか。 | 赤テープも出てきて、樹木の説明板までありますよ。驚。 |
高平山の最後の登り。あそこが頂上でしょう。 | 山頂には観測用の機材が組み立てられていた。 太陽光パネルも取り付けられていました。 |
三角点峰ですね。 | 山名板は一枚。記念撮影して遅いランチタイムとする。 |
藤原湖と背景の奥に見える雪山は尾瀬方面の山々でしょうかね。 | 戻りはあの急斜面の下りはロープ無しでは危険なので主尾根を南下することにする。途中2か所ほどこのような捕虫網の親玉のような機材があったが何を目的とするものなのだろうか。 |
主尾根はあるような無いような踏み跡を辿るというか尾根を外さぬように南下する。 | 急斜面の下りは落ち葉が滑りやすいので慎重に下る。 ハイトスもおk3も何度かこける。 |
適当な所で駐車位置に最短距離と思われる場所で東斜面を下ることにした。 | 林道に降り立つ最後の急斜面は立ち木をロープ代わりにつかんで慎重に降りるのですよ。 |
駐車位置のまじかに降り立ちました。
下りは50分でおりましたのでいかに登りで時間を費やしたか分かりますね。 1時間半は掛かったみたいである。 おかしいな、予定では1時間半で全行程が終わる筈だったのだが。
さぁ、温泉が待っていますよ。 日本一の露天風呂が売りらしい。 |
今回若干の雪を覚悟していたのであるが、残雪さえも見られなかったのは幸いであった。
高平山はこれといった登山道があるわけでは無いので、今回のルートを合わせて4ルートほど考えられる。
要は4つの尾根が頂上に向かって伸びているのである。
今回選択したルートは一番等高線が混んでいる場所のため思わぬ苦戦を強いられたのであるが、もっと事前に吟味しておけば良かったと思う。
単独ではないので藪山は最低限の準備はしておくべきであったと少し反省したのであった。
お助けロープがあればなんてことはなかったと思われる。