谷川岳 天神平

何年ぶりかの谷川です。
谷川岳の天神平(初心者)コースをたどってみました。
おまけに手抜きで、行きも帰りもロープウェイ利用のお手軽コースです。
ついでだからリフトにも乗って天神平峠まで行ってしまえ。
帰りには一ノ倉沢も覗いてみよう。
実は先日映画クライマーズ・ハイの試写会に行ってきました。
小説もいいが、今回の映画も地方新聞社の様子が良く出ていて中々良かった。
その中のシーンで一ノ倉沢を登攀する迫力あるシーンも出てきます。
そんなわけで一ノ倉沢の入り口に行ってみたところ、結構同じような目的かどうかは分かりませんが見物人が何人もいました。

本日は新調したトレッキングシューズなので靴擦れになりそうです。
テクニカのシューズですが、デザインだけで決めてしまいました。

【登った日】 平成20年7月5日
【天  候】 晴れ
【山の名前】 谷川岳 (トマの耳 1963m、オキの耳 1977m)
【時  間】 08:00〜15:00
【同行者】  おK3
【コース】 ロープウェイ駐車場〜天神平〜天神平峠〜トマの耳 〜オキの耳〜天神平〜ロープウェイ駐車場〜一ノ倉沢

田尻尾根も登らずに、西黒尾根も登らずにロープウェイという文明の利器を利用します。
10分もすると天神平に到着します。

ロープウェイの駅です。

ここは冬には天神平スキー場として賑わいます。

駅のすぐ前にリフトの乗り場があります。

リフトを利用しない場合は乗り口を通り越した所に登山口があります。

今回はせっかく?なのでリフトに乗ってみます。

何でもおK3はリフトに乗ったことが無いらしい。
スキーをやらなきゃ乗る機会が無いのも道理か。

リフトに乗るときはザックを背負っているので少々注意が必要です。

ザックの厚さの分深く腰掛けることが出来ないので、浅く腰掛けて横のポールをしっかりと掴みます。
おK3は何と両手でしっかりと持っていました。大丈夫そうです。

しかしいい天気です。

リフトの降り口が天神平峠という場所になります。

峠というからにはピークでは無いようですね。

谷川温泉まで4.6km、谷川岳山頂まで3.0kmとあります。

天神平から谷川岳山頂を望みます。

ずっと尾根伝いに登ります。

とにかく今日は天気予報とは異なり良い天気です。

予報では曇りだったのですが、これでは快晴ですね。

天神平から見たロープウェイの駅とスキー場の風景です。
さあこれからが今日の登山開始です。

リフトで峠まで登ったため、最初は下りになります。

ちょっと下るとすぐに天神平からのコースと合流します。
そこからは木道となります。
途中、木々の合間に谷川岳の山頂が見えました。

山頂付近に雲がかかってますので、今日は展望が望めないかも知れません。

でも頂上に着いたら雲もはれて、大展望が期待出来るかも知れません。

山の天気は気まぐれです。

熊穴沢の避難小屋に到着です。

綺麗にペンキで塗られています。

今日は暑いので中に入らずに外で休憩します。

誰かが「トタン張りだから中は暑いわよ。」と言ってます。

積雪の計測用メモリは180まで刻んでありました。

もっともこの高さまで積雪した時にはドアは完全に埋まりますので開かない??

小屋を過ぎたあたりから少しづつ傾斜がきつくなります。
西黒沢の雪渓の様子です。
岩場をゆくハイトス。

それほどたいした場所ではありません。

でもちょっとだけ急登でした。

恐れていたとおり、おNewの靴はしっくり来ません。

両足ともカカトに靴擦れが出来てしまいました。

天狗の留まり場に到着です。

ここで小休止。

3度目の靴擦れの対処(カットバンを貼る)を施す。

このあたりではすでに森林限界を超えたため、日陰になるような木々はもう有りません。

登ってきた尾根筋を振り返ります。

ずっと画像の左やや上あたりに天神平が見えます。

頂上まであと少しです。

頂上直前の木の階段です。

右上には雪渓が見られます。

でも全然涼しく有りません。

とにかく今日は暑い。

肩ノ小屋直前の西黒尾根、巌剛新道への分岐です。

次回はこのどちらかのルートで登りたいものです。

肩の小屋を越えたあたりでヘリの音が。

事故で無ければよいのだがと話していたら、隣の登山者が歩きながら、「たぶんパトロールでしょう」と教えてくれました。

ベテランは音と方角で察知するようです。

トマの耳に到着です。

おK3、谷川岳山頂に立つの図です。

残念ながら雲の中にスッポリといった感じで、展望は全くありません。

やや新潟側の斜面がうっすらと見える程度です。

トマの耳から見たオキの耳方面の様子です。

オキの耳はすぐ隣ですので行ってみます。

ここで奇遇なのですが、先日根本山でお会いしたご夫婦に再会しました。

おK3が覚えていたのですが、話してみるとやはりそのときのご夫婦でした。

お互い「またどこかでお会いしましょう」と言って分かれましたが、2度有ることは3度ある?

オキの耳に到着です。

トマの耳の時もそうですが、写真撮影は順番を待って手短に行います。

次の方が撮ってくれました。

ここで昼食にします。

ガイドにはオキの耳に行く人は少ないので、ゆったり出来ますとか何とか書いて有りましたが、全くそんなことはありません。

若干少ない程度です。

やはりここまで来たら双耳峰は両方とも訪れたいものですよね。

オキの耳から見たトマの耳。

左サイドは結構急峻なガケですね。

あのてっぺんに居たのかと思うと少し怖い気がします。

頂上での高山植物 花1 (おK3が撮れと言う。) 頂上での高山植物 花2
頂上での高山植物 花3 頂上での高山植物 花4
頂上に向かって雪渓を登る登山者を発見。

ズームで撮ってみました。

 

谷川岳山頂を後にして下山開始です。

登るときには気づかなかったザンゲ岩です。

ザンゲ岩は西黒尾根ルートに有るものと思っていたら、こちらのルートにも天神ザンゲ岩なる岩が有りました。

ザンゲしましょう。??

頂上を見ると雲が晴れたようです。

今だったら瞬間的に視界が開けているかも知れません。

西黒尾根ルートです。

見えている頂が、たぶん1516mのピークと思われます。

今日は4人ほどこのルートでくる登山者を見かけました。

鎖場を渡るおK3です。

ここは鎖を持たずにまっすぐに立って渡った方が良いと思われますが、人間というもの鎖の様な補助具があるとついつい安心感の為に持ってしまうようです。

かえって姿勢が前屈みになり不安定に。

樹間から双耳峰がよく見えます。

しかしトマの耳もとんがってるなぁ。

田尻尾根ルートへの分岐です。

ロープウェイは往復で購入したのでこちらには降りません。

本当は下りはどこかの尾根ルートで帰ろうと思っていたのですが、おK3にとっては初めての谷川ですので止めました。

でも本当のところ、切符を買うときにどうしようかと少しだけ考えたのですが。

ここを過ぎるとすぐに天神平です。

ロープウェイに乗ってアッという間に駐車場です。

一ノ倉沢へゆく途中でおいしい谷川の水をゲットします。

谷川岳登山指導センターの前に有ります。

本日使用したペットボトル、水筒すべてをおいしくて冷たい谷川の水で満たします。

一ノ倉沢です。

その存在感に圧倒されます。

時間が15時を過ぎているため逆光となり、かなり見づらいですが、その一種異様な圧迫感はおわかりになるかと思います。

沢は雪渓の雪解け水が豊富で、結構勢いよく流れていました。

右側の衝立岩のアップです。

多くの人命を飲み込んだ一ノ倉沢ですが、クライマーにとっては登攀の意欲をかき立てるものが有るのでしょう。

私には到底考えられませんが。

反対側には白毛門がそびえています。

次回谷川に来るとすれば一番確率の高いのが白毛門ですね。

出来れば初雪の頃にここに登って、谷川の初冠雪の写真を撮ってみたい。

誰が撮っても素晴らしい写真が撮れるポイントとシチュエーションですね。

あとは天気さえ良ければ。

しかしよく考えなくてはならなのは、谷川が初冠雪と言うことは、当然白毛門も初冠雪と言うことです。

やっぱし無理か。

帰りは湯テルメ・谷川で汗を流して帰宅です。

料金は550円と銭湯並みです。

サウナは有りませんが、露天風呂が大きくてゆったりと入れました。

そのほかは全体的に小振りに出来てます。

 

これにて素人でも行ける谷川岳山行の終了です。

しかし先週は土曜日日中に用事が有るために早朝に吾妻山(早朝の登山者の観察をしてみたら、何と15分の間の山頂でしたが20人もやってきました。)、

日曜日は雨の為、夕方の雨の合間に吾妻山、と言った状態でした。

今回ようやく山登りらしい山へ行けました。

ちなみに今記載している本日6日ですが、またもや吾妻山になってしまいました。

午前中に用事があり、午後2時過ぎにおもむろに鳴神山へ懸垂下降の訓練に行こうと準備して出かけました。
ところが鳴神山登山口に着いた途端に大粒の雨が。
しょうがなく戻ったのですが、自宅近くに連れて雨が上がるではありませんか。

それでは訓練は止めて吾妻山にしよう。(なぜか今日は止めようと言うことにはならない)
という訳でで今日も又吾妻山となりました。
すると山頂に「桐生鳴神山の会」なる会報の案内が有りました。
結構幅広い会員の構成と、A〜Eの難易度別の山行を行って居るようです。
山岳会の様なレベルではなさそうなので検討の余地はありかなと。
ランクAでは槍や穂高へも行くようですので指導してもらえるかも知れない。

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