十二山

【登った日】 平成20年10月18日
【天  候】 晴れ
【山の名前】 十二山
【時  間】 9:00〜16:40
【同行者】  単独
【コース】 鳴神山駒形登山道〜西尾根〜三界ピーク〜十二山〜赤地山〜駒見山〜高倉山〜駒見峠〜三本木峠〜延命寺

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やまの町桐生の赤芝山脈、桐生山野研究会の赤芝山脈縦走を参考にして、鳴神山駒形登山道から十二時山へ向かいました。
桐生山野研究会桐原の住人さんの山行記をよんで、いつかはその後を辿ってみたいと思っていた。
スタート地点の三界ピークは鍋足沢方面へ出向くときに必ず通過するため、「いつかはここを左に」とそのたびに思ったものである。

距離的には吾妻山〜鳴神山縦走路より少し長い程度なので5時間もあれば大丈夫とふんだ。
駒形登山道を出発して出来ればほぼ直線で三界ピークに行けば、1.5時間もあればよいので逆算すると9時スタートで十分
余裕があるはずだった。

諸事情で今回はおりひめバス利用となってしまい、バス終点の吹上から登山口まで長いウォーミングアップとなった。

この画像は川沿いの道ばたに見つけた石祠である。

この1.2kmに及ぶアスファルト道路歩きはこれで2度目であるが、出来れば避けたい。

ウォーミングアップとしては長すぎる。

広土橋につきました。
ようやくアスファルト道路歩きが終了です。ヤレヤレです。
最初は駒形登山道をおとなしく登り、2/3程の場所で画像の斜面を北上し西尾根に登る。
最初の予定では斜面を登り切り、そのまま赤芝登山道方面に下り、椚田へは向かわずそのまま973m峰へダイレクトに行くつもりであった。

ところが西尾根まで登ってみると、これから又下って登る事がもったいなく思えてきた。

まして西尾根から赤芝登山道へ降りる斜面は地形図で見るよりずっと急斜面である。

そこで急遽予定を変更し、仁田山岳直前の巻き道で椚田へ出ることにした。

写真は973m峰、および三界ピーク方面である。
右端は仁田山岳を少し下ったあたり。

973m峰、三界ピークから西へ延びる稜線。 目指す十二山と山裾を走る林道の様子。
三界ピークです。今日はここを左に向かいます。 最初はなだらかな尾根歩きです。
ちょっとした広場に出ました。 所々枝尾根が有りますのでその都度方向確認を行います。
大きな松の木ある730mのピークです。
『山田郡誌』の赤柴山はこのあたりなのかも知れません。
十二峠に到着です。
十二峠からすぐの所に石祠が有りました。 樹間に林道が見えます。
ここからの急登が結構きつかった。 正面に見える黒い影が熊に見えて立ち止まってしまった。
鈴を鳴らしても動かない。「オーィ、くま!」とよんでも動かない。
このあたりは少し小薮がうるさい。 十二山に到着です。三角点です。
山名板が真ん中で割れていた。くっつけて撮影。
ここで昼食を摂るが、13時を過ぎてしまった。
あわよくばと思っていた蚕影山往復は今回諦めることにする。
この後は下りが連続する。
次に目指すは4等三角点の706.8m峰である。
あれ?右側に地形図にない林道が。手前の木には巣箱が。 その先は行き止まりであった。この写真の斜面上でどうして降りようか等と考えていたが、しょうがなく巣箱の所まで戻り、林道に出た。
林道から取り付いた向かいの斜面では視界が少し開けていた。 右の鳴神山から左に、先ほどまで辿ってきた山々が見える。
706.3m 四等三角点のピークに到達した。
高戸山と呼ぶらしいが、山名板は無い。
R.Kさんの標高を示す標識があった。
ペットボトルの散乱するマナーレスの山頂を後にして赤地山へ向かう。
赤地山山頂の様子。山頂は細長い平地である。 山頂より少し西に石祠が3つ有る。写真に納めて山頂に戻る。
赤地山からの下りの様子です。
西方面の斜面ではっきりとした尾根に出るまでは少し迷った。
駒見山(614.4m)に到着しました。
山名板が2枚有ります。(標高は600mとなっていますが。)
標高と山名板を示す標柱が破壊されていました。

そこにはなにやら手書きの文字が。

「本当の駒見山はここから北へ・・・」とありました。

どうも685.8mの赤地山の事を言っているようです。

やまの町桐生にて桐生山野研究会でも見解が分かれているという文章がありましたが、ここは駒見山ということで。

 

せっかくここまで来たので、時間があまり有りませんが高倉山を訪問することにします。

高倉山の三角点です。 ここでも標柱が粉々になっています。
小さな山名標識を発見しました。

この近くに石祠が有るはずなのですが、残念ながら時間もあまり有りませんので引き返します。

情報によれば少し西へ下れば有るらしいのだが。
しかも3つも。

 

駒見峠を過ぎて510mのピークを右に巻いて進みます。

時刻はそろそろ16:00になります。

山陰では少し薄暗くなり始めてきました。

山中で日没は困りますので、残念ですが雷電山までもいけそうにありません。

450mの小ピークを過ぎたあたりから南下し下山を始めます。

三本木峠とおぼしきあたりに階段付きの立派な石祠を見つけました。
(それとも南下する前だったか記憶が曖昧です。)

おかしいな、当初の予定ではこの時間には長尾根峠に出ているはずなのであるが。

鳴神山〜吾妻山の整備された縦走路とおなじ基準で測ってはいけませんね。

尾根伝いに薮をかき分けながら313mのピーク経由で県道に出ます。

画像は県道に出る前の細い生活道路が見えたところです。

延命寺の近辺です。

県道に出るとまだまだ明るく感じます。

山中は薄暗さが漂い始めていたのですが。

これから自宅まで徒歩で1.5時間ほどの歩きとなります。

当然途中で暗くなりますが、道路には車のヘッドライトが、歩道には民家や防犯灯が有りますのでヘッデンは必要有りません。

三界ピークから川内4丁目の修道院までの縦走を成し遂げるには少なくともあと2時間はほしい。

今回5時間と見込んでこの結果であった。

途中高倉山などの寄り道をしたとはいえ、あまりにも見込みが甘すぎたと反省しきりである。

 

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