○ 十二山
【登った日】 2014年 3月 22日(土)
【天 候】 晴れ
【山の名前】 十二山(797.2m)
【時 間】 10:40〜16:45
【同行者】 単独
【コース】 広土橋〜(西尾根)〜鳴神山〜三界ピーク〜十二峠〜十二山〜駒形山〜広土橋
雪の豊富な赤城も魅力的であったが今回は前日の酒宴にもかかわらず出かけることが出来る里山散策にした。
赤芝山稜の十二山である。
目的は3つ。
1,以前見た旧サブルートの谷側にある石仏をもう少し詳しく見てみる事。
2,十二山の山名板を交換する事。
3,駒形山のピークを踏み、岩の割れ目に鎮座まします小さい石像と胎内くぐり岩を見る事。
駒形山に関しては一昨年にあにねこさんが山の町桐生関係者と探索されており前々から地元でもあるので行きたかったのである。
一応8時に目が覚めるが二日酔いなのか体が云うことをきかない。
結局10時に起き出し準備となる。諸々をザックに放り込んでとにかく駒形登山道へ。
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。((承認番号 平24情使、
第654号)」
広土橋には全部で4台、すぐ下の空き地に4台の車が駐車していた。 カッコソウの季節にはまだ早いが鳴神山は相変わらず人気のようだ。 |
駒形登山口に向かう途中のコンクリート舗装が途切れる少し手前に旧サブルートの入り口がある。サブルートの尾根には向かわず谷筋を登る。 |
中腹辺りまで登るとこれらの石碑、石像が。全部で5基。前は6基?。 | この石仏は顔の部分が修復されている。 |
こちらは頭部。文字など探すが古く苔むしていて判読不能。 | 以前はこの沢筋をそのまま上り詰めたが・・・。たしかきつかったような。 |
今回は東にトラバースして旧サブルートの尾根に向かうことにする。 | こちらもきつかったが何とか尾根に出た。途端に歩きやすい。 |
西尾根ルートの岩上にある赤城展望所にて。 7峰は今日も賑やかだろうな。 |
浅間も綺麗です。そういえば先週にかずさんが黒斑に行かれたなぁ。 自分も浅間の縞々斜面を見てみたいなぁ。 |
手前ピークの石祠にご挨拶をして・・。 | 仁田山岳の石祠に参拝。 |
桐生岳にはカップルが二組。双方ともランチタイムのようでした。 | 男体山が綺麗に見えますね。日光白根も真っ白。 |
定番の一枚。 今からむかう三界ピークが正面に見える。 その背後には袈裟丸山。 |
単独行の男性に先を譲ってもらうが椚田への北斜面はご覧のとおり。 雪がかちかちで慎重にゆっくりと降りました。軽アイゼンを出すのが億劫だったからだが、ここで滑落して怪我をしていたらバカみたいである。 |
椚田の石祠にもご挨拶して。 | 973mピーク。 |
三界ピークを西に向かいます。その方向には進入禁止?の木が。 | 雪もほとんど無く快適な尾根を進みます。岩混じりのピーク。 |
桐生市基準点No.128。お腹が空いたのでこの近辺で風をよけながらラーメンを作って食べた。今日は頂の醤油味である。しかし玉子を忘れた。 | 進行方向左手に林道が見えた。 と云うことはそろそろ十二峠である。 |
十二峠のすぐ近くに石祠。うーん屋根が落ちそうである。 | 十二山手前ピークの急登をこなす。 |
十二山山頂です。三角点峰です。ひさしぶりだなぁ。 | ありゃぁ。すかいさん作の山名板がありましたよ。 |
5年間ご苦労様。完全に寿命ですね。 交換しましょうかね。 |
立派な山名板があるので取り付けを止めようかとも思ったが、折角なので取り付けましょう。マイナーな山なのに山名板が2枚になりました。 |
一休みの後は適当に斜面を降る。落ち葉が雪崩のようになって自分と一緒に落ちていきます。所々に岩があるので注意しながら。 こけないように少し滑らせながらバランスを取ってくだるのが楽しい。 |
そんな事をして楽しみながら降りていったのだがふと方向を確認すると少し東にずれたようだ。修正の為に結構厳しいトラバースとなった。 手掛かりとなる岩が脆く、皆浮いているので要注意である。 |
林道がみえてきました。擁壁が無ければ補助ロープを取り出さなくても済むのだが。・・・大丈夫でした。路面まで土の斜面が続いていました。 | さて、駒形山への尾根の取り付きはこのあたりだが。手前に取り付くと・・ 擁壁の裏側はすっぱり落ちていて・・・こりゃぁダメだ。反対側へ。 |
そこには目印テープと赤い紐が。ひょっとして駒形山への入り口の目印なのであろうか。 | 驚いたことにこの尾根には薄いながらもちゃんと踏み跡がありますよ。 なだらかな尾根をゆっくりと登ると・・・。 |
駒形山頂上です。桐生地域百山の一座ですね。 | 昨年の3月12日に取り付けられたようです。 |
さぁ、本日最後の目的である石像と胎内くぐり岩の探索に向かいましょ。 ほぼ真南に降ればよいのです。 |
降って大きな岩場を右から巻くように降りてちょっと岩の割れ目を覗くと・・おぉ・・おわしましたぞ。小さい石像ですね。 あにねこさん、よくぞ見つけてくれました。ちょっと感動。 |
さぁてと次は胎内くぐり岩ですが、・・・どこじゃろか。ここでも無い。 | 少し下がったここでも無い。 |
あと少しで日も暮れはじめるし胎内くぐり岩は諦めましょ。 この辺りの岩場の探索はスリルが有りましたよ。あにねこさんが探索時は注意するようにと云われていましたが納得です。 |
諦めたらその後は早い事・・・少し降りると広土橋です。 ハイトス号だけがぽつりと。当たり前ですね・・もうすぐ17時ですもの。 |
自宅に戻りあにねこさんの記事を再読すると、胎内くぐり岩の上部は石像近くになるとのことであった。
と云うことは石像の直下に位置する場所に下側の入り口があったのであろう。
時間があれば見つかるまでうろうろしたであろうが、何せ山中は薄暗くなりはじめており岩場の危険度を勘案してしょうが無いところである。
そもそも出発が遅すぎるのである。