鳴神山〜吾妻山縦走(その2)

今週は土日とも曇りのち雨の予報である。
しょうがないので又しても近場で雨中歩行訓練と称して鳴神から吾妻まで縦走することになりました。
鳴神から吾妻までの縦走は連休に青木さん、松島さんと実行しているのですが、そのときの様子から
おK3が縦走してみたいと言い出したのです。
加えて先週に吾妻山近辺をうろうろしているときに出会った年配のハイカー3人組が縦走出来ているのだから
私だって大丈夫と思ったのかも知れません。
雨が降るのを承知で出かけました。
ただ、今回は以下の新しい試みを実施しました。

1:登山口までは車ではなく、おりひめバスを利用する。
2:駒形からは一般登山道(沢)ではなく西尾根ルートで登る。
3:風を伴わない場合の雨天時での傘の効用を試す。
4:吾妻山頂上から川内観音堂コースで下山してみる。(いつもは青葉台、川内ルート)

【登った日】  平成20年5月24日
【天  候】   曇り時々晴れ後小雨
【山の名前】 鳴神山〜吾妻山 
【時  間】   9:00〜16:20
【同行者】   おK3
【コース】      駒形登山口〜鳴神山〜三峯山〜大形山〜雌吾妻〜吾妻山〜川内観音堂

 

桐生市運営のおりひめバスです。

初めて利用してみます。

登山口である駒形の近くの終点である吹上まで乗車します。

料金はどの区間乗っても200円です。

われわれの他には2名の乗車でしたが、終点前には皆降りてしまいました。

運転手さんに「気を付けて行ってらっしゃい」と優しい言葉をかけられていざ登山口へ。

その先の道が予想してたものよりも長かった。

 

ようやく登山口入り口へ到着です。

次回からはやはりここまで車で来ることにしよう。

さて、赤芝への林道を横目に橋をわったすぐ左に西尾根コースの第1候補入り口が見えました。

様子を探ったのですが、藪がひどそうです。

ここは藪のひどくない冬の前後が良さそうだと言うことにして第2候補地へ。

 

しばらく駒形登山口へ向かって進むと、左手に踏み跡が。

みちの脇の木の幹のツタを払うと見印のテープが。

さらに奥の木には黄色いテープが。

ここに間違いない。

コンクリート舗装が終わるちょっと手前です。

これより西尾根ルートへ向かいます。

 

最初は踏み跡もしっかりしております。

すぎの植林地を尾根を目指して進みます。

急登と言うほどの傾斜ではありません。

少し気になるのは枝尾根のルートだと思っていたのですがそうではなさそうです。

枝尾根のルートはもっと右側の斜面を登らないといけないようです。

 

中腹の1光景です。

この山すべてが信仰の対象だったことの証左です。

 

進むにつれて段々と急になってきます。

踏み跡も怪しくなります。

しかしどの方向へ登っても尾根が見えてますので心配はありません。

当初は進行方向北東の枝尾根から登るつもりでしたが、結構急なので真北に進みました。

しかしあと少しになると北西方向が緩やかなため、少し遠回りになりますが、早く尾根に取り付くことを優先し、その方向に向かいます。

 

尾根に出ました。

反対側の斜面は雑木林でした。

 

岩を割って根を張るたくましい桜の木です。

尾根の1光景です。

尾根そのものは少し小薮がうるさい程度ですが、傾斜も緩く歩きやすい道です。

 

 

しばらくゆくと濃い踏み跡に遭遇です。

右が登ってきた踏み跡、左がそれよりも濃い踏み跡。

どうも斜面を登っているときに北東のルートを避けましたが、そのルートがこの踏み跡の様ですね。

 

この後は踏み跡がくっきり過ぎるくらいのいい道です。

左に雑木林、右に杉の植林地と言った良くあるパターンの尾根道です。

 

どんどん緩やかな尾根道を進みます。

本日朝の内、おK3は少しご機嫌がよろしくありません。

朝からのどが渇くようで、体調がいまいちらしい。

おまけに今回はハイトスが手抜きで、万が一の為の水2リットル(本来はボッカ訓練のためのものなのですが。)を割愛して居るため、一人あたりの水が1.5リットルしかないのが不安らしい。

ちなみに前回10時間走行の椀名條山走行時の消費量と同じなのでハイトスは全く心配しては居ません。

しかしカモシカ山行(ギリギリの装備で体力の限界近くの山行を行うこと)では無いのだから、水に余裕を持つことは大切なことです。

大丈夫大丈夫と言いながら少し反省。

 

途中でおK3がお腹がすいたというので休憩。

本人曰く、あたしゃ6時前から起きているから・・とのことです。

この後地図にある734mの地点を過ぎ、なだらかな尾根歩きが続きます。

 

途中で赤芝への小さな道標がありました。

「箕輪の池を経て赤芝登山口に至る」とあります。

このルートも回ってみたいものである。

 

尾根道も段々と傾斜がきつくなり始めます。

 

急に北方が開けた場所に出ました。

近いうちに縦走してみたいと思っている赤芝山脈の裾野も遠望できます。

写真を撮るのはいいのですが、岩の先は絶壁ですので、高所恐怖症の私は縁まで中々行けません。

さすが一般道とは違いこういう箇所があると、小学生を引率して登ると言うわけには行きませんね。

一般道の沢コースは小学生が良く登るようです。

途中の道標には川内の小学校制作のものもあります。

 

頂上が近づくにつれて尾根道も険しく痩せてきます。

でも谷側に落ちても雑木でいっぱいですのですぐに途中で引っかかりそうです。

 

頂上目前の最後の岩場を登るハイトスです。

ちょとだけスリルを味わえます。

 

ほぼ頂上近くまで登ってしまいました。

ここは右側が仁田山岳、左が椚田(くぬぎった)方面への分岐です。

ちなみに仁田山岳から椚田へ行くときはこの地点はバイパス(この祠の真下を通る)されます。

この後はほぼ平行移動のようなもので仁田山岳、桐生岳へと向かいます。

 

仁田山岳に到着です。

 

桐生岳です。

あいかわらず春霞?か雲かで展望はほとんどありません。

頂上で出会った方が「最近はいつもこんなもんだよ」と言っておられましたので春の間は展望があったらラッキーなのかも知れません。

 

肩の広場に降りて昼食です。

座禅石像をアップ。

 

この動物は何でしょうか?

犬のようですが。(狛犬というくらいだから)

おK山はサルの様だと言いましたが、前足の様子からたぶん違うだろうと。

 

こちらは狐のように見えますが。

オオカミだという説も有るようです。

 

さて、ここまでは2時間以上をかけてゆっくりと登ってきましたが、これから本日のメインイベントである縦走のスタートです。

コースタイムは道標によると3時間40分とあります。

休憩を入れても12時スタートで4時前には吾妻山の山頂に着きたいと言うことで縦走開始です。

 

最初のピークに到着です。

ほぼ時間通り。

 

あっという間に三峯山到着です。

  三峯山山頂には大きな祠と石像があります。
金沢峠着です。

ここはほぼ縦走路の中間点です。

おK3 山火防止の標識を見つめて何を思う。

縦走路は歩きやすく良く整備された道です。
大形山に到着です。

ここへの登りはきつかった。

自然観の森方面への分岐で一休みして、さぁて出発だとばかりにザックをひょいと

持ち上げるの図です。

ついに雨が降り出しました。

雨具を出すのは面倒くさいと言うよりも、後始末が大変なので傘の効用を試す。

片手がふさがりますが、今回の縦走路の様な良く整備された道では大丈夫ですね。

ただし風が強く無ければの話ですが。

 

縦走路最後の木の階段です。
雨が降ってるので木陰より吾妻山頂上の様子を撮りました。

何はともあれおK3も縦走完了ですね。

さて時間を見てみるとなんと15:40分ではないですか。

目標よりもかなり短い時間で走行出来ました。

体力が付いたと言うことでしょうか。

鳴神山から吾妻山まで3時間40分で走破完了です。

頂上にある川内観音堂なる案内がありますが、今までここを降りたことがありません。

そこで今回試してみます。

川内のどの辺に出るのでしょうか?

このルートはただひたすらに下るだけ。UpDownはありません。

その分距離は短そうです。

お寺に出ました。
道標は観音堂とありましたが、東禅寺と言うお寺でした。

東禅寺観音堂ということですね。

後ろに見える石塔は桐生市指定重要文化財の角塔だそうです。

 

後は自宅まで傘をさしてテクテクと。

先日の自然観察の森からの時と同じくらいの距離を歩くような気がします。

 

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