座間峠 リベンジ

鳴神山の北鞍部の椚田(くぬぎった)〜座間峠〜高沢林道

今週は土日共に1日雨の予報である。
昨日はそれでも日中晴れたので吾妻山に行けたのですが、今日は朝から雨です。
それでも6時過ぎには雨も小降りになり、そして止んだ様です。

こんな日には前回同じ条件でミスコースをしてしまった座間峠へリベンジ山行です。

どうせ雨でおまけにカスミがひどく、展望も何も期待できない。
今回は前回の反省をふまえて地形図を頻繁にチェックしながら慎重に走行することにした。
実は2万5000分の1の地図を題材にした地形の読み方という本を読んで、今までのいい加減さを反省したのです。

GPSに頼らずとも地形図とコンパスだけで現在の周辺情報より現在地、進行方向を探って見ます。
ただし霧がひどいのでほんの周辺のみの地形しか判別できませんので、要注意です。

地図(GPS機能の軌跡をそのまま載せてみます。)

【登った日】 平成20年6月22日
【天  候】 曇り時々雨
【山の名前】 鳴神山 椚田(くぬぎった)〜鍋足沢の頭〜座間峠〜高沢林道
【時  間】 7:50〜14:30
【同行者】  単独
【コース】   こつなぎ橋登山口〜椚田(くぬぎった)〜鍋足沢の頭〜座間峠〜高沢林道〜鍋足〜こつなぎ橋登山口

木品登山口を少し過ぎた路肩に駐車します。 こつなぎ橋登山口までは8分ほどの距離です。
最近の雨のせいか水量が豊富です。梅雨ですものね。 小さな滝が現れました。この後沢に沿って登ります。
椚田への直前にカッコウソウの保護エリアがあります。 椚田に到着です。ここで一本いれます。ここまで50分掛かりました。
椚田から30分ほどで赤芝山脈の東端に到着です。

ここを左にゆくと赤芝山脈縦走コースに入ります。
たぶん5時間前後のコースになると思われます。
ただし踏み跡はほとんど無いでしょう。

今回は右へ、座間峠を目指します。

雨がひどくなったので雨具を装着します。

面倒だから上着だけでいいや。と言うわけで手抜きです。

この先で突然ガサガサッと言う大きな音と、それに続いて斜面を下り去っていく音がします。(大型の動物で、たぶん鹿だと思います。)

びっくりしました。

相手もたぶんすごくビックリしたのでしょう。
雨音でお互いの気配が消されていたのかも知れません。

前回走行済みのせいかどうかは解りませんが、結構早いペースで鍋足沢の頭に到着です。

10:20です。

ここで早めの昼食です。

そういえば今日の朝はほとんど食べてなっかったことを思い出す。

前回素通りした道標の痕跡(熊さんに完全に破壊されてます。)
今回はここの右斜面を下ります。
するとすぐに立派な案内板が。
前回の轍を踏まぬよう地形図とコンパスで確認しながら進みます。 こんな道標ですが、目印も踏み跡も当てに出来ないときはホットします。
とにかくこのルートははっきりとしない分岐が多く、注意しないとすぐにミスコースとなります。全部で5カ所ほど要注意箇所があります。

この分岐も踏み跡は薄く両方にあるように思え、目印テープは無し。

地形図とコンパスでどちらの方がより近いか判断する。

ちなみに地形図には山道が記載されているわけではありませんので、あくまで通常考えられる尾根を順当に走破する事を前提に類推します。

どうしても判断が付かない場合は片方に偵察に行ってくる。

前回の失敗はすべて尾根歩きなので、ピークはすべて経由しなくてはとう固定概念にとらわれていたためです。

1000mちょいのピークに到達しました。

誰かが鍋足山と命名していた記憶があるのだが。

山頂には山名板はありません。

熊さんにやられた道標の残骸がありますが、たぶん山名ではなく、「鳴神山、座間峠」なるものだったと想像出来ます。

しかしこのピークの登りはきつかった。

雨具を着ているため、下は余計に汗だくです。

ここを下ると座間峠はすぐです。

 

 

広場にでました。

座間峠までほんの少しです。

どれどれ赤テープの目印がたくさん付いている。

そちらにゆけばよいのだな。と方向も考えずに左に行ってしまった。

あれ?結構大変な岩場を越えます。
その先の下りも結構急です。

おかしいな。コンパスを取り出すと逆方向に進んでいます。
今日はここまでずっと慎重にやってきたおかげでスムースだったのに、最後の最後で手を抜いて思いこみでミスコースしてしまいました。

GPSの軌跡でもはっきりと解る恥ずかしいミスコースです。
ちなみにこの岩は降りることは出来たのですが、登り返すことが出来ず、苦労して巻きました。

やっと元の広場に戻りました。

どうしてここを間違えるのか。

東と西の180度違う道を間違えるなんて。

自分でも信じられません。

目印テープを盲信してはなりませぬぞ。

広場を降りたらすぐに座間峠に到着です。

やっとリベンジ完成です。

12:30です。

鍋足沢の頭から2時間経過です。

直前のミスコースやそれまでの判断に迷う場所でのロスを差し引くと1.5時間ほどで来れると思われます。

他にも道標があったらしいのですが、ご覧の通り熊さんの餌食ですね。

この方面の熊さんはことごとくこのタイプの道標を粉々にしているのですが、何か訳でもあるのでしょうか。

人間のにおい、またはペンキのにおいが気にくわないとか。

峠からは沢沿いに下るだけです。登りは巻き以外一切ありません。 すぐに沢に水が流れ始めます。ひたすら沢沿いに下ります。
高沢林道に到着しました。しかし最後に丸太の橋を渡るようです。何か怖いので下の沢の石を渡ります。 後はこの林道をテクテクと駐車場所まで下ります。
途中に野ウサギがチョロチョロと出てきては、サット逃げ去ります。
あまりに素早くて写真を撮る余裕がありません。
  アスファルト道路に出ました。

駐車位置まであと少しです。

道ばたに庚申塚がありました。

今回の山行は予定よりかなり早く終了です。

しかし、前回もそうでしたが今回も誰一人とも会うことはありませんでした。

この様な季節、天候(雨の中)でこのルートですからしょうがないかもしれません。

これで後は根本山から三境山、残馬山経由で座間峠までのルートを走破すると、氷室山から吾妻山までのルート走破が完了します。

走破したからなんなの?と言われればおしまいですが、「走破してみたかったんです。」と答えましょう。

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