○ 甲斐駒ヶ岳

【登った日】 平成23年 7月 17日 (日)
【天  候】  晴れ
【山の名前】 甲斐駒ヶ岳(2967m) 双児山(2649m) 駒津峰(2752m)
【時  間】  5:35〜14:00
【同行者】  おK3
【コース】  駒仙小屋〜北沢峠〜双児山〜駒津峰〜六方石〜(直登)〜
甲斐駒ヶ岳〜(巻道)〜六方石〜駒津峰〜仙水峠〜仙水小屋〜駒仙小屋

梅雨明けの3連休は猛暑になりそうであるが、何とかこれを回避するには高い山に行くに限るとばかりに南アルプスに繰り出すことになった。
最初は1泊2日の近隣の百名山がよろしいと云う事であったが、3日の連休なんだから甲斐駒仙丈に行けるんじゃないのとご意見。
金曜日の夜にやっと行き先を決めるという相変わらずのドタバタではあったが、土曜日は移動だけにしてしまって2泊3日の余裕の予定を組んだ。
それでもアプローチが遠いので結構朝はそこそこ早く出なくてはならない。
自宅から5時間もかけて芦安の南アルプス市営駐車場へ乗り入れたのであった。

1日目(移動日7月16日)

第3駐車場に何とか停めることが出来た。

実はここで係の方に「駐車場は1から8まで全部いっぱいだよ、朝なんて大変だったのだから」と言われた。
この時間に来て停める場所なんて無いよ・・・とのことであったが、ここでおK3がねばる。

群馬から来たんですよ・・とか、どうしても13:10のバスに乗っていかなくちゃ・・・テントを担いでいくんですよ・・・停められないと困ってしまう・・。

係の人にはそんな事云われても困るのでしょうが気の毒に思ったのかどうか、すぐ手前の第3駐車場スペースを探しに行ってくれて何とか1台停められそうなスペースを見つけ出してくれました。感謝感謝です。

準備をしてすぐ上のバス停へ移動しバス発車時刻を待ちます。
最初我々の他には2名のみであったが出発時には20人以上となりバスは満員となった。
でもこの人達は車は停められないので他の交通手段で来たのでしょうかね。

1時間ほどバスに揺られて広河原着。 ここから北沢峠行きのバスに乗り換えです。3台に分乗したのですが、我々はなんと補助椅子でした。14:25発。25分ほどで北沢峠着。
北沢峠に着くと同時に駒仙小屋に急ぐが・・。 テン場は御覧の通りで1段目も2段目も満杯で3段目の奥になりそうだ。
ところが2段目で片付けをはじめた人がいてその場所を確保。 早速河原で今晩用のビールを冷やしに行く。

これ以降はさすがに時間がたっぷりあるのでゆっくりと夕食の準備をする。

今夜のメニューは中華丼である。
アサリの味噌汁は結構いけますぜ。
ビールと一緒に冷やしたトマトが結構おいしい。

河原の幕営は今回が初めてだったのであるが、河原なのでどうしても石のごつごつが均しきれず銀マットだけだとちょっと辛い。
それと通路に面した場所なので夜中にトイレに行く人の足音とヘッデンの明かりが気になってよく眠れなかった。
しかし翌日沢のそばに張った人の話だと沢の音が結構うるさかったそうだ。
ウゥームやはり耳栓とアイマスクが必要だったか。そしてエアーマットも考慮しなくてはならぬなぁ。

それと毎回思うことだが2人用テントでは狭い!。3人用に買い換えましょ。

2日目(甲斐駒ヶ岳)


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平22業使、第547号)」

カップラーメンの朝食を摂り北沢峠の登山道に向かいます。 暫くは原生林の中を大きなジグザグで登っていきます。
途中後方が開けて仙丈ヶ岳が。待ってろよ、明日行くからねと。 双児山への登りの様子。おK3今日はアタックザックで軽いでしょ。
やや・・あそこに見えるは北岳ではないか。
とんがって見えますね。
そうこうしているうちに双児山山頂です。次の駒津峰へはいったん下ります。なんてもったいない。
正面に甲斐駒の凛々しいお姿が。 鳳凰三山の右肩に富士山が。地蔵岳のオベリスクが目立ちますね。
少しザレた登山道をとっとこ登ると・・・・。 駒津峰です。頂上は人が一杯で賑やかですねぇ。
中央アルプスの山並みが綺麗に見えます。右端の奥は木曾御嶽か?。 甲斐駒がだんだんと大きくなってきました。
岩がゴロゴロした登山道を行く。 六方石をクリアすると・・・。
直登コースと巻き道コースの分岐にでます。
みーさん隊に倣い直登コースへ。
どちらに行くかは決めていなかったのですが、現地では直登コースを選ぶ登山者の方が多かったようです。
隣の尾根の断面を見る。白い花崗岩の岩肌。 真上を見るとホントに登れるのか疑問が涌くよな甲斐駒頂上方面。
途中で2カ所ほどスリングでお助けが必要な場所あり。
難所をクリアしたおK3も快調に登って来ます。
途中一休みで北岳を眺める。難所の1つでは団体さんが苦戦して渋滞に。リーダーが上からロープを垂らして一人ずつ引き上げていました。
自分は渋滞場所を避けて違うルートで登ったが、おK3に追従は無理なルートだった。
団体さんに紛れてロープのお世話になったおK3を待つことに。
頂上直下では登山道は少し右に巻くようになっています。 花崗岩の風化した砂礫は一見砂浜の様でもあります。
摩利支天を眼下に・・頂上はすぐそこです。 甲斐駒ヶ岳山頂です。結構広いスペースがあります。
山頂の大きな石祠に拝礼。 鋸山方面。厳しそうですね。
仙丈ヶ岳を背景に。 頂上は大勢の登山者でごった返していますよ。
ゆっくりと食事をして景色を眺めて・・・そろそろ下山に掛かりましょ。 下山ルートは巻き道ルート。ここは摩利支天分岐。おK3・・行く気無し。
大きな花崗岩の岩がスライスされたみたいに見えます。
登りに使った直登コースには登山者が何人も見受けられます。
甲斐駒の頂上を振り返って見る。
サイナラ・・・噂に違わぬ良い山でした。
駒津峰まで戻った後は左に向かい仙水峠へ下ります。 樹林帯の中の石がゴロゴロした登山道でした。
降りきったところが仙水峠。石がゴロゴロしていて異様な風景です。 庚申山の天狗の投げ石を大規模にした感じです。岩ゴロ登山道です。
途中で樹林帯に入り汗だくになりながら下ってくると・・・。 仙水小屋に到着。冷たいおいしい水が。小屋の主人に「水をいただきます」と声を掛けて・・・冷たくて手がしびれそうです。生き返りますね。
後はいくつかの堰堤を越えてゆるやかな沢沿いを下ります。 昨日確認した駒仙小屋の登山口に到着です。

今日も就寝まではたっぷりと時間があります。

二日目の今夜は定番のカレーとパンプキンスープ。
やっぱしアルファ米はあんまりおいしくないなぁ。

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