○ 備前楯山(小滝ルート)

【登った日】 平成23年 7月 24日 (日)
【天  候】  曇り
【山の名前】 
備前楯山(1272.46m)
【時  間】  8:50〜13:00
【同行者】  単独
【コース】  小滝の里〜
分断尾根〜廃坑跡〜石垣堰堤〜備前楯山〜舟石峠分岐〜1132m峰〜図根点標石〜分断尾根〜小滝の里

備前楯山から南西に延びる尾根と、並行して走る沢の走行は本年1月にたそがれオヤジさんと南陵を登った時の戻りルートの予定であった。
しかし当日は金龍山コースを案内していただいたので小滝の里コースは順延となっていた。
小滝の里コースは足尾町商工会のHP以外にも相互リンクのオッサンの山旅たそがれオヤジのクタクタある記で前例がありますので情報には事欠きません。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平22業使、第547号)」

小滝の里の駐車場に駐車。石碑があります。 足尾方面に50m程戻ったところが登り口。
しばらくジグザグの作業道跡を歩きます。 岩尾根の切り通しを通過。
ケルンが積まれていたので2個ほど追加。 岩がえぐられて作業道が作られています。
右手下方に沢が見えてきました。 坑道口跡です。石が埋められています。作業道はここまで。
廃坑道のすぐ上に小さな滝が。 又そのすぐ上に小さい石垣堰堤。
この辺りの沢はゴーロ帯となっています。 頭上には索道の太いワイヤーが。
索道の終点と云うか始点にはトロッコ?の残骸やコンクリートブロックが残置されています。この辺り地下には水の流れるような音がしています。 ゴーロ帯が続きます。
大きな石垣堰堤が立ちはだかりました。左から巻きましょ。 堰堤の上流は広い河原となっていますが水はありません。
少し登ると又しても小さな滝が。 御覧のように藪はありませんが歩き易い訳ではありません。
さて、沢が大きく左右に分かれてています。採る道は3つ。
右の沢は頂上まで直できつそう。中央の尾根はたそがれさんが岩場で少し苦戦したとのこと。よって左の沢を登ることにします。
この分岐にはこの界隈でよく目にするブリキの板標識が。
沢を登る途中で発見した手掘り坑道跡。(商工会HPで知りました。) 子供の鹿のしゃれこうべ。自然に帰るの図です。
涸沢の急登は息が切れる。
途中で登って来た斜面を振り返る。
土の急斜面は滑るので左の小尾根にトラバース。すると所々に岩が。
尾根上の一番大きな岩は越えるのにちょっと苦戦したが何とかクリア。
大岩をクリアしたあと少しで舟石登山道に合流。 備前楯山頂上。誰もいない。この時期登る人はあまりいません。
赤倉山の全体像が何とか。
他は雲が低く立ちこめていて遠方はもちろん中倉山の頂上さえも見えません。
しかし先々週にたそがれさんと歩いた岩峰群はよく見えます。
今まで岩峰群はただの景色だったのですが、一度歩いてみると全く違う感慨が湧き、あの場所から登って第2峰へ・・・とその時を思い出します。
往路は尾根を下ります。舟石登山道の分岐道標を峠方面を右に見送って直進します。 尾根はなだらかで藪も無く歩きやすい。
濃くは無いがはっきりとした踏み跡があり結構歩かれていますね。
1132m峰に到着。 尾根に初めて目印を発見。ひょとして沢ルートではなく尾根ルートで登る人が結構いるのかもしれませんね。
開けた場所に出ました。銀山平の建物が良く見えます。 その後もこんな尾根を下っていくと・・・・。
岩尾根の切り通しに出ました。ここは降りられないので右側から降りる。 駐車場に戻りました。ここは小滝抗が開抗された後に精錬所と選鉱所がもうけられていた場所だそうで、往時の煉瓦の跡も残っています。

備前楯山の登山ルートはこれでほぼ一通り辿った訳であるが、頂上から北北西の尾根の踏み跡が未探索である。
あの尾根は頂上から駐車場まで一直線なのでこれからも機会があるであろう。しかし事例が無いのを見ると結構藪かもしれません。

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