○ かまど倉山 川化山

【登った日】 2013年 9月 28日(土)
【天  候】  晴れ
【山の名前】 かまど倉山(556.6m) 川化山(497.3m)
【時  間】    8:25〜12:40
【同行者】  単独
【コース】   川化林道(沢に橋)〜431m峰〜398m峰〜かまど倉山〜鞍部〜川化山〜(南尾根経由)〜駐車位置

この両山は藪志向の方々の間ではほぼ皆さんが歩かれている山なのである。
なんでこのような低山に皆さんが足をむけるのか?。
かまど倉は550mちょっとの山とは言え南方に急峻な岩壁を備えておりただの里山ではないのです。
登路も何種類かありまして硬軟色々なのであります。
また川化山の南尾根は素手では降りるのが難しい急峻な岩壁と岩尾根が待ち受けております。
今回は本年3月末に歩かれたななころびさんの記事を参考にして、アレンジして6角形?の周回を試みてみました。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。((承認番号 平24情使、 第654号)」

墓地を過ぎてしばらく走ると沢に架かる小さな橋があるが、その手前に作業道入り口が有りその余地に停める。 駐車位置の作業道をそのまましばらく登り適当なところで尾根に取り付く。
尾根は次第に岩尾根となる。ここなんぞは登りきったら反対側には降りられず少し戻って巻いたりした。鹿道が頼りですな。 何とか431m峰への普通の尾根となった。
とたんに歩きやすくなる。
431m峰ピーク。ここまでほぼ藪も無い。 431から尾根を間違えてしまいこんな斜面をトラバースする羽目に。
反省してコンパスをちゃんと合わせて400mピーク着。 398ピークに向かう途中で使用痕跡の真新しいヌタ場を発見。
この辺りの尾根も歩きやすい。 林道終点まで歩いて尾根を目指すとこの斜面を登ることになる。
尾根上に岩場出現。ここは正面突破で正面左のクラックから登り、次に右に移動すると簡単に登れる。 完全に伸びきって様子をうかがっている蛇。
普通ならさっさと逃げるのだろうが、何故かじっとしている。
398m峰はいつの間にか通過してかまど倉の岩壁に到着です。
・・・・。・・・・。シミュレーションが続かない。こりゃぁ自分には無理だわ。
右側に踏み跡らしきものが見えるのでこちらに進みましょ。
左手には見上げるような岩壁がずっと続きます。
このトラバース道も片足けんけんで登れる場所などではありません。 鞍部に登り着きました。
ここから一登りで・・・。 大岩壁かまど展望台だそうです。
展望台からの眺め。次石山、古賀志山、二股山などが見えるのだそうだがサッと同定でき無い悲しさです。 標識に車のキィがくくりつけてありますよ。落とした人は難儀したでしょうね。拾った人がくくりつけたようですな。
展望台から数十メートルでかまど倉山頂です。 セルフで撮ってみました。
山名板は3枚。 三角点峰です。ここで早めのランチを。
かまど倉から北に向かう尾根を進みます。 送電線鉄塔の真下を通って北東へ。
こちらの尾根も歩きやすい尾根です。 かまど倉と川化山の鞍部に到着。かまど倉への一番ポピュラーな登山道は林道からこの鞍部へ登りあげるルートの様です。
鞍部から登山道があるであろう南方向を見てみるが緩やかな斜面ですね。 鞍部から一登りで440m峰。ピークには目印が複数個あり目立つのですが山名板らしきものは見当たりませんでした。
たぶんここから林道に降りるのだよという目印なのでしょう。
少し細った岩尾根をそのまま直進して登ると・・・。 川化山山頂です。かまど倉より狭い山頂スペースです。ここで1本。
山名板は全部で4枚有りました。 三角点峰です。
この山名板は地面に落ちていたので細い木にくくりつけておきました。 さぁお楽しみの南尾根です、。尾根上は踏み跡があるようですが。
絶壁に突き当たりました。ここでスワミベルトとロープ、エイトカンを準備。 準備OK。ハイトス行きマース。(笑)
途中で写真を撮ってみる。懸垂は安全な下降手段です。 ここもほぼ垂直。無理せずに懸垂しましょ。
危険箇所を降りきった後は400m峰の尾根にするか真南の尾根にするかを迷いますが、最短距離で真南の尾根に降ります。
画像は南尾根にトラバース時に岩峰帯を見上げたところ。
真南尾根はそこそこ急峻ですが、ロープを出すほどでも無いので”秘技幹抱きつき”を駆使しながら降りていきます。
傾斜の具合はこんな程度。ものすごく急です。 下方に林道が見えてきました。
かまど倉への本来の登山道に合流しました。 あとは林道をてくてく歩いて駐車位置へ。

かまど倉への南尾根岩峰は登攀記録があるので登れるはずなのですが、実際に現地に立つとためらってしまいました。
こんな所を登るのはたそがれさんのような方でないと無理かなぁ。
川化山からの南尾根下降は以前にノラさんの記事を拝見していたので20mロープで何とかあるであろうと踏んでいました。
こちらは安全に下降することが出来ました。

なんでこんな道の無い場所ばっかり好んで歩くのかって?・・・それは ハイトスはヤブ山歩き人だからだ。

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