○ カラ沢 大滝
【登った日】 2014年 9月 6日(土)
【天 候】 晴れ時々曇
【山の名前】 社山(1826.6m)
【時 間】 6:30〜16:50
【同行者】 たそがれオヤジさん、みー猫さん
【コース】 銅親水公園駐車場〜安蘇沢林道終点〜CS〜社山〜阿世潟峠〜銅親水公園駐車場
翌日の9月7日(日)にTファミリーにて某沢の遡行の予定であった。
しかしながら日曜日の予報は朝から雨模様である。
反面土曜日は好天のようである。
土曜日の都合が悪いななころびさんには申し訳無いが、土曜に都合の付く者だけで沢歩きをしようと云うことになった。
さて、何処がいいかとなるとたそがれさんよりカラ沢の大滝見物が良いのではと提案がなされたのでそれに乗っかることにした。
大滝見物の後のルートはその場で決めましょうね。
ところが結構大変な思いをしてしまったのである。
黒沢以来の恐怖を感じてしまったのである。
今日は3人でロープを持つこともないであろうと云うことで自分はロープを車に置いてきた。
持っていたら途中で引き返したかもしれない。
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。((承認番号 平24情使、
第654号)」
集合時間の6:30より10分ほど早く来たのであるがお二人は先着。 | まずは林道歩き。これがまた長いのですよ。 |
登りになるとハイトスだけが置き去りにされる。 | 中倉への石塔尾根が綺麗に見えますね。石塔も見えましたよ。 |
林道分岐。ここは右へ。 | 大滝周辺の二股はあのあたりででしょうか。 |
林道終点にて堰堤の河原に降り立ちます。 | ここで沢靴に履き替えます。たそがれさんはモンベル・サワートレッカーなのでずっと履き替え無し。 |
堰堤の左岸は無理なので右岸から。 | さぁ水に足をつけましょうかね。 |
次なる堰堤も同じく右岸から捲いて。 | 沢歩きの始まりです。 |
このメンバーの沢は昨年の黒沢以来ですね。 | かわいらしい滝。 |
水流の中が歩きやすい。 | この滝は6m位でしょうかね。 |
今回唯一沢遊びらしい事が出来たのはここだけでした。 | あれ、お二人は水浴びしないのですか?捲いちゃいましたよ。 |
先方にゴルジュが見えて来ましたよ。 | CSと奥に大滝が。素晴らしい。 |
さてCSを越えようと最初にたそがれさん・・サワートレッカーは滑るようだ。次にハイトス・・フェルトであるがやはり滑る。最後にみー猫さんもトライ・・・やはり何とか登れても下りはかなり危険であると判断。 | しょうが無いので大滝をズームで。 濡れていなければなんてこと無いCSの右岸であるが、今日はつるつるであった。今回はちゃんとセーブが効きましたね。 |
さて、少し戻って右岸の斜面を登ることになったのだが、これが又大変。 3人各様で思い思いに登るのだが、ハイトスは途中で大岩にぶち当たりどうにもならなくなった。灌木があれば急斜面でも何とかなると思ったのだが、岩だけはどうしようもない。みー猫さんは自分より20mほど北側にいたのだが時間を掛けて無事難所を通過されたようなので自分もそちらにトラバースしてなんとか乗り切った。怖かった。 ロープをもって来ていれば懸垂で沢まで戻っていたであろう。 |
岩場ガレ場を避けて草付き(背の低い笹が主体)の斜面を登ることにしたのだが、これが又恐怖なのである。 足元はフェルト底のままなので踏ん張りがきかない。 複数本の笹を掴みながら草むしり状態で体を持ち上げるのである。 草をむしってしまったら・・・谷底まで一直線である。 足よりも腕力勝負が続いたので握力が無くなってしまいました。 写真ではそれほどではないが結構な急斜面なのである。 |
みー猫さんと二人で草むしり・・(笑) みー猫さんが落ちてきたら二人で谷底まで・・ですよ。 |
みー猫さんが支点になる灌木にロープを結んで垂らしてくれる。 これだけでもほんと助かります。ここで二人は靴を履き替えます。 |
靴を履き替える時に1本。みー猫さんより梨のお裾分け。おいしかったですよ。何せ死ぬ思いをしているので喉はカラカラでしたから。 | 対岸の斜面を見る。 傾斜はこちらと同じくらいと思われるが、かなり無茶をしているようです。 |
樹木がまばらな斜面からは両足で登れる傾斜になりました。 | こんなところにケルンが。ある訳ないでしょう。(笑) |
稜線に出たようである。やれやれもう危険な場所は無いぞ。 | 男体山が見えましたよ。 |
右手には社山。今日はこのまま社山から阿世潟峠で降ることになりました。松木山も拭沢もバカ尾根も止めて林道で帰りましょう。 | それほど先ほどの登りの斜面で体力、精神両共に使い果たした感じなのです。中禅寺湖が見えました。 |
みー猫さんからノンアルコールを振る舞われて元気を取り戻して社山に向かいましょうか。 | 途中のピークはトラバース道を行きますが途中から道型が消えると言うか複数に別れ各々消えてしまう。でもどうでもいいんです。 |
社山への鞍部への下り。 | 社山への登りでの一コマ・・ハイトスはへばってしまう。情けない。 |
最後に社山山頂西の展望所に到着。あ−疲れた。 | お二人は先着の単独行の女性と話をしてたようです。 |
ガスに包まれて真っ白白助なのでとにかく腹ごしらえに専念する。 さぁ帰りましょうか。 |
少し降ると定番の中禅寺湖が見えて来た。 頂上付近だけが雲に覆われていたようだ。 |
阿世潟峠で1本とって足尾方面へ。ルートはどこだっけ・・。 | 記憶に頼り林道の突端に出ました。あとはだらだら歩き。 |
今回沢歩きは全体の1割もないくらい。あとは林道歩きと急斜面登り・・。 | 素晴らしい滝ではあるがもう二度と行きたくない。(笑) |
今回重量の関係で登山靴ではなくウォーキングシューズを林道歩きで履いた。
往路の林道はまったく問題は無かったのだが、復路の最初のガレた登山道や沢沿い、林道の最初は全くのガレ場である。
ソールが薄いので足の裏が痛いのなんのって。
おまけにこのような場所を歩くように作られていないものだからソールが剥がれはじめているでは無いか。
いままでほとんど履いていなかった靴なので、実質たった1日のガレ場歩きでダメになってしまった。
やはり今回の様な用途の為にローカットの登山靴がほしいような気がしたが・・・使う頻度が少ないかなぁ。
今回は予定の沢の代替で軽く滝見物のつもりが結構大変な思いをしてしまった。
時間も10時間を越えるとは思っても見なかったのだが。
カラ沢の大滝見物は軽い気持ちで考えてはいけません。
今回雪田爺さん、瀑泉さん、キリンコさんの遡行能力のすごさを再認識した次第です。
もっとも今回も一人で足を引っ張ってお荷物になっていたのは自分だけで有りますが。
今回もたそがれさん、みー猫さんからいただいた画像を多数使用しております。
いつも有り難う御座います。
今回は沢なので完全防水のカメラを持っていったのですがやはり写りが今一ですね。
お二人からいただいた画像は綺麗です。