○ 湖上山 外山
【登った日】 平成 24年 8月 4日(土)
【天 候】 晴
【山の名前】 湖上山(2109.6m) 外山(2204m)
【時 間】 6:40〜16:30
【同行者】 単独
【コース】 赤沼車庫〜小田代原BS〜弓張峠〜湖上山〜外山〜湯滝〜赤沼車庫
外山は前白根へ行く途中としてでは無く、この山をめがけて登りたいと考えていた。
考えられるルートとしては東尾根または南尾根である。
元々のきっかけは積雪期にあにねこさんが東尾根を登られた記事である。
自分の力では積雪期に外山を単独で登るなどの発想はあり得ないので藪山ルートとしての案の一つとして頭に入れていた。
そんな折、6月にノラさんご一行が外山南尾根の途中にある湖上山へ登られた記事を読みこちらのルートも面白そうであると。
相棒のおK3が今回はお友達と映画鑑賞だそうなので単独で無くてはいけない前々からの計画を実行に移すことにした。
予定としては弓張峠から外山南尾根を湖上山、外山と登り、前白根から五色沼を眺めて外山へ戻って東尾尾根を降るという欲張り計画である。
湖上山への藪で心が折れたら峠に戻って小田代原見物でもするのもよし。
外山から東尾根の状態を見て気持ちが萎えたら白根沢から湯元に降りても良いでは無いかとその時の状況で判断しましょ。
欲張りな計画をたてたものの早起きの自信は無い。
そこで赤沼に車中泊するべく21過ぎに急遽準備して慌ただしく自宅を出た。
途中何度も道路にうろうろしている鹿に注意しながら赤沼車庫の駐車場には23時過ぎに着いたのであるが、なんとここはやはり別天地。
涼しいのではなくて寒いのである。
このため寝酒にもって来た冷えたビールを飲む気にもなれずシュラフに潜り込んだ。
最初の内は車内が冷えていないので上半身はシュラフのジッパーを開け放していたのだが、途中で寒くなり両手を中に入れて少しジッパーを少しあげる。
いつの間にか寝入ってしまったが、明け方近くには寒くて目が覚めジッパーを首まですっぽりと閉めることになった。
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平23情使、
第548号)」
外が明るくなったと思って時計を見たら5時を過ぎているではないか。
なんとまあ涼しいとよく寝れるものである。
確かバス時刻は早朝運転で4時から6:30まで30分おきに出ているはずなのでゆっくりと朝食を摂り準備していると5:30のバスが出発して行った。
暑いけど藪用グラスとスパッツを装着して6:00のバスに乗るべくバス停へいくと・・・・あれ、6:00のバスなんて無いですよ。
4:00から6:30まで30分おきだと思ったのであるが、どうも5:30のバスは小田代原止まりではなく千手ヶ浜行きのため6:00のバスは無いようである。
しょうが無いので6:30のバスまで待つことにする。
せっかく前日から車中泊にて万全を期して、うまくすれば4:30または5:00のバスに乗るつもりであったがこの体たらくである。
久々の藪山はほぼ予定通り歩くことが出来て満足です。
帰宅してから1750m付近の岩峰の先人の記録を再確認すると皆さん西側にトラバースされている様子。
自分はトラバースするという判断材料がその場所で見つけることが出来なかった。
あの岩場は登る以外に手立てが無いように思われたのだが・・・・、今となっては良く思い出せない。
久々に手応えのある藪を十二分に堪能して参りました。
弓張峠から湖上山への稜線は藪党以外に歩く人はまれなようです。
比べて湖上山から外山ですが、目印テープは散見できるは、獣道では無いちゃんとした踏み跡があるはで結構歩かれている様です。
ということは外山から湖上山へ行ってまた外山に戻るのが一般的と言うことか。
今回このルートを歩いてさもありなんと思った次第です。
予想外に外山東尾根が良かった。
笹原の一直線の尾根ですが、景色が良いし危険な箇所も無い。
久しぶりの藪の為、両脛のキズは完全に癒えており傷跡のみが残っている状態だったが当然新たなるものが幾つか。
予想外だったのが脛のキズよりも両肩のズリキズの方が今回は多かった。
密藪の突破の場合は足よりも腕をやられる可能性が高いのであった。
今回鈴は藪に持っていかれなくてすんだ。
注意していたせいもあろうかと。
予備の鈴が切れているので無くしたらそれまでだった。
持って行かれたのは両方のスパッツのゴムの留め紐であるが、これはしょうが無いであろう。
外山への最後の登りの斜面で前方を5匹前後の猿が横切った。
全然堂々として、すぐ近くに人間が居ることを意識していないようである。
人間様を無視するとはいい度胸だと言うので「おいっ、そこの猿!!」と大声で呼んでみたが全く無視された。
見向きもしないのである。
日光の猿は人間に慣れすぎていますね。