○ 熊野沢山

【登った日】 2013年 10月 13日(日)
【天  候】  晴れ
【山の名前】 熊野沢山(1798.1m)
【時  間】    9:25〜13:40
【同行者】  単独
【コース】   林道熊野沢線ゲート 〜鞍部〜1739標高点峰〜1770分岐ピーク〜熊野沢山〜1770分岐ピーク〜1771標高点〜1739標高点峰〜1696標高点峰〜林道出合い〜林道熊野沢線ゲート

太郎山北方面には2本の顕著な尾根がある。
両尾根は共に川俣湖にてその終焉となるのだが、奥深い山でもあり走行記録はネットでもあまり見受けられない。
まずは1798.1三角点峰に目を向けてみた。
その先は1563.2三角点峰を経由して川俣湖となるが、単独時は車の回収が難しい。
これには複数で行って車の回収を目論まないと厳しいが、こんな尾根歩きを誰が同行してくれるだろうか。
やはり例の藪メンバーしかいないであろうが嫌がられるだろうなぁ。
そこで今回手始めに1798.1三角点峰を探索してみることにした。
太郎山から北西の尾根を下り1696標高点経由で行けそうである。
ところが最後の悪あがきで諸条件にてネット検索してみると山部さんのHPでなんとこの尾根の走行記録を見つけたのである。
そこで山の名前が熊野沢山であること、そしてもう一つの尾根の1848.9m峰が高山(2)で有ることを知る。
記録によると山王帽子山北の林道熊野沢線を利用すれば太郎山から降らなくても行けそうである。
偵察山行には具合が良いので早速出かけてみた。
しかし、紅葉時季前とはいえ日光中禅寺湖畔は人気の行楽地である。
6:00過ぎに自宅を出たのであるがやはりイロハ坂で渋滞になってしまった。
そこからノロノロ運転は赤沼まで続き、ようやく林道入口に着いた時は9時を大きく回ってしまった。
やはり前泊すべきであった。
(しかし例のごとく週末は酒宴が重なり、おまけに今回は土曜日の夜まで飲みに出かけてしまったので前泊は出来ないのである。)


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。((承認番号 平24情使、 第654号)」

林道熊野沢線入り口のゲート。 しばらく林道を歩きます。一部崩落箇所もありました。
堰堤後方に太郎山の頂上部が。 この辺り少しだけ小規模の紅葉が楽しめます。
熊野沢線です。
平成9年度だそうです。
地形図では途中で林道は終わるのですが、実際は鞍部までこの通り。
ここで終わりでは無くてその先熊野沢山中腹まで続いているそうです。
鞍部は土手が形成されており、ここから1793標高点に向かいます。 土手から東を見ると高山(2)が。「こっちにもきなはれ」と云ってますね。
この方向から太郎を見上げると穏やかに見えますが。 踏み跡のようなものが。人が歩くとは思えないので鹿道でしょうかね。
たいした藪も無くこんな様子の尾根を登ります。 1793標高点では大木が倒れていました。でもまだ生きています。
思ったよりも藪は無い。と思ったら・・・・。 そうは問屋が卸さない。石楠花藪。でもほんの5〜6mでした。
間伐されていないのでこれらの枝がうるさい。 尾根上に小さな岩が出てきました。
分岐となる尾根の小さいピークに到達しました。 まずは北東に熊野沢山に向かいます。藪の程度は似たようなもの。
そのうち小藪も無くなり普通の里山の雰囲気。頂上台地です。 その先が頂上でした。セルフで記念撮影をしておきましょうか。
山部さんの山名板ですね。
裏面には日付と来訪者3名の名が記されていました。
鞍部まで林道でこれたので結構あっけなく着いてしまった感があります。
三等三角点です。ここでゆっくりと昼食を摂る。
ここから北東に進めば1535mピーク・・でもこの急傾斜を降ると戻りがきつくなりそうです。今回は偵察なのでここまで。
分岐に戻って1771標高点の探索に。尾根の様子。藪はありません。 1771標高点周辺。特に何も無し。さぁ戻りましょうか。
途中でこの木の真ん中辺りの飛び出た短い枝に膝をしこたま打ち付けてしまった。声を出せない位痛かった。この場でうずくまること数分。 いつも脛を打つたびに思うのですが脛当てとニーパッドがほしいですよ。
でもそんなもの付けていたら余計に暑くて蒸れるのですよ。
鞍部まで戻りました。 林道には降りずに正面に見える尾根を南に1696m峰に向かいます。
こちらの尾根も藪はほとんど無し。傾斜も緩やかです。 1696mピークは藪藪でした。
1696mピークからは林道への最短ルートを採ります。
適当に笹原の斜面を降る。
ちょろちょろと流れる沢を降ると正面に堤防のような林道が見えました。
この沢の水は水量が増えたときには何処へ行くのだろうか?
林道に出ました。 山肌の紅葉はそこそこです。
実際はもっと綺麗なのですが画像に落とすとパットしませんね。 太郎山を振り返る。この方角だと頂上付近の険しさが判ります。
本日の目標であった熊野沢山を振り返る。 山肌の紅葉の結構綺麗な辺りを・・。やはり見た目よりパッとしません。
法面が崩落しています。吹きつけたコンクリートがはがれています。 林道入り口の遮断機まで戻りました。入り口に駐車したハイトス号。
さて、いろは坂が混む前に帰りましょう。

帰り支度をしている正面には於呂倶羅山。

今年もこの山周辺の藪山行は出来なかったなぁ。

行きたいルートはたくさんたくさんあるのだが。

 

幸いにも渋滞する中禅寺湖湖畔からエスケープルートでいろは坂へ抜けるといろは坂は渋滞前で比較的スムースに抜けることが出来た。

来週辺りはとんでもない渋滞間違い無しですね。

どうしてもこの界隈の山においでの節は、前泊か、足尾からをお勧めします。

今回の偵察ではそれほどの藪も無く熊野沢山まではすんなりと行ける。
山部さんの記事を拝読すると、熊野沢山からが本番だそうです。
この尾根を歩くと深山の人知れぬ尾根や頂を歩いた満足感に浸れるでしょう。

余計な話ですが高山(2)の方の尾根ですが参考HPから情報を得まして、これも同じく太郎山頂上からでは無く、寒沢宿から山腹をトラバースして行けそうなのである。
しかしこちらの尾根は長いので川俣湖へ降りる前に途中のどこかで幕営の必要があると思われる。

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