○ 黒岩山

【登った日】 2015年 7月 21日(火) 〜 22日(水)
【天  候】  晴
【山の名前】 物見山(2113m) 黒岩 山(2162.8m)
【時  間】   21日  6:00〜14:15  22日  6:00〜15:00 
【同行者】  おK3
【コース】    大清水〜物見山〜鬼怒沼湿原〜小松湿原(幕営)〜黒岩山〜赤安清水〜尾瀬沼分岐〜奥鬼怒林道出会〜 大清水

黒岩山はどのようなルートで登ろうかと前々からいろいろ思案していた
所詮我が隊の脚で日帰りはまず無理。
最初に浮かんだのが日光沢温泉をベースにする案。(幕営地は避難小屋)
次が馬坂峠から台倉高山、孫兵衛山経由にて県境尾根を縦走する案。(幕営地は孫兵衛山の肩)
三番目が大清水から物見山、鬼怒沼山を経由する案。(幕営地は小松湿原)
皆長短あるが色々悩んだ末、脚の状態を考えて三番目の案を採用することとした。
復路をピストンにするかどうかが悩みどころではあるが、2007年にあにねこさんが歩かれたルートをそのまま後追いとすることとしよう。
心配なのは幕営装備一式を担いでの物見山の急登だけである。
あにねこさんの記録に両日とも1〜2時間ほど加算すれば何とかなるであろう。
大清水を6:00には出発したいので前日の夜に桐生を発ち、22:00前には大清水の駐車場に到着。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。((承認番号 平24情使、 第654号)」

 

 7月 21日

前夜、この場所には3台のみであったが朝起きてみるとこのように。
平日ではあるが夏休みだからか。それとも尾瀬はこれが普通なのか。
物見山経由鬼怒沼の看板に従い林道に入る。
鬼怒沼まで6.0kmだそうです。
林道は所々泥濘があるが概ね歩きやすい。 林道は根羽沢鉱山跡でおしまい。
山道に入ります。 湯沢出合。
この丸太橋を渡ります。 渡渉後急登が始まります。
尾根に出てしばらく行くと少しだけ岩場。 この程度はスイスイとこなす。
急登が続きます。 物見山への最後の登り。
物見山山頂です。ザックが肩に食い込んでいますので下ろすとホットする。 記念撮影。展望の無い山頂ですが一区切りなので大休止。
今回唯一のの難関をこなしました。
この先は大きなアップダウンも無いはず。 木道が出現。湿原の縁に着いたようです。
鬼怒沼湿原。寄ってみたいけど今日は素通り。 鬼怒沼山に向かいましょ。
鬼怒沼山が見えてきました。 山頂へは10分ほどだが。・・・今日はやめとこ。
ここから先は未知の領域。登山道はくっきり。 燧が見えました。奥に見えるは平ヶ岳かなぁ。
日光白根。 倒木が多いです。
白い枯木が屹立。 笹の生い茂る登山道。しかし道はくっきり。
このような自然林が続きます。 途中で鈴の音が近づいてきます。今日初めて遭遇する登山者です。
自分たちと同年配?のご夫婦。今日のお宿は小松湿原だそうです。
5:00に大清水を出られたとのこと。鬼怒沼湿原で1時間ほど散策されたとのことで納得。
小松湿原の水場に到着です。
ここでMHCの山が一番さんの看板を見るとは。
県境走破の時にでも設置されたのでしょうか。
少し心配していた水場ですが豊富にわき出ています。
冷たくておいしい水です。
天場は水場から10mちょっとの場所。
今日は二張りなので我らはなるべく角に設置。

天場到着は14:30でした。
これほど余裕があるのだったら鬼怒沼湿原を散策してくるんだったなぁ。

小虫が多くてうっとうしいが電子虫除けで防御。
お隣は蚊取り線香持参でした。
テントの設営の後は特にやることも無いので夕飯を作って食べて後は寝るだけ。
日が沈むと同時にシュラフにくるまります。
今日は物見山の登りがきつかったなぁなどと思いながらうとうとしているといつの間にか寝入っていました。

お隣は三角テントだなぁと思ってみていたら、どうも二人用のツェルトのようです。
我々よりも1泊多い予定との事ですからその分食料が増えますので総重量削減をもくろんだのでしょうね。
ツェルトは設営に手間取るのが難点ですね。

 

 

 7月 22日

5時前に起床して朝食作り。時間だけはゆっくりと横になれましたので熟睡感は薄いですが疲れは十分とれました。。
テントを撤収したあとの天場はこのようなスペース。
さぁ今日はいよいよ黒岩山に登頂です。
登山道は所々薄かったり、倒木にて迂回路が付けられていたり、泥濘だったりと色々。
途中に黒岩清水を通過したはずなのですが、はっきりと場所はわかりませんでした。あまり飲料にしたくない小さな流がありましたが、あれがそうなのかなぁ。 大きなアップダウンも無く黒岩山分岐に到着。
すでに先行のお二人のザックがデポしてあります。
我々もザックを下ろして水と軽食だけもって頂上へ。
背中のザックが無いと急に身軽になって・・・。 迂回の後急登を少しこなすと・・・。
黒岩山山頂です。先行のお二人と再会。 結構展望が良い。台倉高山、帝釈山方面。
燧と至仏、中間奥に平ヶ岳とその少し右に景鶴も見えました。 日光白根。
武尊と皇海ですかね。 雲の中に浮かんでいるように見えるは・・・うぅ、わかんない。
山名板は賑やかです。 栃木百名山らしい。軽食を摂って戻りましょ。
デポしたザックを担ぐ。またしても肩に食い込む。昨日より軽くなったはずなのであるが。 次の目標は赤安清水。
以下登山道の様子ですが道はくっきりとしていました。
途中赤安山はパス。先行のお二人はザックがデポされていたのでちゃんと訪問されたようです。 赤安清水に到着。一本。水はすぐ近くは涸れているようで、少し下まで下れば出ているかもしれませんが未確認。
鉄塔記念碑のある開けた場所に飛び出しました。 少し進むと尾瀬沼分岐。尾瀬沼方面にはワイヤーが張られていますが、通行禁止の意味ではないようです。
我らは左に中ノ岐沢経由大清水方面へ。 ちゃんとした道ですが・・・。数カ所泥濘がありました。
小さい沢の渡渉・・というほどのものでは無い。 ここは左が切れているので慎重に。
ちょっと急なガレ沢を下ります。ここは沢がルートです。 急な下りが終わると林道はもうすぐそこ。
林道に飛び出しました。 これが降り口。
降りてきた沢の末端の様子。 後は大清水までテクテク林道歩きが待ってます。
奥鬼怒スーパー林道に合流しました。 カラ松並木の様。このあたり東電の所有地なのでみだりに林の中に立ちらぬようとの看板がありました。
林道を歩きながらクロスする沢を眺める。
この滝は登るルートが・・・。シミュレーション完了。(笑)
この沢には釣り師が入っていました。
大清水登山口。 林道歩きは思っていたより短く感じました。

2日にわたる黒岩山。
久しぶりに幕営装備を背負ったので結構きつかった。
脚は2日にわたり特に異常も無く(傷跡は触ると痛いですが。)ヤレヤレです。
大変だったけど結構満足感、達成感があります。
天候にも恵まれ(当初予定は20,21だが予報を見て一日ずらした。)、頂上の展望もすばらしかった。

今回にて栃木百名山の難関と言われる山はすべて終了です。
後は易しい日帰りの山を3山残すのみとなりましたが、いつでも実行出来そうです。

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