○ 寒沢宿 大田和宿 小田代ヶ原
【登った日】 平成23年 10月 1日(土)
【天 候】 快晴
【同行者】 単独
前々から気になってはいたが、なかなか訪れる機会の無かった寒沢宿、大田和宿の跡地に出向いた。
ぶなじろうさんの報告にあった小田代ヶ原に出現した湖も是非見てみたいと思っていたので帰りに寄ってみることにする。
当初は寒沢宿経由で太郎山に登るつもりであったのだが、小田代ヶ原の湖も捨てがたくどちらを採るかと云うと小田代ヶ原に軍配が。
せっかく小田代ヶ原に行くのならばと竜頭の駐車場から高山経由で歩いてみましょう。
今回山らしい山は登らないから余裕があるだろうという事で朝はゆっくりとしてしまったため、スタートが遅めとなった。
○ 寒沢宿
【山の名前】 太郎山の麓
【時 間】 9:40〜12:40
【コース】 林道太郎線終点〜登山道1900m地点〜飯場跡〜寒沢宿跡〜太郎山への取り付き点調査〜寒沢宿跡〜
林道太郎線終点
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平21業使、第522号)」
余計な探索を行ったことと、復路でうろうろしたおかげで大幅な予定時間超過となってしまった。
次の予定地まで急ごう。
【山の名前】 男体山の麓
【時 間】 12:55〜13:25
【コース】
裏男体林道最後の左カーブ地点〜大田和宿跡〜裏男体林道最後の左カーブ地点
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平21業使、第522号)」
カーブミラーの手前の広い路肩に駐車する。ほぼ南南西に進めば良いらしいので適当に歩けばよいだろうと斜面をくだる。 | すぐ下には堰堤があるが水はない。 渡って対岸へ。 |
登った先は下が笹原となっている。 | もう一つ沢が見えてきた。 |
この沢も渡るのだが、やはり下流側には堰堤が見られた。 なかなかそれらしい場所が見つからない。 |
水たまりのある小沢周辺をうろうろするが見つからない。甘く考えていたようだ。たしか三峯五禅頂の道には沢と沢の間の水の影響の無い場所と有ったのを思い出しこの小沢は行き過ぎなので少し戻ると・・・。 |
沢の斜面を登ると石像が並ぶ大田和宿跡の平地に飛び出しました。 不動明王像と金剛堂の他にも2体の仏像。発見発見と。 |
護摩壇跡には燃え残って炭となった木片が見受けられた。 何とかたどり着いたのでここで昼食を摂りましょう。 |
戻りはダイレクトに駐車位置のはずが又しても大きく外した場所に出てしまい勘だけの歩きがいかにいい加減で有るかを再認識してしまった。 | 車が見えました。たぶんそういうことは無いとは思うが、次回来るとすれば片道10分掛からずですね。 |
今回は見つかりそうにないので再度良く事前調査を行って来よう・・等と考えながら戻ると何と大田和宿跡に飛び出した。
今回とてもラッキーであった。
【山の名前】 高山 (1667.5m)
【時 間】 13:50〜17:15
【コース】
竜頭の滝駐車場〜高山〜小田代ヶ原〜戦場ヶ原展望台〜竜頭の滝駐車場
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平21業使、第522号)」
せっかくなので目の前の高山経由で行くことに決めてある。 | 登山道はハイキングコースのように良く整備されています。 |
登ってみると結構登りでがあり1時間も掛かってしまいました。 | 栃木百名山だったのですねぇ。 |
とっとと下って中禅寺湖と小田代ヶ原の分岐。 | この辺りは少しずつ紅葉が始まっています。チラホラと。 |
気持ちの良い疎林と笹原の中の道。 | 今度は白樺ですよ。 |
アフファルト道に出ました。高山登山口の道標。左折して小田代ヶ原へ。 | 着きましたよ。ありゃりゃ湖ですねぇ。湿原が水没です。 |
残念ながら逆太郎山はならずでした。 | 木道も一部水没して応急処置がなされていました。 |
笹が水草になっています。 | 小田代湖?と男体山。 |
先ほど登って来た高山。左手のピークはあんなに高かったかなぁ。 | 木道を南下します。夕日が当たって良い雰囲気です。 |
戦場ヶ原展望台で太郎を眺める。残念ながら時間が遅すぎて戦場ヶ原の半分以上は影になってしまった。 | 湯川の両岸は少しずつ紅葉が見られます。 |
竜頭の滝の上流部を眺めて本日の命題すべて完了。 | 駐車場は出発時はほぼ満車だったのですが、さすがこの時間なので5台ほど止まっているだけです。 |
寒沢宿と大田和宿の跡はうろうろしながらも何とか行き着けた。
今回寒沢宿へはルーファンを楽しむことにしてキチッとコンパスをセットして何度も方向を確認しながら目的地に到達できた。
しかしながらその後が良くない。
戻りは一度通ってきた所を戻るのだからとお気楽になってしまい、勘だけで歩いていてうろうろする羽目に陥った。
大田和宿はもっとまずい。
南南西方向に行けば見つかるだろうと何ともズボラな歩きをしたおかげでやはりうろうろする羽目に。
大田和宿はこちらですよと道標がある訳では無いのでいくら道路から至近距離で有ると云っても、せめてコンパスくらいセットすべきであった。
事前に書籍に目を通しておいてヤレヤレと云ったところです。
諦めての帰りに偶然見つけたようなものでした。
小田代ヶ原ですが、木道を歩いているときに出会った写真家に話を聞いたところ、長年戦場ヶ原に来ているが、4〜5年前にはやはり水没したことがあるのだが、このように大規模なのは記憶に無いと云っておられました。
このまま水が引かないで冬になると氷の小田代ヶ原の出現となり、写真家としてはこれはこれで面白い題材だそうです。