○ 社山(長平沢)
【登った日】 2013年 4月 13日(土)
【天 候】 晴
【山の名前】 社山(1826.3m) 中禅寺山(1655m)
【時 間】 7:10〜16:25
【同行者】 たそがれオヤジさん、みー猫さん、ななころびさん
【コース】 銅親水公園駐車場〜長平沢林道終点〜社山〜阿世潟峠〜中禅寺山〜銅親水公園駐車場
ネットで知り合った普段単独行の藪山歩きを旨とする人たちが4人集まり(別名たそがれファミリーと云う)どこかへ行こうかと画策する。
しかも一泊で宴会もやろうという。(誰だろう、そんなことを言い出したのは)
6つの候補を出して皆さんに投票いただいた。
共通したのは唯一今回採用となった烏ヶ森さんの歩かれた長平沢を詰めて社山へ、そして戻りは中禅寺山から南西尾根を降ると云うルートであった。
宴会は当然山中の適当な水の入手容易な場所に幕営と思っていたが、翌日の予定が象山と云うことも有りたそがれさんが半ば強引に銀山平キャンプ場のバンガロー予約してしまった・・のでまぁ宴会準備をスムースに行い易いということでヨシとしよう。
役割分担の任命を仰せつかったのでまずはたそがれさんを隊長に任命して両日の案内役を務めてもらうことにしよう。
ななころびさんにはビールとおつまみ、みー猫さんは晩ご飯、自分はその他の酒一式と朝食を準備するように割り振った。
割り振りで一番大変だったのはみー猫さんで、どうせツマミを食べるので簡単なものでいいですよお願いしたのであるが、どこぞからBBQの声が掛かり、無視しても良かったのであろうがきまじめなみー猫さんはその声に応えるべく万全な準備をしてきてくださったのである。
大変申し訳なく思いますが、その分山中の幕営では味わえないような豪華な宴会となったのである。感謝である。
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。((承認番号 平24情使、
第654号)」
思ったよりも長丁場の歩きとなった。
でも面白かった。
長平沢は沢屋さんにはすこし物足りないのかもしれないが、みー猫さんを除く我々には沢登りをしないで沢を詰めて滝見物が出来る良いルートである。
しかし一般登山道ではないので誰にでもお勧めは出来無いが危険な場所では無いと云っておこう。
銀山平キャンプ場に移動してからまずはかじか荘で汗を流し筋肉をほぐす。
薄暗くなってきましたがBBQの始まりです。
炊事場、BBQ用カマド、東屋の証明など設備があるのでこういう場合とても便利です。
ビールで始まったのですが少し風があり結構寒い事もあり次は焼酎となる。
あらかたメインの食材を食べ終えたところで寒いことも有りバンガローに移動する。
バンガローで炬燵を作り、すぐ側で単独でテントを張っていた若い男性も誘い5人で宴会の続きです。
最初にたそがれさん、次に自分がうとうとし始めてお開きとなる。
いびきが聞こえていたにもかかわらず朝までぐっすりと眠れたのは酒と疲れの相乗効果でしょうかね。
【登った日】 2013年 4月 14日(日)
【天 候】 晴
【山の名前】 象山(約870m) 1167.3m三角点峰
【時 間】 8:10〜12:00
【同行者】 たそがれオヤジさん、みー猫さん、ななころびさん
【コース】 小滝の里駐車場〜(夜半沢)〜1167.3m三角点峰〜象山〜小滝の里駐車場
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。((承認番号 平24情使、
第654号)」
今日の目的地は三角点峰を訪れた後東の尾根を辿りその先端にあるであろう象山である。
まだシーズンが始まったばかりでバンガローは我々だけ。 他にテントが2張りだけで有った。 |
本日の象山の登山口である小滝の里へ移動。 以前小滝ルートで備前盾山へ登った時に駐車した場所である。 |
旧住居跡へと続く石階段を上る。 | 住居跡の石組みが見えて来た。 |
夜半沢。 | 水道施設を過ぎる。象山だけであればここから北に直登すれば良い。 |
夜半沢の左岸に沿って登る。上流域で採水して本日の飲み水とする。 | 右手の尾根方向には大きな岩壁が立ちはだかっている。 |
そろそろ三角点からの南下方向地点に来たので北上する。 | 唐松の緩い斜面を登ると笹原であった。三角点はすぐに見つかった。 |
将棋の駒の頭のような岩が近くにあった。 | 頂上でくつろぐ皆さん。 |
北西方向に見えるのは塔の峰と庚申山でしょうかね。 | さぁ、東の尾根を降って象山ですが途中の岩場はどうでしょうか。 |
目印テープが有りました。歩く人がいるのですね。 | 途中で展望場所に寄る。 |
急斜面を降る。この先どうなっているのか判らないが進みましょ。 | 急斜面では腰が引けている。その1。 |
その2。へっぴり腰ですね。 すぐ後にいたみー猫さんに撮られてしまいましたよ。 |
行けそうに無くても結構降りることが出来るのでどんどん先に進みます。 なんとかなるのでは無いかと思い始める。 |
しかしこの岩場の細尾根の先で断念する。 | トラバースするために一旦南斜面に降りるのであるがあまりに急斜面なので補助ロープを出してみー猫さんと安全に降る。 たそがれさんとななさんはひょいひょいと先に降りてしまいましたが。 |
再度尾根に乗ってからたそがれさんが左を捲いて偵察に行って見ると月の沙漠にいけそうだとの事。みー猫さんは右を捲いて、ななさんはなんと尾根をそのまま降って到達したようである。 | 突端にはケルンが積まれていた。 正面には備前楯山が立ちはだかっています。 小滝の里からの沢ルートもこうやって見ると頂上付近は急斜面ですね。 |
駐車場の自分たちの車が見えました。 | 象山頂上(月の沙漠)から降ってきた尾根を見る。 |
象山頂上からはとても南下出来ないので少し戻ってから降ります。 | こちらの斜面は先ほどより緩いのでロープは不要です。 この水道施設が象山単体に登るときの目印となりましょうか。 |
最後はこの階段を降りて車道に復帰します。 | 象山を小滝坑跡地から見上げる。 |
二日間にわたる足尾のマイナールート探訪は無事終了。
2日とも楽しくそして面白く歩くことが出来ました。 おまけにBBQとバンガローでの一泊の宴会付きでしたから余計ですね。 同行いただいたお三方、どうも有り難う御座いました。 今回時間が有ったのでみー猫さんとななころびさんの人となりと趣向性が今まで以上によく分かり有意義でした。 そんなわけでお二人も自分やたそがれさんの様子がよーく分かったと思いますのでこれからもよろしかったらおつきあいください。 |
最初は象山はてっきり三角点峰のことだと勘違いしていた。
今回も月の沙漠に出たときも象山の山頂については半信半疑であったのである。
最初は進行を断念した尾根上の箇所が象山の頂上かと思い込んでいたりもした。
月の沙漠が頂上であることが判ったのは戻ってからネット上の記録を再読してからである。
するとそれらの記事が納得して全て合点がいくのである。
最後に索道の穴(象の目の部分)を探したのであるが見つけることは出来なかった。
今回みー猫さん、ななころびさん、たそがれさん撮影の画像を多数使用させていただきました。有り難う御座います。
余談:象山の頂上にいたときであるが、地形図を見ながら象山と北峰の間の鞍部(ガケマークに挟まれている)は緩やかでこのまま降りて行けそうな雰囲気が有った。
最後が階段状になっているのが気になるが・・・、しかし冷静に高度差を考えると最後は結構急になるのだろうからと止めたのであるが、後で車道からこの降り口をみー猫さんと眺めて唖然とする。
絶壁に近いガケだったのです。
勢いに任せて降りなくて良かった。
ちなみに北峰のすぐ北側の斜面は傾斜はそれほどでもなさそうに地形図からは読み取れて、おりるならこちらねぇ・・なんて話をしていた場所も下から見上げると降りなくて良かったと云う状態でした。
みー猫さんは懸垂の装備が有ってもイヤだなぁと云われていたが、確かに最短距離だからなどといって降らなくて良かったと云う話である。