○ 薬師岳 夕日岳 地蔵岳 唐梨子山 大岩岳 行者岳

【登った日】 平成 24年 6月 2日(土)
【天  候】  晴
【山の名前】 薬師岳(1420.1m) 夕日岳(1526.1m) 地蔵岳(1483m) 唐梨子山(1351m) 大岩岳(1310m※等高線読み) 行者岳(1328.7m)
【時  間】    8:40〜14:40
【同行者】  おK3
【コース】    細尾峠 〜薬師岳〜夕日岳〜地蔵岳〜唐梨子山〜大岩岳〜行者岳〜古峰原峠

 ぶなじろうさんが先週に行かれた二子山の山ツツジの印象が強く、ヨシそれならば同じ山域の少し標高の高い前日光の山々ならば丁度見頃なのではないかと考えた。
丁度おK3も何を思ったか夕日岳に行きたい等とのたもうので丁度良い。
夕日岳であれば蕗平から夕日新道を登り周回したいところだが、とてもおK3を連れてはいけないルートなのでこれは単独時に限るであろう。
細尾峠から薬師夕日地蔵のピストンは昨年のアカヤシオの季節に一度訪れているのだが、少し物足りなかった覚えがある。
そこで今回は車2台を使い縦走しようと試みた。
細尾峠からずっと尾根伝いに降れば足尾の向原までいけるのだが9時間はかかりそうである。
残念ながら天気予報は15:00すぎには崩れるとのことであったので15時前に上がれる場所として古峰原峠を下山場所とした。
まず下山場所の古峰原峠駐車場に1台デポし細尾峠に向かった。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平23情使、 第548号)」

予想に反して細尾峠は閑散としており、3台のみの駐車であった。 早速ツツジのお出迎えであるが、入口近辺の紫のツツジは散っていた。
薬師岳が正面に見えた。 距離は無いがそこそこ急登ではある。
登り切って薬師岳。日光連山が綺麗に見えますよ。夕日岳の方がもっとよく見えるのでそそくさと退散して夕日岳に向かいましょうかね。 その前に金剛堂にご挨拶を。
薬師の肩、指導標は古峰原峠とありますね。今日の下山予定地です。 赤紫のツツジ。
白のツツジ。(これは白ヤシオ) 赤のツツジ。
お不動様の剣はピカピカでしたよ。 3色のコラボ。
今回の目的の一つがツツジ見物ですので所々で立ち止まり撮影。 これは見てるだけ。この先で稜線上で初めて女性2名の登山者と遭遇。
ハイトスさん?と声を掛けられる。※1
三ツ目への見た目だけ厳しい登り。 三ツ目の指導標の背景は満開の白ヤシオでした。
夕日岳。手前前景にはツツジ。 この尾根もツツジがたくさん。
夕日岳山頂です。珍しく今日は誰もいません。ここで行動食を摂る。 次回こそこの場所に来るときは新道から登るぞ。
日光連山。
ついに男体山から雪が消えました。手前に写っている夕日岳山頂の白いツツジは葉の形状が違うのでシロヤシオでは無いと思われる。
日光白根はまだまだ。
その名のとおり白い根っ子が残っています。
三ツ目に戻り地蔵に向かいます。シロヤシオがほんと見事ですよ。 ツツジのトンネルとまではいきませんが綺麗です。
地蔵ヘはアッという間に到着。古峰ヶ原神社から登ってきた単独行の男性が休んでいた。今日はまだ数人と出会っただけである。 地蔵岳の石祠。
実物は少し傾いているのだが写す方を傾けてみた。
地形図の破線に従順に従うと道が無い斜面を降る事になった。
方向は間違えていないのでとにかく降って見る。
しばらく降っても背丈の低い笹のそこそこの急斜面の下りは変わらない。おK3が「間違っていても登り返すのはイヤよ!」とおっしゃる。
そのうち今までと同じ良く踏まれた登山道に飛び出した。 そして少し行くとハガタテに着いたので間違えたのでは無く地形図の破線道は無くなり現在は違う登山道になったと言うことなのであろう。
ハガタテから緩やかな登りとなる。 竜の宿だそうです。岩を割る樹木の生命力。何か竜と関係が?
唐梨子山。この山名の由来を知りたいものである。 その先も綺麗なツツジが目を楽しませてくれる。
視界は開けていない尾根歩きであるが、自然林の尾根でしかも色とりどりのツツジのおかげで飽きずに歩けます。 高い位置の目印赤テープ。
冬期の為のものと思われる。この斜面を登ると・・・・。
大岩山山頂である。東にごく薄い踏み跡が見受けられた。 地蔵岳以降南の登山道は踏み跡程度のものだと思っていたが、結構しっかりとした登山道が続いていた。
今日はたまたま地蔵岳以南では誰にも遭わなかっただけで、普段から歩く人が多いようだ。くっきりとした道なのである。 途中露岩の場所で何かあるのかと周辺も調べたが特に何も無かった。
尖った岩の下には石祠。 金剛童子の金剛堂の様です。
正面に行者岳が見えてきました。一登りで・・・。 行者岳山頂です。
日光山紀行さんの山名板。
山頂には赤のツツジが丁度満開。
行者岳山頂から東へ降れば古峰ヶ原神社です。
この方向の踏み跡は結構濃い。赤と黄色の目印テープが有りました。
今回のルートはUpDownもそれほどきつくなく足への負担は少なかった様に思う。 行者平。
その名の通りそこそこ広い平地となっています。
登山道だけで無く左右の疎林にもぽつりぽつりと彩りが。 もちろん登山道にも。
古峰原峠への分岐に到着です。まだ14:20です。
鳥居がありました。
足尾の向原へ降るにはあと2時間はかかるであろうと思われる。
なーんだ今日のペースでもいけそうではないか。今日は地図の準備が無いのでダメだが細尾峠から向原までは8時間で自分たちの足でも縦走可能で有ることが分かった。
分岐にあったガラスケースに入った掛け軸?。 林道は鳥居まで伸びており轍もある。SUVならここまで入れる。
車道に出ました。 カーブ40が目印。入り口には行者岳の指導標が。
200mほどで車をデポした古峰原峠の東屋が見えました 東屋の側に咲いていたスミレをおK3が撮っていた。

※1三ツ目の手前であった女性2人組であるが、お互い初めて目にした登山者の為か「こんなにツツジが綺麗なのに空いてますよね」等と挨拶をかわした後で「ハイトスさん?」と聞かれました。
本HPを読んでくださっているようで自身では発信しておらず「読んでるだけ」とおっしゃっていた。
おK3に「いろんな所について行ってるんですよね」との女性目線でのお言葉掛けで、おK3は「いやーぁ」等と言いながら少し照れていたようだが、まんざらでもないようだった。
はらっぱさんにも同じ事を言われたのでやはり世間一般的にはなかなか根性があると言う褒め言葉らしいが、藪がひどくて機嫌を損ねたとき等の相方の大変さについては・・・ここでは触れないでおこう。(笑)

ずいぶん前の事だが、あにねこさんが細尾峠から向原まで縦走された記事を読んでからいつかは自分もと思っていた。
しかしなにせ車の回収も難しく、あにねこさんの様にバスと鉄道を利用するにしても細尾峠への車道歩きが結構あるのは大変である。
今回細尾峠と古峰原峠なので車2台であるが、細尾峠と向原であれば細尾峠にチャリデポで向原から登るという手もあるなぁ等と考えてしまったが実現することははまず無いであろう。

天気予報は良い方に外れた。
結果論であるが、こんな事なら向原まで行けたのになぁ。とぼやく。

余談であるが、帰路はおK3号で都沢林道を試しに通ってみた。(悪路走行のレポで走行可能な事は事前に調査済み)
この林道を走ると距離も高低差も大幅に短縮出来るのである。
いくらか道路が傷んでいる箇所はあったが何とか走れた。
ところが丁度2/3地点を過ぎたあたりでなんと谷川の路肩が崩れていてその工事の為の重機が道をふさいでいるでは無いか。
確かに入り口には工事中に付き進入禁止の立て看板があったが、道路の隅に置かれたように見受けられたので進んでしまったのだ。
しょうがないのでユーターンして戻ろうかと逡巡していると、なんと作業員の方が我々を気の毒に思ったのか重機を移動してくれて、何とか通過できるスペースを開けてくれた。
何度も丁寧にお礼を言って通過したは言うまでも無い。
お仕事の邪魔をしてしまい申し訳ありませんでした。そして親切にも通してくださって有り難う御座いました。ヤレヤレである。

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