○ 赤倉山 半月山

【登った日】  平成22年 11月 13日(土)
【天  候】  晴時々曇り
【山の名前】 赤倉山(1,442m) 半月山(1,753.1m)
【時  間】    7:50〜16:00
【同行者】   単独
【コース】      深沢林道終点〜赤倉山〜1514峰〜神子内林道〜半月山駐車場〜半月山〜半月山駐車場〜神子内林道〜雨量観測装置〜深沢林道終点

単独行となったので、中倉山や社山南稜へ行った時に仰ぎ見ていた赤倉山に出向くことにした。
赤倉山の西斜面一帯は見る限り崩落が激しくとても登れそうにないが、南南東尾根からは登れそうである。(ネットでの情報あり)
この山だけでも北北東に続く尾根沿いに周回すると6時間ほどの丁度良い山行となるが、せっかくここまで足をのばしたのであるから余裕が有れば半月山まで行って中禅寺湖と男体山を見てこようと考えた。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平21業使、第522号)」

8時間超は確実なコースなのであるが出発が遅くなってしまった。
おまけに地図上で記されているとおり3回もルートミスをして、時間にして1時間以上ロスしてしまった。
最初は登るはずの南尾根を何故か入口でまちがえてしまい少々遠回りと小藪を漕ぐ事になってしまった。
2つ目は快適な笹尾根をついつい踏み跡に誘われて大きくルートからはずれて登り返した。
3つ目は来たルートを戻るだけだと気が楽になり、これ又違う尾根を下ってしまい、急斜面のトラバースを余儀なくされた。
せっかくGPSを持っているのに何でこうもルートミスをするのか自分でも不思議である。
全く今日はどうしたのだろうか。注意力散漫としか云いようがない。日暮れ前に戻れてヤレヤレだが反省しなくては。

深沢林道終点に駐車。小広い広場状となっています。 駐車場所から沢に降りてすぐに渡渉します。
1/2.5万に記載のある大きな堰堤です。 当初目星をつけていた辺りですのでこの辺で登り始めましょうか。
少し登ると岩屋があり、中には石柱が・・と思ったら全て自然石です。 あれぇ、登るはずの南尾根が隣に見えます。間違えたみたい。
間違えたお陰でこんな岩場を楽しめるし・・・。 こんな小藪の突破もやらせていただきましたし・・・。
顔にビシビシと跳ねた枝があたったので眼球保護用の藪用グラスを・・。あれ、無いよ。そうか、この間入れ替えたときに戻さなかったのか。
最短距離の小藪を登りようやく尾根に出た。ヤレヤレである。 おっ、赤テープ発見。南南西尾根からのルートの方がメジャーなのか?
頂上が近くなると笹原となって、傾斜もなだらかとなる。 赤倉山山頂です。山名板は3枚もありました。
山頂の北方面の笹原からは男体山と半月山が見えます。 少し下ると水が湧き出ていました。
1446m峰。ここへ来る途中で方向を誤り登り返したのでここで1本。 男体山と半月山がより大きく。駐車場も見えますね。
1514m峰を過ぎて下って登ると・・・。 神子内林道に飛び出しました。なんていい道なんだろう。
この林道は景色が良い。社山と大平山。 中倉山と背景には皇海山。
林道終点。正確には神子内治山資材運搬路だそうです。
直進して山道に入ります。
今日の第2目標半月山。ここまで2度も道間違えで時間も大きくロスしてしまいましたが何とかなりそうなので行っちゃいましょう。
濃い踏み跡(左方向)は半月峠へ。ここで小尾根に取り付きます。 そこそこ傾斜のある笹の斜面をゼーゼー云いながら登ると・・。
半月山駐車場のフェンスが見えました。よじ登ると・・・。 5〜6台停まっています。三脚を抱えたカメラマンもいますね。
半月山山頂へは一登り。展望台に着きました。先に展望台へ。 少し霞んでいますが男体山と中禅寺湖。
日光白根周辺だけが白く化粧を施しています。左端は錫ヶ岳。 社山と大平山再掲。先ほどとは違い社山への登路が見える。
八丁出島。
3週間前までは錦秋の装いだったのだが。
帰りに遊覧船が来ていたのでもう一度撮る。
半月山頂上の山名板と山頂全体の様子。
眺望はあまりよろしくないので展望台に戻ってランチにしよう。
展望台でゆっくりと男体山と中禅寺湖を見ながら腹ごしらえなぞしているといつのまにか13:00になった。引き上げましょうかね。
駐車場からの下りで戻りはほとんど下りだからと・・油断。
早速尾根を間違えて急斜面をトラバースする羽目に。(結構な急斜面)
帰り道に登山道の石組みを撮す。当時は主要道だった証でしょうか。
神子内林道に戻り、往路の林道出会い場所です。
鉄のアングル柱にテープが巻き付けてるのでわかりやすい。
神子内林道をしばらく進むと・・何と舗装されている場所も有ります。 逆光の中の赤倉山。間違えて途中まで下った尾根も見える。
林道から旧道への降り口は判りづらい。GPSによりこの辺りかなと斜面を覗いてみるとテープと黄/赤の標識が見えたのでここらかな。 すぐに道型が有りましたので間違えなくここですね。
斜面をジグザグに降りて行きます。
下方に深沢が見えました。 すぐに渡渉します。この後しばらく沢沿いの高巻き道を行く。
所どころ画像の様な道標が道案内してくれる。 朽ちた橋。とっても渡れません。
石組みを頻繁に目にするようになります。 登山道が水害でえぐられていました。そっくり無くなっているようだ。
何とかよじ登った後で上から見てみた。巻いた方が良かったようだ。
この道なぞは両側が石組みである。 少しの間左岸を歩いたが又この地点で右岸に戻る。
その先は少し沢から離れるが、道も結構しっかりとしてくる。 雨量観測局です。
枯れた色の山並みの中に鮮やかな紅葉が少し残っていた。 下るに従い淡い色合いが目につくようになりました。
1本だけやけに真っ赤で目立っていましたよ。 駐車場が見えました。ルートミスしたけれども何とか予定時間で戻れた。

日没まで1時間であった。
やはり行程が長いルートの時は早起きし無いとダメですね。
本日半月山駐車場までは誰にも会わなかった。戻りも同じである。
考えてみれば半月山に登るのにこのようなルートを採る必要はまず無いのであるから当たり前か。
自分だって赤倉山へ登りその先の北尾根を渡るので行く気になった様なものだから。
しかし今回のルートは各種要素いっぱい盛りだくさんで面白く飽きさせない。

今日の日帰り温泉はいつもの水沼温泉ですが、なんと600円に値上げだそうです。(11月かららしい)
100円の割引券をくれたので次回は500円で入れるが、聞いてみると割引券の配布もまだ未定だが期限が有るそうです。
運営がなかなか大変らしいが、値上げによる客離れは想定内?。一見さん対応で有ればそれでいいが、リピータは確実に減るであろう。

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