○ 五色山

【登った日】 2024年 6月 29日(土)
【天  候】  晴のち曇り
【山の名前】 前白根山(2373m) 五色山(2379m) 
【時  間】   8:45〜17:30
【同行者】  おK3
【コース】     湯元駐車場〜外山分岐〜天狗平〜前白根山〜五色山〜国境平〜(中ッ曽根)〜湯元駐車場

梅雨の合間ではあるが、29日の土曜日は曇りの予報である。
里山は暑いのでやはり日光へとなる。
戦場ヶ原散策でも良かったのだが、何を思ったのか前白根を16年ぶりに訪れてみたくなった。

湯元からの外山分岐への急登の記憶は強烈に残っていて、もう二度と登るまいと思っていたのに先日みー猫さんがあっさりと登られているのを見て我が隊もとなってしまったのではあるが。
先日からの雨で急登の斜面は下手をすれば泥濘状態となっていて不安はぬぐえないのではあるが、ここしばらくまともな歩きをしていなかったこともありエイヤで実行となった。
ルートだがピストンではつまらないし、中ッ曽根の笹が刈り払われていて歩きやすくなったとの情報を得たこともあり周回することにした。

結果、不安は的中し急登も戻りの中ッ曽根も泥濘に足を取られ難渋してしまった。
元々体力も脚力も16年前から比べると格段に落ちている我が隊ではあるが、何とか日没前に戻ることができた。

ちなみに登りでは10人ほどに先を譲ったのではあるが、皆自分たちよりはうんと若い人たちであった。
中でも驚いたのは若い単独の外国人女性に白根沢で追い抜かれたのであるが、なんと半袖短パンの軽装なのである。
しかも下りの中ッ曽根で又も追い越された。
ということはたぶん奥白根を周回したものと思われるが、刈り払われているとはいえ笹の藪も少しばかりありましたので大したものだと感心したものです。


この地図は電子地形図25000(国土地理院)を加工して使用しています。

湯元駐車場に停めさせてもらいましょ。
自宅から丁度2時間で着きました。
ゲレンデの中を最短距離を行く。
昨日までとはうってかわって快晴である。綺麗な五色沼が見れるかな。
ゲレンデの隅には鹿の親子づれがこちらを伺っています。
お前さんたちにしてみれば人間なんて珍しくとも何とも無いであろうが。
ゲレンデをそのまま上ったので登山道に行くにはこの網の解放部をくぐります。
白根山登山道の石碑。全く持って健在ですね。 さぁ悪路の急登の始まりです。
イワカガミが所々で咲いてますよ。 思ったほど土は濡れていなかったが急登であることは変わりなく。
丸太の階段は滑りそうだからこちらのルートでしょうか。 おK3いわく16年前よりは今回のほうが易しく感じたそうです。
外山分岐に到着、ここで一本、外山方面にはトラロープが張られていました。ここからは急登はありませんので一安心。 しかしここまで来るのに3時間以上も掛かってしまってもう十二時ですよ、計画では前白根でランチの予定であったが。
空腹を覚えたので天狗平でランチタイムとします。 とりあえず乾杯。ガスも出ているし下手をすると奥白根どころか五色沼も見えないかもしれぬなぁ。
おK3はここで帰りたいなどと言い出すが、折角この急登を登ったのだから前白根まで行かなくちゃと言いくるめる。 前白根に到着。ガスで奥白根が半分しか見えないが。
するとあら不思議、風が吹き抜けると奥白根がその山容を現しました。 所々にぽつりぽつりと駒草。この砂礫の中で力強い生命力ですね。
さぁ、このままピストンでも五色山経由で戻っても距離的には一緒だと言いくるめて中ッ曽根を下ることに決定。 五色沼をよく見ると湖畔に大勢のハイカーが。
楽しそうな歓声が聞こえてきました。
ナゲさんは時期を過ぎているせいかこの頂上稜線で僅かに咲いているのを見かけた程度でした。 五色山への登り。
頂上から華やかな声が聞こえてきます。
五色山山頂です。 宮標識がありました。
五色山山頂からの五色沼。小さく避難小屋も見えますね。 2303標高点付近には小広い平地がありました。
国境平に向けて下ります。

この辺り登山道のほかに並行して水流がえぐったと思われる溝があります。

よく見られる光景ですが、その昔は登山道だったものでしょうかね。

どちらを歩いても構わないのですが、溝のほうは石がゴロゴロしていて歩きにくそうです。

   
国境平に到着です。ここで一本。 さぁ、ここから中ッ曽根の下りになります。
湯ノ湖が見えました。あそこまで下るのですね。 対岸の沢筋には雪渓が残っています。
情報通り笹は刈り払われていて藪ではありませんでした。 ただしこの場所数十メートルほど背丈程の笹に登山道が覆われていました。
中ッ曽根は距離はあるがなだらかな筈・・・・。 ところが結構アスレチックばりの気の抜けない下りでした。
粘土質の登山道は滑る事滑る事。
あきた飽きたと言いながら下ると平らな場所が見えてきました。 思ったよりも時間が掛かった中ッ曽根ももう終わり。
白根山登山道の道標のある車道に降りたちました。 後は駐車場までひたすら車道を歩きます。

6時間以上の山行はしないようにと思っていたのに8時間以上の長丁場となってしまった。
当然両ひざに痛みが出てきて中ッ曾根の下りは大変な思いをした。
膝は痛いは滑るはで苦行とも言える下りでした。

久しぶりのそれらしい歩きであったが決して楽しい山歩きではなかったとこは確かであった。
以前の感覚で計画を立てるのはよしておこうと思った次第である。

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