○ 鬼怒沼山

【登った日】 平成22年 7月31日〜8月1日
【天  候】  晴れ時々曇り
【山の名前】 鬼怒沼山(2,140.8m)
【同行者】  おK3

2週連続のハードな山行が続いたので骨休みと言うわけではないが、日光沢温泉に泊まり翌日はゆっくりと
日本一標高の高い高層湿原である鬼怒沼湿原散策と鬼怒沼山登山の計画を練ってみた。
今回鬼怒沼山へのルートが大清水からでは無くこちらに決定した一番の理由は、ハイトスが日光沢温泉に泊まってみたかったからである。
日光沢温泉は山小屋である。しかし、浴衣もある、温泉も3種類の源泉を楽しめる山小屋である。
しかし利用料金8,100円(2食付き)は山小屋なのである。

1日目

【時  間】  12:05〜14:25
【コース】  女夫淵温泉駐車場〜(奥鬼怒スーパー林道)〜加仁湯〜日光沢温泉

女夫淵温泉駐車場で2/3の入りであった。まだまだ余裕が有りました。
今日は日光沢温泉まで行くだけなのでゆっくりの出発です。
何でも遊歩道の一部が決壊しているらしく迂回路が出来ていますのでそれに従います。
ところが遊歩道の分岐を見逃したらしく林道まで出てしまいました。
分岐の記憶が無いのでこのまま林道を歩くことになりました。
実は今回はこんな事もあろうかとウォーキングシューズを持ってきているのです。スーパー林道は車が十分にすれ違える立派なものです。
登山靴をザックにくくりつけて軽快に歩きます。
加仁湯の送迎バスと何度もすれ違います。
水場が有りましたので軽く喉を潤しました。
今回は1時間ほどの歩きで目的地ですので採取してもしょうがない。
手白沢橋です。下に流れるは自ずと知れた手白沢でせう。 手白沢温泉への分岐です。この温泉も秘湯ですね。
スーパー林道とはここでお別れ。
スーパー林道はこれより先に橋を渡って大清水まで続きます。
道路右方向下方に加仁湯が見えました。立派なホテルですね。
ここに宿泊するとバスの送迎を利用できる。
加仁湯から10分ほどで日光沢温泉に付きました。
2時間と15分ほど掛かりました。
なるほどこれが湧き水ですね。
明日は出発前にここで水筒に補給してから出掛けよう。
日光沢温泉は予想通りの山小屋風温泉旅館です。

入口には「ここは山小屋です。・・・・」とはっきり書いてありましたよ。

山小屋なのでバスの送迎など有るわけがないし、要望する人もいない。

通された部屋は8畳間で広々です。♪裸電球まぶしくて・・・。

もちろん個室です。(襖は開けてはいけません。隣のお部屋です。)

なんと浴衣まで有るではないですか。

温泉ですが、内湯が男女別に白濁湯と透明湯。(時間で交換)

露天風呂が半白濁湯と透明湯ですので少なくとも3種類の源泉を曳いているようです。

翌日は早立ちするので朝食をお弁当に変更してもらい、お昼用にお弁当もお願いしました。(お昼用は追加で1食400円です。おにぎりです)

温泉は食事前に入って、寝る前、そして起床時と3回も楽しんでしまいましたよ。

部屋は空調など有りませんが、充分に涼しく、寝るときは窓を閉めないと寒いくらいでした。

 

2日目

【時  間】  5:15〜14:30
【コース】  日光沢温泉〜鬼怒沼湿原〜鬼怒沼山〜鬼怒沼湿原〜日光沢温泉〜加仁湯〜八丁の湯〜女夫淵温泉駐車場


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平21業使、第522号)」

着替えやウォーキングシューズを預かってもらい、テルモス4本に冷たい水を詰めてさぁ出発です。 日光沢温泉を上から見る。
想像していたよりも部屋数も多く、大きな山小屋でした。
日光沢温泉神社に本日の安全を祈願する。 橋を渡って沢の左岸沿いに進みます。
沢から離れて直ぐにノシ滝の案内が。
せっかくだから行ってみる。
さらに進むとヒナタオソロシの滝、湯沢峠経由で丸沼方面への分岐。
立派な吊り橋が掛かっていましたが、橋の先からの踏み跡は見えませんでした。ヒナタオソロシの滝はここから見るだけでいいや。
後ろを振り返ると根名草山方面なのですが、あいにく雲でみえません。
オロオソロシの滝を遠望。
斜面に取り付くと最初から急登です。
ジグザグに登ります。
苔むしたミニゴーロ帯を通過したりもします。 急登を終えた後はなだらかな登り。鬼怒沼まで1.5kmだそうな。
木道の先が明るくなったと思ったら・・・。 鬼怒沼湿原に到着です。本日1番乗りです。誰もいません。
日光沢温泉から2時間と45分掛かりました。
先に見える二つの山。右側が鬼怒沼山だろうか。 尾瀬が原に比べると狭いですが、とっても良い雰囲気です。
大きな池塘ですが、すべて名がつけられています。 突き当たりの十字路まで行かずに途中北東方面への木道分岐を行くとこの巡視小屋にたどり着きました。
小屋を過ぎてから県境の山道を進みます。刈り払いされています。 疎な樹林帯をしばらく行くと・・・。
鬼怒沼山頂への大きな立て看板が出現ですよ。
直進すると小松原湿原、黒岩山方面となります。
鬼怒沼山頂への道はそれほど急ではありません。
こんな道標も有ったりして。 あっという間に着いてしまいます。三角点も有りました。
展望は1方向のみですが、ガスが掛かっているのでサッパリです。
戻りは十字路まで来てみました。おK3から「今日は骨休みだから・・」と、小松原湿原はおろか、物見山も寄らない事になりました。 もどりのこの方向、晴れていれば根名草山、日光白根山が見えるはずなのですが残念です。でも静かな涼しい湿原歩きが出来て大満足です。
帰りに湿原入口で大休憩。鶴池と名付けられた入口の池に水生イモリが何匹も。何枚も写真を撮ったが何とか見れるのがこの一枚のみ。 日光沢温泉の直ぐ上流側の橋まで戻りました。
何を見ているのかというと・・。

往路は当然誰にも会いませんでしたが、戻りは数十人のハイカーとすれ違いました。
同宿の見覚えのある人も何人か。
湿原まで行くと言っておられた隣の部屋のご夫婦にも再会。

日光沢温泉に戻りました。

預けておいた荷物を受け取り女夫淵温泉駐車場まで戻ります。

戻りはもちろん遊歩道を歩きますよ。

加仁湯の本館の向かいの建物は春日野部屋合宿所です。
今年は騒動の為合宿中止とか。
八丁の湯です。
ログハウスの様な作りの別棟が数棟有りました。
遊歩道は結構幅も広く、オフロード車ならば充分走行可能な道です。
幅の広い道も長く続くわけでは有りませんでした。
遊歩道は沢沿いの為アップダウンが少なく済みます。
河原でくつろいでいる人達がいました。
木道です。一箇所落石がありそのままとなっているところが有りました。 道はそのうち如々に狭くなりますが、良く整備された遊歩道です。
立派な吊り橋にきました。ここまで来れば駐車場は直ぐそこ。
吊り橋の名前は・・。
女夫淵温泉駐車場に着きました。
来たときより駐車率が高い。9割くらいです。
目の前にある女夫淵温泉の露天風呂に入ろうとしたのですが、15:00までで、値段は1、000円とのこと。
30分で1,000円は無いだろうと言うことで却下。

しばらく走ると川俣温泉共同浴場なる施設が目に入りました。
500円で時間も問題ありません。上人一休の湯だそうです。

ところが、この施設、お客さんがブーブー言ってます。

何でも洗い場の蛇口から水もお湯も出ないとのこと。
どうも一度に大勢の人が利用したので涸れたのでは無いかと誰かが言ってましたが、そんなこととが有るのですかね。

しかしながら、汗だくなのでとにかく入って着替えたい。

洗い場が使えないのだから少し割り引くとか何とかすればよいと思うのだが、管理人のおじいさんは「すいませんね、すいませんね」を繰り返すばかり。

公共施設なので臨機応変の対応は難しいのかしらね。

帰りに日光の町でユバを買って帰りました。
途中から土砂降りとなってきたので途中の中華料理店で夕食。
おK3の頼んだ五目中華丼はなかなか美味しいが、ハイトスの注文した坦々麺は本格的なのかどうか普段口にする味ではない。
なんと坦々麺なのにゴマの風味が無いのである。
不思議な坦々麺を食べてしまった。
ひょとして四川風と広東風の違いだったりして。
でも小心なハイトスは店の亭主にそこんとこ聞けなくて・・・。

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