小法師岳
【登った日】 平成21年10月17日
【天 候】 曇り時々晴れ
【山の名前】 巣神山(1226m) 小法師岳(1593.1m)
【時 間】 8:45〜15:30
【同行者】 単独
【コース】 庚申ダム駐車場〜巣神山〜雨降沢の頭〜小法師岳〜雨降沢の頭〜巣神山〜庚申ダム駐車場
足尾山塊は未踏の山が多く、中倉山、沢入山、大萱山、石倉山、三俣山、シゲト山、大平山と興味をそそられる山が沢山残っている。
何故これらの山が未踏となっているのかというと、登山者が非常に少ない為におK3が嫌がるからである。
おK3は里山歩きを始めた頃に結構登山者の極端に少ない山へ連れ回し怖い思いをさせた為に最近は嫌がる様になってしまった。
ハイトスは静かな山も、賑やかな百名山も両方好き(どちらかというと静かな方がよい)であるがおK3は誰とも会わない様な山は嫌だそうだ。
行くんならあんた一人で行っておいでと言うことになるのであるが、最近はほとんど一緒で単独行動の機会も少なかった。
今回その少ない機会が到来したので小法師岳へ出掛けることにした次第である。
参考HPはオッサンの山旅の2006年4月の小法師岳である。
庚申ダム駐車場に駐車します。他に車はありません。 駐車場には5〜6台駐車可能です。 |
少し戻って2つの橋の間の間にあるお墓への道から沢に取り付きましたが、結局沢を登るのでオッサンのように下の橋の間から取り付いた方が良かったと思われる。 |
沢の様子です。歩き辛い。 | おまけに倒木も重なり困ったものである。 |
地形図では沢を登るようになっているがあまりも歩き辛いので右岸の斜面に取り付き稜線に出ることにする。当然急登であった。 | 稜線に出ると予想通り歩きやすい尾根歩きとなります。 正解正解。 |
ありゃ三角点があるぞ。1/25000地形図を見てみると945mピークの三角点の様である。 | 稜線上に早々と小法師岳への道標が現れた。 反対側は原向駅となっている。(これが戻りに一騒動となる。) |
稜線歩きは快適である。 | ところどころ色づいた林の中の緩やかな斜面をゆっくりと登ります。 |
途中から下は笹原となった。足下が見えないので枯れ木や石に注意しながら進む。 | 出発してから沢で時間を取られたが、2時間ほどで巣神山へ到着出来た。ようやく陽も差し始めたようである。 |
山名板は新旧3つ有りました。ここで1本入れます。この山の南方に踏み跡が有りましたが、300m程下まで林道が来ているようです。 | 幅の広い防火帯に沿って行くので歩きやすいのですが、想像していた様相とかなりギャップが有りました。 |
足尾山塊の荒々しさがあまりなく、どちらかというと袈裟丸連峰の山々に近い感じがします。(実際距離も近いし。) | 小法師岳へのスチール製の道標です。 |
時折現れる紅葉が笹原の緑と綺麗なコントラストを見せてくれます。 | そうこうしている内に1526mの雨降沢の頭に着きましたが、残念ながら少しガスが出ているようです。 |
西には小法師岳が見えています。頂上が霞んでいる。 手前と左の緑、右の赤、その上の白がいい案配ですね。 |
進行方向右側の北斜面の様子です。この様な風景が庚申川まで続いているものと思われます。 |
ススキの原や笹の原を越えると・・・・。 | 小法師岳頂上に到着です。 |
山頂の様子。残念ながらガスが出ており、眺望は望めませんでした。 晴れて居れば庚申山始め袈裟丸連峰、皇海山などが見えたのになぁ。 |
80m程西のもう一つの三角点と山名板です。ここまで3時間30分以上掛かってしまいました。ここでゆっくりと昼食を摂ります。 |
頂上南側の風景です。山頂で充分満足のいく時間を過ごしたので戻りましょうか。 | 帰りは同じルートを戻ります。 紅葉はところどころ見られますが、名所ほど鮮やかではありません。 |
それでも充分に目を楽しませてくれます。 | 1425mのピークには錆びた鉄のアングルが刺さっていました。 以前は何らかの標識の柱だったのでしょう。 |
巣神山まで戻ってふと見るとおいしそうなきのこが目に入りました。 しかし食用か否かは判断つかないので・・・。 |
するともう少し下がった草刈りスキー場跡の標識の上にも大きなキノコがデンと生えているでは有りませんか。 |
でかい。直径20cmは有ります。やはり判断がつきませんのでそのまま。 | さて稜線をそのまま進むと原向駅方面に行ってしまうので、途中で植林の斜面をトラバースします。鹿がビックリして逃げていきました。 |
登りに使用したルートをそのままトレースすれば良かったのでしょうが、ついつい歩きやすい尾根道を進んでしまい、これ以上行くと方向が違うので強制的に斜面トラバースとなりました。
登ったときの最初の沢近辺まで来ましたが、傾斜が急です。 今日はこんなハメに陥ることは無いと思っていたのでザイルは持ってきていません。 秘技幹抱きつき(知る人ぞ知る楚巒山楽会の得意技?)を連発してなんとか降りて来ましたが、画像の様な樹木の無いところは尻セードと相成ります。 この降下には少々緊張してしまいました。 このあと駐車場に戻って本日の単独行はおしまい。 久しぶりの静かな山歩きを堪能できました。
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