○ 庚申山

【登った日】 平成22年 6月 13日
【天  候】 晴れ時々曇
【山の名前】 庚申山 (1,892m)
【時  間】 07:10〜16:30
【同行者】  おK3
【コース】  登山口駐車場〜一の鳥居〜猿田彦神社跡地〜お山巡り〜庚申山頂〜庚申山荘〜猿田彦神社跡地〜一の鳥居〜登山口駐車場

ハードな山行が続いたので今週はアプローチが近い(1時間程度で行ける)庚申山のお山巡りが楽しそうなので行ってみることにした。

コウシン草という特別天然記念物の食虫植物を見にいきましょうか。
普段お花にはあまり関心を示さないのであるが、、コウシンソウやカッコソウのように非常に珍しいと言われると見てみたくなるもんである。

聞けば地元の小中学生が遠足で庚申山荘まで来るというので半分ピクニックかなと思っていたらとんでもない。
パーキングから登山口の一の鳥居まで1時間もかかるし、結局全行程9時間20分もかかってしまい、全然楽な山行では有りませんでした。

駐車場は20台以上の車で満車状態ですが、何とか入口の狭いスペースを見つけて駐車する。7時前に着いたのにこの状態。皆さん早いなぁ。 停められなかったら国民宿舎かじか荘まで戻らにゃならぬ。良かった。
準備して覚悟の長い車道歩きである。これは途中の天狗の投石。
丁度一時間で登山口である一の鳥居に到着です。
ここまですでに10人以上の人に追い抜かれています。
ハイトスは昨晩の飲み会が尾を引いているようで睡眠不足もあり、ペースが上がりません。スローペースなので休まずに先へ行きましょうか。
ここから猿田彦神社跡までは自然公園の様な、遠足地にふさわしい場所です。
森林浴という言葉がピッタシの場所とでも言いましょうか。
豊富な沢の水も澄んでいて綺麗です。
鏡石に着いて説明を読んでみる。皆さん、山で遭難して猿に助けてもらう場合でも、娘を嫁にやるなどとは口走ってはいけませんよ。 夫婦蛙岩です。確かに蛙に見えるから不思議。
下からよりも上からの方が2匹であることが判り易い。
仁王門。庚申山の守護神だそうですよ。どういうこと?・・門が・・。 石の階段を登ると・・・。
猿田彦神社跡です。ここは分岐で庚申山荘(戻りのルート)とお山巡り方面へと選択できますので、今回は左周りでお山巡りを先にします。 宇都宮大学ワンダーフォーゲル部「嶺峰山荘」の上の辺りから急登となります。ジグザグの登りで汗が吹き出てきます。
笹尾根を登る途中。シロヤシオ2題。 稜線が見えてきたところで階段が見えました。
大きな岩の庇です。 雪割草2題。今回この花は至る所で見受けられました。
吊り橋を渡ります。この吊り橋の前にコウシン草の生えていそうな岩場が有ったので寄り道して見ましたが発見できず。おかしいなぁ。事前調査の情報に拠ればこの辺りなのだが。早すぎたかな?。 ハシゴやちょっとした短い鎖などがありますが、コースは良く整備されています。誰かが大人のフィールドアスレチックと言っていましたがホントにそんな感じ。
馬の背です。先がどうなっているのか判らないので最初はちょっと不安。 馬の背から後ろを振り返ると庚申山。少し妙義に似ているかなぁ。
鬼のひげすりを通り抜けてしばらく行くと・・・。 お山巡りを象徴する名所である、めがね岩です。
おK3、何もそんな危ない場所で写真を撮らなくても・・・・。
せめて鎖は掴んでいてくださいな。
たぶん雪割草か何かでしょうから別の所で撮ったらいいと思いますよ。
縦走路から少し入った岩場に今回の目的の1つであるコウシン草を見つけました。ようやくです。ですが接写が二人ともうまくできません。(泣)
数打ちゃ当たると何枚も撮るのだが今回は当たりませんでした。
ここはハイトスは潜れないので左から巻きます。おK3だけ潜る。 岩庇ですが、行ってみましょうか。石祠が左手前に有りました。
ここは登山道が完全に崩落していますよ。
今回最大の要注意箇所です。でもよく見たら足跡が。
おK3も慎重にトラロープを頼りに渡りきります。この後少しで庚申山荘からのルートの分岐に到着です。
分岐から頂上を目指しましょう。
途中に石楠花が綺麗に咲いています。藪で石楠花の木々に遭遇するとやっかいでげんなりですが。そんな話をおK3にするが、「ふーんそうなの」と素っ気ない。色が薄いなぁ。
庚申山山頂です。誰もいません。あんなに登山者と行き合っているのに不思議です。皆さん展望台へ行くのでしょうね。 頂上付近のこちらの石楠花は少し色が濃かった。大きいと接写もうまくいく。展望所に着いたらなんと20人以上の登山者でいっぱいです。
少しガスッていますが、鋸と皇海が目の前に。
何とか皇海山が見えたので良しとしましょう。
ここで皆さんと同様にランチにします。
松木沢渓谷方面。残念ながらこの方向に見えるはずの日光の山々はガスの真っ白なスクリーンの遙か後方でした。次々と登山者がやってきては入れ替わります。我々も撤収しましょうか。
戻りルートも鎖を掴んでトラバースがあったり。 奇岩があったり。
傾いた橋を渡ったり。 急な階段を下りたりします。
階段はこの様な形状でがっしりとしているが案外降りにくい。 岩場を見上げる。
こちらの岩は水滴が滴っていますよ。ポタポタと。 山荘の近くにはクリンソウが沢山生えている広場が有りました。
そこには鳥居も。 庚申山荘に寄り道します。ここに泊まることはこれからも無いかなぁ。
駐車場が見えてきました。
車はまだ半分以上が残っています。

庚申山の感想。

思ったより距離もあり、お山巡りも面白かった。
庚申山は水が豊富な山だと感じます。

帰りの水場でその庚申山の水を5リットルもゲット。

往路では今回荷物が軽いのよ、暑くなりそうなのでであえて5リットルの水を担いできた。

しかしさすがに帰りの一の鳥居ではもう要らないだろうと2Lのペットボトルの水を捨ててカラにして軽くした。

すでに空いていたペットボトル、水筒の全部を庚申山の水で満たす。

冷たくておいしい水でしたよ。お試し有れ。

庚申山の山頂に立ってそこから続く鋸と皇海を眺めていて、庚申山荘をベースとした旧来の皇海山登山ルートに思いを馳せた。

現在この山荘の皇海山登山ルートのベースとしての利用は何%ぐらいなのであろうか。

かじか荘で汗を流そうかと思ったら、そもそも駐車場が満杯です。

お風呂も混んでいそうですのであきらめて水沼温泉に変更です。

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