日光白根山(奥白根) 菅沼コース
先々週に湯元コースで登ったのだが、復路を諸々の事情にてロープウェイ利用となってしまい、今一歩釈然としない
とおK3が言い出す。特に頂上での帰り道が不明であったのが気にくわないらしい。
あのときは時間の制約もあり、戻り道が分かっていてもロープウェイ利用となってしまったのであるが、それならばと
今回は十分時間的な余裕を見て菅沼コースから登ることにした。
本当は金精ルートで登るつもりで居たのだが、おK3がWEBで調べたところ、金精ルートはなんと上級者向けコースとのこと。
ちなみに菅沼コースは中級者向けだそうな。又、ロープウェイは初級者向けとのこと。湯元コースは?そもそも登る人が極端に
少ないので記述が無いらしい。
【登った日】 平成20年8月2日
【天 候】 晴れ
【山の名前】 日光白根山
【時 間】 05:30〜13:00
【同行者】 おK3
【コース】 菅沼登山口駐車場〜阿弥陀が池〜前白根山〜五色沼〜阿弥陀が池〜菅沼登山口駐車場
そう言うわけで今回は前日の夜中に菅沼登山口駐車場まで行ってしまい、車中泊とした。
自宅で夕食を取り、風呂に入ってから(普段は一杯やって寝る所であるが)22:30頃に出発。
菅沼登山口駐車場に0:30頃に到着。
道はすいていたのだがいろは坂を過ぎて中禅寺湖湖畔を走るあたりから、アスファルト道路の道際に鹿が
出没して危ないので安全運転となってしまった。
全部で7頭ほどに会いました、と言うか道路際で確認出来たのですが、鹿が夜中に道路の平気で出てきているので
走行は要注意です。
菅沼登山口駐車場に着いたところ何と7台も停車しています。
テントは2張り。
我らも早速仮眠に入ります。(しかし車中泊は寝づらい)
一応テントも持ってきたのだが、張るのが面倒だったので車中泊とした。
うつらうつらとなった頃に隣に2台ほど停車してガサゴソやり始めた。
しばらくすると彼らも寝入るだろうと辛抱していたがいっこうに収まらない。
音もそうだがヘッデンのライトがちらちらとうるさく中々眠れない。
そうこうしているうちにようやく静かになった。
隣を見ると車中で寝ている様子はない。
登山口方面を見ると複数人のヘッデンの光が。
こんな時間から登るの?(01:00過ぎでした。)
寝づらくて目が覚めたのが4時頃。
もう少し寝なくっちゃと思っていても寝れなくて30分後に起き出す。 昨夜は分からなかったが、立派な登山口石碑。 この先に8台、手前に2台の計10台がこの時点での駐車台数。 |
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よく見ると車中で人が寝ていない車も結構ある。
昨晩の様に到着と同時に出発した?それとも4時前に起きて出発? いろいろな人がいるものである。 ひょっとすると1:00過ぎ出発のグループは錫が岳日帰りの人たちか? |
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歩き始めは散歩道の様相です。5:30走行開始。 | その突き当たりに案内板が。朝日が背景の山頂を照らし始めました。 |
なだらかな傾斜のとっかかりです。 | 少しずつ山道らしくなってきます。 |
弥陀ケ池まで500mだそうです。地面に落ちてる道標。 | 単独行の方が結構多い。抜きつ抜かれつしながら高度を稼ぎます。 |
結構あっけなく弥陀が池に到着です。ここで休憩の人多し。 | 少し先に行くと木道が。水は澄んでいて結構綺麗です。7:15です。 |
弥陀が池湖畔から奥白根へと続く登山道です。ここで一本入れます。 湖畔は広場となっており、休憩地に最適です。 |
湖畔から見た奥白根頂上付近。湯元コースとは異なり結構あっさりと頂上が見える所まで来てしまいました。 |
左は白根山。
直進して右にゆくと座禅山です。 おK3が行っててみたいなど言い出すが、却下。 まだ7:40なので余裕あるが、このあとどうなるかは分からないので。 |
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中腹より五色沼が見えた。2週間ぶりのエメラルドグリーンである。 | 同じ場所からの弥陀が池。 |
頂上方面を望む。何か険しそうだなぁ。 | 今日は眺望が望めそうだ。朝早いのが良かったのかも知れない。 北の方角に見える双耳峰は鬼怒沼山かな??いや燧ヶ岳でした。 |
段々と傾斜が急になってきますが危険という箇所は有りません。 | 斜面を登るおK3。振り返えって弥陀が池を見ている? |
山登りらしくなってきました。危険ルートには岩にX印がありますので、それに従う。X印を登っていった人が立ち往生しているので、そちらではなく右方向ですよと教えると、「どうも」と言ってすいすいと水平移動して正ルートへ復帰した。あんな所を登って行くなんてベテランか。 | 頂上付近に撮影の絶好のスポットがあったので、撮ってもらう。 ここまでいくだけで精一杯。もう一段登ればとは思うが、足がすくんでしまう。落ちると確実に昇天できます。現状でも無意識に体が安全な方に傾いている。 |
おK3は危険なので手前の本ルート側で。 | 弥陀が池、奥が菅沼。 |
頂上まであと一息のピークです。頂上には5〜6人ほどの登山者が見えます。下って登れば到着です。 | 今日は男体山が綺麗に見えます。 |
左から太郎山、女峰山、小真名子、大真名子山、男体山の裾野。 | 頂上付近のでかい岩です。 |
8:50 奥白根頂上です。
途中で遊んだ割には3時間20分で着ました。 先々週とは違う山名板で記念撮影。 今日は本当に景色がよい。 ちなみにこのルートですと、おK3一人では上れそうにない岩が2カ所ほどありました。 巻くにも岩場ばかりでかえって危険かもしれません。 だれかパートナーがいれば大丈夫でしょうが、一人で身長が並の女性だときついかもしれない。 ふつうの時間なら誰か助けてくれるとは思いますが。 甘くはありません。 |
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なんと富士山が見えました。
清水出身のおK3が喜んでます。 写真では分かりづらいのですが、雲海の地平線丁度真ん中あたりに見えるのがそうです。 少し風もあり、とても過ごしやすい気持ちの良い頂上です。 たぶん今日は下界は暑いだろうなと思いながら。 |
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男体山と中禅寺湖です。
今日は頂上でゆっくりと景色を眺め、写真を撮り、そして行動食も摂ることが出来ます。 この時間だとロープウェイでやってくる人たちがまだ到着しないからです。 ロープウェイ始発は7時頃らしいので、たぶん10時過ぎまでは混むこともないでしょう。 |
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祠のあるピークに移動しました。
こちらから先ほどまで居た頂上を見ています。 ルートは皆さん右側の険しい方を登られます。先々週の我々もそうでした。 でも先々週に気がついたのですが、左側の方が上から見ると険しそうですが、実際は緩やかなのです。 |
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白根隠山です。先々週は間違えてあの山へ行きそうになりました。 白根隠山から奥白根へと行くものと思いこんでいました。 |
錫が岳と思われる。 あの山も行ってみたい。そしてその先には宿堂坊山、三俣山があり、さらにその先は皇海山、袈裟丸が・・(2泊3日で)・・という話をするのだがおK3は「あっそう、あたしゃやだよ。」単独行になりそうである。 |
避難小屋に向かって下山です。先々週に登った場所ですので所々見覚えが有ります。 | 高山植物らしいのですが、おK3が「撮れ」と言うので。接写モードで。 |
そろそろ樹木が見え始めました。森林限界下に入ります。 今回は鹿にあいません。昨晩いっぱい見たから良いとはおK3の弁。 |
先々週秋田のからの団体さんが休憩していた場所まで降りました。 この先で4頭ほどの鹿にあう。子鹿はかわいいなぁとはおK3の弁。 |
五色沼湖畔に到着です。 | 湖畔より奥白根頂上付近を望む。 |
湖畔の様子。 | 湖畔より前白根頂上付近を望む。 |
湖畔より五色山頂上付近を望む。
先々週はこの五色山経由で湯元に戻る予定であった。 結局今日も登ることは無い。 そのうち金精ルートで奥白根へ登る機会が有ればこの山の山頂に立つことも有るかも知れない。 |
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五色沼に別れを告げて弥陀が池方面へ向かう。
この前に五色沼の水場を探しに行く。 事前の調査によると避難小屋から湖畔に着いたら右側の前白根登山口に向かい、少し登ると水場とのこと。 実際は少しではなかった。結構登った。湖畔から前白根までの1/3程。 おK3は登り始めると途中で足を止め、行く気がない。 水場は湧水口から2〜3メートル位の所で斜面に吸い込まれ、その後は五色沼へ地下経由で行っているのだろうと思われる。 早速用意しておいた空の2Lのペットボトル2本を満たす。 湖畔に戻るが、ザックが一挙に4K増えると重く感じる。 |
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湖畔からは軽く登り、弥陀が池に向かう。
その途中での角度からの奥白根頂上付近である。 これで奥白根は南方向以外の3方向の様子を見ることになった。 |
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おK3が見つめるは、五色山、弥陀が池、五色沼の3方向道標である。 | 弥陀が池湖畔に戻りました。何人かが休憩しています。 |
ここからは来た道をひたすら下ります。 | 駐車場に着くとビックリ、空き地一杯に50台以上の車が止まってます。 |
しかし出発時は10台だった駐車場が一杯です。最後の画像ですが、撮影場所は進入禁止場所です。
ここから道路までびっしりと。何台かは我々よりも早く撤収したらしく空いています。
しかしこのルートも人気があるのですね。
ちなみに夜中に隣でガサゴソやっていた車が二台とも他の車に変わって居ます。
と言うことは???。
そう言えば往路で弥陀が池手前で学生のグループらしい5〜6人のパーティとすれ違いました。
こんな時間に菅沼方面に帰るなんてなんて変な人たちだろうと思いましたが、たぶん彼らがガサゴソの人たちだったのです。
合点が行ったのはヘッデンを点けて登山開始の理由、つまり「ご来光を見ようとしたかに他ならない」と思いあたりました。
大学のワンゲルの夜間走行訓練かなとも思いましたが、上記理由が一番しっくりくる。
そういう事で結論づけましょう。勝手に納得です。