○ 六郎地山
【登った日】 2016年 11月 5日(土)
【天 候】 晴
【山の名前】 六郎地山(1097.2m)
【時 間】 12:00〜15:20
【同行者】 単独
【コース】 三ノ宿山南東切り通し〜1101m峰〜六郎地山〜1101m峰〜三ノ宿山南東切り通し
以前より六郎地山は連なる尾根の縦走と決め付けていた。
この為車二台で行くか、単独の場合はみー猫さんの様にチャリデポと思っていた。
ところがふみふみぃさんが面白い周回の例を示してくれた。
なるほど六郎地山から大滝に直接下りれば良いだけの話である。
しかし自分の足ではふみふみぃさんの後追いは無理であろうし自信も無い。
そこで大滝から三ノ宿山に登り六郎地山へ、そして大滝へ下れば周回できますね。
いつものことでどうせ土曜日の朝に早起きは無理なのだからちょうど良いコースかもしれない。
大滝に行くのであればそのまま838峰経由で夕日に登るのも面白そうだ。
戻りは一本北の尾根で下ればよい。
夕日岳はまだ西側からしか行っていないのである。
以前蕗平から沢を詰めて夕日岳に登るために大芦渓谷ヒュッテに泊まったのだが、翌日の天気が悪くて断念したことがある。
地図だけは準備して現地に行ってから決めよう。
なんとか9:00には自宅を出発したのだが。
途中何を思ったか道迷いを二度ほどしでかして大滝に着いたのは11時になっていた。
紅葉見物の為か大滝の駐車場はいっぱいで、路肩にはバイクが何台もとまっていた。
これじゃぁしょうがないので大芦渓谷ヒュッテに向かう。
こちらの広い路肩には1台だけ。
準備している間に紅葉見物の人と思われる数人がこの車に乗り込んで去ってしまったので途端に沢音だけの静寂となる。
さぁどこに登りましょうかね。
馬鹿な事をしていて遅くなったから早めに登らないと最後はヘッデンになってしまいますよ。
大芦渓谷ヒュッテに着いてすぐ前の本沢を見ていると正面の岩場がおいでおいでをする。
さぁどうする?次案の夕日に838峰経由でアタックしましょうか。
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。((承認番号 平24情使、
第654号)」
久しぶりの大芦渓谷ヒュッテ。以前一泊させていただきましたね。 | ヒュッテの前の本沢。ここを対岸に渡って取り付きましょう。 |
下から見ると何とか登れそうに見えたのだが。 過信は禁物であるが、一度決めたルートはとにかくトライしてみましょう。 後でわかったことだが、よく観察してみるともっと上流にはこのような岩場ではなくて比較的なだらかなルートが取れたと思われる場所があったのだが。 このときは目の前のルートに凝り固まっていた。 今日は誰も止めてくれる人がいない。 とにかく取り付く。 |
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あそこの木まで登れればあとは何とかなりそうだが。 直進は難しそう。左も右ももっと危ないなぁ。 久しぶりにアドレナリンが分泌されたようである。 まずいぞ動きが取れなくなってしまった。 何とか足場を確保しザックをおろしてロープを取り出す。 幸い支点になる木が近くにあったのでこれ幸いに降りることが出来た。 ロープが無ければ降りることは至難の業というか、半べそをかきながら降りること請け合いであろう。 とにかくヒュッテまで戻って一服する。二服する。 悔しいなぁ、情けないなぃなぁ、敗退は久しぶりである。 こんなときは家に帰って、今日のことは無かったことにしてしまえばよい。 完全に戦意喪失状態に陥ってしまった。 |
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でもせっかく前日光まで来たのだから六郎地山だけは行ってきましょうと気を取り直した。三ノ宿山南東切り通しの峠の駐車余地に停めて六郎地山までピストンしましょ。 | 時間もないので周回もあきらめです。 市境界の尾根を登ります。 |
最初の小ピーク。標石がありました。 | その後も細尾根とは言わない程度の尾根歩きですね。 |
紅葉は淡い感じです。もう終わりかな。 | こういうのも結構好きですが。 |
踏み後もしっかりですので歩く人が結構いるのでしょう。 | 1101m峰。 |
その先は結構下ります。正面に六郎地山の頂上尾根が見えてきました。 | 鞍部に降り立ちます。 |
振り返って1101m峰。 | 六郎地山への最後の登り。頂上尾根の北端にのぼりつめます。 |
六郎地山山頂着。 結構汗をかきましたが止まると寒いのでウィンドブレーカ着用。 |
三角点峰です。 誰も居ない誰にも会わない山頂でゆっくりとランチタイム。 |
戻りは往路をたどります。あれ、有刺鉄線ですよ。 この斜面は降りるなということかな。 |
あそこに見えるは薬師か大木戸かはたまた三ノ宿か。 |
誰が言ったか六郎地味山(笑)。 確かに地味ですがこのような天気だと尾根歩きも明るくてよいですが。 |
駐車地に戻りました。 |
これで夕日岳の東側からのトライは2度目の断念となる。
とにかく頂上からの派生尾根が何本もあり妙に興味をそそられるのだが縁がないのだろうか。