○ シゲト山

【登った日】 2021年 7月 18日(日)
【天  候】  晴
【山の名前】 シゲト山 (1835m) 黒檜岳 (1976m)
【時  間】    5:40〜16:25
【同行者】  おK3
【コース】    千手ヶ浜BS〜黒檜岳登山口〜黒檜岳〜シゲト山〜黒檜岳〜黒檜岳登山口〜千手ヶ浜BS

梅雨も明けて猛暑の日々が始まる予報である。
避暑をかねて涼しい山歩きが期待できる奥日光に出向くことにした。
今回は久しぶりに赤沼で車中泊とし、早朝から歩き始める計画を立てた。
無公害バスで千手ヶ浜まで行き、まずは黒檜岳へ登頂しその先は大平山とシゲト山に行ってみよう。
しかし漠然と地形図のみを見て黒檜から双方の山は各々1時間もあれば行ってこれるはずと思い込んでしまった。
なぜならばそれほどアップダウンもなく、黒檜以降はスイスイと稜線歩きとなるはずだったのだが。
7年前に黒檜から社山へと縦走時が7.5時間だったから、シゲトと大平を両方歩いても同じくらいで行ってこれるものと。

赤沼はやはり涼しくて、日が落ちてからは上着を羽織らないと寒いくらいだった。
寝床を作り寝酒のワインを飲んで寝ましょ。

4時前にトイレに起きると4時発のバスが待機していた。
17日から8月1日までの祝祭日限定の早朝バスである。
4:00,5:10,6:40の3本の最初のバスのだが、なんともうすでに大きなカメラを担いだ人たちが10人以上も乗り込んでいるではないか。
狙い目は男体山の日の出か、はたまた朝靄の中の貴婦人狙いか。


この地図は電子地形図25000(国土地理院)を加工して使用しています(令和元年手続改正により申請適用外)

赤沼駐車場だが、昨晩は20台ほどの駐車だったが朝には倍以上である。まだ五時過ぎでこれだからこれよりどんどんやってくるのでしょう。5:10のバスに乗り込む。乗客は4人であった。 千手ヶ浜BSに着いて湖畔へ。
この時間では朝日は昇りきっている。
千手堂までの湖畔歩きはちょうど橋の架け替え工事中で何度か迂回しながら渡った。 千手堂 この地点はもう跡地ではなくなった。
千手堂から少し歩いて黒檜岳登山口に到着。 さぁ、登山の開始です。
急登が続きます。 見覚えのある沢が見えてきました。
この岩混じりの登山道を越すと尾根に出ますよ。 尾根歩きになっても急登が続きます。
少しなだらかになったと思ったら社山への道標を過ぎて黒檜の第一の山名板のある山頂に到着。地形図の標高点のある山頂。
今回は人慣れした鹿は現れなかった。
それから西へ進んで第2の山名板あのある山頂。地形図の黒檜岳の文字が示す山頂。
さぁ、シゲトに向かいましょうか。
ちょいと西に進むと雨量観測所がありました。
この装置の電源はどうしているのかしらね?
シゲトへの道は踏み跡があるようなないような。
笹原の少し開けた場所に飛び出しました。
1919標高点を巻こうと思ったのが良かったか悪かったか。斜面となる小薮を漕ぐことになった。 もう少しでシゲト頂上かなと思ったら突然樹木が開けて足尾の荒々しい山肌が目に飛び込んできました。沢入山からオロ山でしょうかね。
シゲト頂上に到着。ゆったりとランチタイムにしましょう。
それにしても思ったよりすんなりとはこれなかったなぁ。
これでは大平山は無理かなぁ。
ハイトスはここいらで持病?の膝痛が再発してしまい、おK3に先導してもらうことにした。
あれっ、1919標高点の北側に向かって歩いてますよ。
軌道修正し、なんとか黒檜岳に戻り来た道を下りましょう。 あれっ、またまたおかしな所を下ってますよ。
GPSで確認しても90度登山道からずれてしまっている。
尾根に復帰のためにトラバースしましょ。
なんとか尾根に復帰しました。
しかし急な下りは膝に響きますぜ。
ようやく尾根分岐に到達。さて、15:50のバスには間に合いそうもありませんね。
最終はたしか16:30のはずだが、これにはなんとか間に合うでしょう。
沢を渡ればあとすこしで湖畔です。
湖畔に着いたは良いが何やら雲行きが怪しい。
膝が痛いのでゆっくり走行となってしまっている。
すると小屋のご主人が遠目から「最終バスは16:25ですよ」と教えてくれる。
「えっ、そうなの」。
礼を言って少しだけ早足となるが膝が云うことを聞かない。
そのうち雨まで降り出すではないか。
雨具を出そうにもあと少しでバス停と思うと少しくらい濡れても先を急ごうと。
結局バスの最終時間の10分前には着いたのだが。ずぶ濡れになってしまった。
赤沼の駐車場に着くと雨の痕跡もなく晴れている。
部分的な降雨だったようだ。
道迷いと膝痛がなければ雨に降られることもなく3:50のバスで帰れたのだろうが。

しかし最終バスに乗り遅れてしまうと膝痛を抱えながら2時間の湖畔歩きをしなくてはならない羽目に陥ることを考えるとヤレヤレではある。


自分の膝の限界値である6時間を遙かに超える11時間弱の長丁場となってしまった。
山中で膝が云うことを聞かなくなると大変なことになるのだが。
今回はすっかり自分の膝の限界値を忘れてしまって、地形図を見ながら「これくらいならなんとかなるなぁ」と思ってしまったことが敗因である。
基礎体力も脚力も大幅に落ちていて、かつ1ヶ月半ものブランクがある状態であることを考えると・・・、どうして大丈夫と思ってしまったんだろうか。
今後は膝のサポーターとダブルストックは忘れないようにしないといけない。
又6時間超の予定は避けなくてはならないなぁ。

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