○ 父不見山 (ててめーじやま)
【登った日】 平成22年 3月 6日
【天 候】 小雨
【山の名前】 父不見山(1,047m) 長久保ノ頭(1,065.7m)
【時 間】 10:00〜12:00
【同行者】 おK3
【コース】 登山口〜杉ノ峠〜父不見山〜長久保ノ頭〜稜線分岐〜林道〜登山口
天気予報では夕方まで1日中雨の予報であった。
明日も雨の予報である。
こんな日はおやすみするのがいちばんかなぁ。
ともぞうさんに雨でも楽しめる・・山ってのは無いですか?と聞いたところ
「春なら、崇台山(桜)、石尊山(梅林や四十七士石像とセット)、庚申山(藤)、観音山(桜)、でしょうか。」
とアドバイスを受ける。
そうだ、普段目を向けない「ぐん百低山巡り」にしよう。
桜や藤には少々早いがピークハントを目的に出掛けよう。
上記四山だけだと登った気がしないので、最初に晴れでも展望の見込めない父不見山を加えよう。
「父不見 御荷鉾も見えず神流川 星ばかりなる万場の泊まり」
尾崎喜八の有名な短歌であるが、実は前年に御荷鉾山へ登ったときに記念碑があり、そこで初めて知った次第である。
御荷鉾山と相対するててめーじは是非一度は行っておかなくてはなるまい。
神流町から土坂峠のトンネルを超えてすぐに右折し、林道に入り杉ノ峠への登山口へ向かう。
道路は所々拳大程の石が散乱していたが、想像していたより遙かに良く整備された舗装道であった。
今日の予定では杉ノ峠から父不見山、長久保ノ頭へ行き、そこで稜線を南下して林道に降り、登山口に戻るというもので
あるが、2箇所ほどバリエーションを考えて有り、1020m、又は980m地点で東に向かえばよりショートカットで駐車場所に戻れると踏んだ。
藪かもしれないので現地の状態を見ながら判断する事にしよう。
登山口の道をはさんだ反対側に2台ほどの駐車余地がある。 雨はやまず最初から雨具を装着。おK3は渋っているがしょうがない。 |
登山口の様子。覚悟していたとはいえ雨とガスで、景色どころか今から登る山容さえもつかめない。 |
15分で杉ノ峠に到着。道標が賑やかである。石祠もある。 | 稜線の登山道は良く踏まれていて歩きやすい。 |
小さなピークを超えた後はなだらかな登りである。 | あっけなく山頂に。何も見えません。休まずに長久保ノ頭へ。 |
山頂からは、下って登って・・。 | 長久保ノ頭です。ガスが濃くなってきた。 |
往路はここから摩利支天と示される方向へ南下する。 ちなみに長久保ノ頭には大塚と書かれた立派な標柱があった。 |
1020m地点でおK3に「こっちに下ると近道だよ」と言ったら意外にもOKの返事。小藪があるが赤い境界クイを見ながら下る・・・。 |
小藪を抜けると伐採地と言うか植林されてまだ数年の幼木がまばらな場所に出た。この後も林道への最短距離を進む。 | そのうち踏み跡が出てきたなぁ等と思っている内にガスの中に舗装道が見えた。ショートカット終了。 |
舗装道を駐車位置まで戻ると、なんと我々の車の他にもう一台。
しかも小型の観光バスである。 山梨ナンバーであった。 そういえば藪を漕いでいるときに人の声を聞いた。 この団体さんのものと思われる。 きっと前から計画されていたので天候による順延が難しかったのでしょうか。 関東100山だからでしょうか。 この季節のこの天気なので誰にも会うことは無いと思っていたので少しビックリです。 |
結局最短距離を下ったので当初案1,及び2は通行しなかったわけであるが、当初案1は途中までの濃い踏み跡の様子からして
最後までそこそこの踏み跡が有ったと思われる。(ただし、林道歩きは長くなる。藪を避けるには良いが。)
次の目的地、藤岡の庚申山へ向かいます。
【登った日】 平成22年 3月 6日
【天 候】 小雨
【山の名前】 庚申山(189.4m)
【時 間】 13:15〜13:25
【同行者】 おK3
【コース】
登山口〜(女坂)〜庚申山〜登山口
本日の2山目は今まで何度もその入口を素通りしていた庚申山総合公園の看板に従い公園内の道路を南西に進む。
鞍部あたりに空き地を見つける。(先客が1台、男性が車中で休憩しながら食事中のようである。)
我々もここで駐車し軽食を摂る。さて、地図を見るにひと登りである。合羽の上着だけ羽織ってさぁ行きましょう。
道標には女坂と有りました。 | 数分で山頂。あっけないなんてもんじゃぁ有りませんよ。 |
石碑。安政七年と有りますので古いものですね。 | もう一つ山名板が。こちらにはぐんま百名山と有りました。 |
あっけなく庚申山のピークハントを終え、次のターゲット崇台山に向かいます。
【登った日】 平成22年 3月 6日
【天 候】 小雨
【山の名前】 崇台山(299.1m)
【時 間】 14:30〜15:10
【同行者】 おK3
【コース】
登山口〜(藪)〜崇台山〜登山口
本日の3山目は象まめ隊のお膝元。初日の出を見に登られたとのこと。
Aカップハイカーズさんも先週登られた山である。
1/2.5万の地形図を見ると山頂から西北西の麓あたり中耕地の集落はずれあたりから真東に登り、戻りは
長学寺方面に下ると周回出来そうである。
ここで思ってもいない藪漕ぎを強いられるとは・・・・。
車を止めさせてもらった余地には道祖神。 | 崇台山はこちらと道標が有るが、地図の道とは90度違うよ。 |
地形図を信じ、東の道を進むと途中で竹藪へ。 ここいらで踏み跡が怪しくなってくる。 |
確かに薄い踏み跡はあるのだが、藪である。 おまけに倒木もあり、おK3が不機嫌モードに突入である。 |
だんだん藪がひどくなり、途中で何度か崇台山の北の斜面に取り付こうかと考えたが、あと少しで鞍部に出ればちゃんとした道に出るであろうと考え、おK3を宥め賺しながら何とか進む。
おK3からこのルートの情報源の期日をしきりに問われるが、情報源は国土地理院の1/2.5万である。 いつのデータかは定かではない。 1/2.5万の点線道にやられるのはこれで3回目である。 幸いなのはこの藪ルートはそれほどは長くなかった事である。 |
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まるで通せんぼをしているような木をまたぐとちゃんとした登山道に出た。ちゃんとした登山道に出ない可能性もあったが、その場合どうなっていたかなどは恐ろしくて考えたくもない。 | 幅の広い、4駆なら走れるくらいの整備された登山道を進むと、またまたより整備されたコンクリート舗装道?からの延長上の登山道に合流し、この先は木階段の登山道となる。 |
山頂からの南東側の展望。遊歩道の様である。 | ゴルフ場が見える。富岡倶楽部ゴルフ場でしょうか。 |
ベンチもしっとりと濡れて鏡面状態です。 | 戻りは藪で疲れたので長学寺方面には下らずに西方面へ下ります。 |
良く踏まれた登山道を下ると駐車位置が見えてきました。
最初に見た道標に従っていればこの下ってきた道を登り、下りは予定通り長学寺方面から降りてきたのでしょうが。 崇台山にはいくつもの登山道があるという事ですが、よりによって誰も登らないルートを選び出すなんて・・・。 そんなわけで当初予定の長学寺見学はカット。 |
思ってもいなかった藪漕ぎの崇台山丘陵を後にして、次のターゲット石尊山に向かいます。
新幹線の「あんなかはるな駅」をめがけて車を走らせます。
【登った日】 平成22年 3月 6日
【天 候】 小雨のち曇り
【山の名前】 石尊山(571m)
【時 間】 15:50〜16:10
【同行者】 おK3
【コース】 登山口〜石尊山〜登山口
本日の4山目は安中石尊山である。
石尊山は各地至る所に存する山名である。
地元川内にもある。お隣小俣の石尊山は地元でも人気の山である。
Map
風戸峠に向かって車を走らせていると石尊山遊歩道と言う道標を発見。 階段が続くので間違いなく登山道で有ろう。近くの路肩に駐車。 |
登山道から妙義が逆光の中にシルエットを浮かび上がらせている。 ありゃ、もう夕方なのね。いつのまにか雨もあがったようである。 |
小さな石祠。 | お不動様もおわします。 |
良く整備された木階段の側にも石祠。 | こちらの石祠の側にはなぜかお釜が。 |
山頂です。石祠がたくさん。 | 小さな山名板。背景にも石祠。 |
信仰の山なのですね。 | こちらは入り込まぬように鎖が張ってありました。 |
少し離れた場所にも石祠。 | 唯一山頂からの南側の眺望。残念ながら山々は見えない。 |
頂上の三角点。 | 下りは階段を降りるだけですのですぐに車道に出ます。 |
秋間梅林に寄る時間はありません。
しかしながら長岩の集落周辺では道路側にも梅が沢山咲いています。 しばし車を止めて梅林の見物。 梅の花の良い香りがします。 開花ピークはもう過ぎてしまったのでしょうか。 四十七士の石像はすぐ近くなのですが、又今度ということで。 |
最後のターゲット観音山に向かいます。
【登った日】 平成22年 3月 6日
【天 候】 曇り
【山の名前】 観音山(227.2m)
【時 間】 17:00〜17:10
【同行者】 おK3
【コース】 登山口〜観音山〜登山口
本日の5山目は観音山である。
17:00のサイレンを聞きながら頂上へ向かった。
車で頂上直下まで行く。車道から観音像へ向かう細い道路に駐車余地があり、車を止めてそれっ、今日の最後のピークハントだ。 | 躍進の彫像。 逆光の為わかりずらいなぁ。フラッシュ炊けばいいのに。 |
四等三角点。 | 彫像のポーズで。 |
百衣観音慈悲の御手。昭和11年建立 高さ41.8m。 | ご尊顔をズームで。 |
駐車場に戻りましょう。
桃の花でしょうか、見事な咲きっぷりですね。 この山は帰り道がてらに寄ったという具合であるが、前にも訪れている。 |
最初はちょっと無理かなぁとは思ったが、やはりぐん百低山巡りは工夫(手抜きとも言う)によって
1日で5山は可能でした。
ただし、山を登っている時間より車での移動時間のほうが全然長い事は言うまでもない。
今日は雨具を着ていたおかげで結構汗をかいてしまった。
久しぶりに粕川の元気ランドで汗を流して帰る。ついでに夕食も。
自宅に着くと21:30である。出発が7:30だから、なんと14時間も遊び歩いていたことになる。
明日は孫いじりとなるので1日家から出ることはないであろう。