鹿岳 (かなだけ) 

【登った日】 平成20年12月13日
【天  候】 曇りのち晴れ
【山の名前】 鹿岳(1015m)
【時  間】 10:30〜15:20
【同行者】  おK3、ムー12号
【コース】 下高原登山口〜一ノ岳〜二ノ岳〜マメガタ峠〜大久保集落

今回は久しぶりにムー12号が参加となり、初心者用コースの中でも優しいコースの選定が必要です。
当初立岩を検討しましたが、とあるガイドブックでは上級と有りましたので却下。
鎖場も少し体験してもらうと言うことで今回の鹿岳が採用とあいなりました。
西上州の人気の双耳峰です。(一ノ岳と本峰の二ノ岳)
立岩は次回に荒船山と一緒に回ることにしましょう。

走行時間も短いので余計に油断して出発が遅くなってしまいました。
出来れば隣の四ツ又山も回るつもりでした。

大久保集落を過ぎたあたりの橋を渡ると路肩に3台ほどのスペースがありますので駐車します。(事前調査の参考HPでの情報通りでした。) 鹿岳登山口を目指して下高原へ向かいます。
しかし両サイドの岩肌の圧迫感が・・・。歩く後ろ姿が似ています。
鹿岳登山口の案内板です。民家と物置?の間を通り抜けていきます。 最初は杉の植林帯をしばらく進みます。
ちょっとだけガレている緩斜面をゆっくりと登ります。 鹿岳まで70分の案内板が有りました。
ずっと登りが続きます。風もなく暑くなったので軽装に。 杉林を抜けると雑木の中から頂上らしきものが見えました。
一ノ岳と二ノ岳の鞍部直前の最後の登りには鎖があります。 ムー12号、一ノ岳の登り口に到着です。
ここでザックをデポして早速一ノ岳への木の階段に取り付きます。
一ノ岳頂上が見えてきました。一ノ岳は外観は急峻なイメージなのですが、ルートや足場がしっかりしているので、あっけなく登れてしまいます。 途中で二ノ岳の岩峰を望む。
二ノ岳の方が若干標高が高いようです。
一ノ岳頂上に到着です。
結構眺望が有ります。
一ノ岳頂上には「摩利支天」とかかれた石碑が立っている。
この石碑の横は切れ落ちた絶壁なので怖くてこれ以上近寄れません。
一ノ岳下りで石の階段。ゆっくりと降ります。楽しそうですね。 コルに戻りました。どちらかというと痩尾根です。二ノ岳へ向かいます。
コルから見た二ノ岳ですが、やや右側よりに登山道が有ります。 振り返ると一ノ岳です。ほんのちょっと前にはあそこの頂上に居た。
またもや木の階段です。でもしっかりとしていて安心です。 注意書きに「一人ずつ登るように」と有りましたので遵守します。
お次は鎖が張られたたバンドを左上します。鎖が有るので安心です。 ムー12号、初の鎖場なのですが余裕の様子です。
二ノ岳頂上に着きました。頂上には単独行の先行者がおり、これから木々岩方面に下るとのこと。お互いに写真を撮りあう。

今日は最初の内が曇り空であったが、次第に陽がさしてきて、このときは快晴に近い状態となっていた。空が青いではないか。

天気予報では1日中曇りの予報であったが、一番眺望を期待する時間帯に快晴状態となり、幸運である。

ここで国土地理院の1/25000地図に疑問が。
どう見ても標高、前後の様子から二ノ岳が等高線密度の高いポイントなのですが、そうすると一ノ岳に該当する物が無い。

二ノ岳からの南東の方向に岩場の記号が付いているところがありますが、このあたりが一ノ岳と考えるしかないのです。
今一歩納得がいかないが、急峻な煙突形状の岩なので仕方がないところか。
二ノ岳の西側の1000m弱のピークを二ノ岳としている例が見受けられるが、外観と地形図を当てはめると勘違いしやすいところではある。
しかし二ノ岳から四ツ又山と一ノ岳を撮した写真が現実を物語る。

眺望その1。下仁田の町を望む。 眺望その2。荒船山の特徴のある台形が見えます。
眺望その3。妙義山が黒いシルエットで浮かび上がっています。 眺望その4。時間が許せば寄りたい四ツ又山。(手前は一ノ岳)
二ノ岳頂上からコルに戻ります。マイペースの二人です。 慎重に階段を下ります。
コルから四ツ又山方面へ下ります。最初の斜面には黄色いロープが張られています。 一ノ岳の基部を回り込むように下ると、またしてもロープがあり、親切な設定となっています。
一ノ岳の岩峰を直下から見上げます。
視界全面に垂直の切り立った岩壁を見ると圧倒されます。
この岩は登り口以外3面はこの様な切り立った状態です。
マメガタ峠へ向かいます。
なだらかな尾根歩きでマメガタ峠に到着です。
さて、「四ツ又山へ登るぞ」と言うとムー12号からオブジェクション有り。
「膝が痛くなってきた」と言うではないか。おK3はもちろん平気である。
しかし無理をさせるわけにはいかないのでここで撤収とします。
時間もたっぷりありますので杉林のしっかりとした道をゆっくりと下ります。 ムー12号の膝にはサポーターが。
少しは効果が有るようです。(本人談)
途中で開けた場所に出ました。何とこの左上方向の斜面には畑があり、農婦が一人黙々と作業をしていました。(作物は白菜のようです。) そこから少し下ると四ツ又山方面への分岐に出ます。
ここまでくると大久保集落はすぐそこです。
岩の沢を小さな滝がいくつか。小さな小さな渓谷です。
紅葉の季節に再訪してみたいものです。
良くHPで紹介されている四ツ又山登山口の木製人形です。
かわいい感じの物になっていました。
少し歩いて駐車場所です。おK3はまだまだ余裕が有るようです。
赤いタオルで「元気ですかぁ」??「元気が有れば鎖も登る」??
帰りは少し遠回りですが荒船の湯へ行きました。
ゆったりとした湯船、低温サウナなど清潔感いっぱいの日帰り温泉施設でした。次回荒船山へ来る時はここに決まりですね。

今日は多くのハイカーと会いました。
ほとんどが団体行動の年配のハイカーでした。(全部で20人ほど)
西上州の鹿岳は人気の山です。

ムー12号ですが、初めての鎖場や梯子、岩場もなんのその。
この様子では立岩でも大丈夫だったかも知れませんね。

絶壁の覗きなどは「どれどれ」などと言って見ていますので、我々よりもよっぽっど高所に対する耐性が有るみたいです。
腕力は無いけれども体重もそれほどないので、結構身軽にひょいひょいと難所をこなしていました。

しかしながら普段の運動不足からか、持続力は有りませんでした。

たぶん明日は筋肉痛となるでしょう。間違いない。

おK3と二人、または単独であれば訪問していたはずの四ツ又山ですが、又の機会に譲りたいと思います。
今回とマメガタ峠意外に重複しないルートが有りますのでそちらで訪問したいと思います。

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