○ 御場山

【登った日】 平成21年12月23日(水)
【天  候】  晴れ
【山の名前】 御場山(1059.1m)
【時  間】    12:50〜16:40
【同行者】  おK3
【コース】       高立駐車場所〜鞍部〜御場山〜鞍部〜(林道歩き)〜高立駐車場所

御場山はざっと見たHPの情報に拠ると2〜2.5時間程の行程なのでちょと余裕が有るはず。
そこで先に一本岩の見物に行ってみた。

一本岩基部まで行けるらしいが、途中にこの鎖を登って一本岩を見ろと言わんばかりの大岩があった。

いそいそと鎖を頼りに岩に登り、安置されていた石祠と一緒に一本岩を撮してみた。(上)

やっぱり迫力に欠けるので一本岩単独で。(左)

あの岩に登った著名な登山家(クライマー)がいたらしいが、岩がもろくてかなり苦戦したとのことである。

 

一本岩見物はこのくらいにして高立の集落に戻る。

高立の登山口標識のある民家の裏側に駐車スペースがあったので止めさせてもらう。

Map

御場山入口の標識に従う。(この画像は帰路に撮ったもの) 数台は止められそうである。準備して出発。
なになに・・・、通行止めですと。行ける所まで行ってみましょ。 正面の民家に向かって降りていきます。
民家の先は川があり渡れない。橋らしきものが無い。流された?
おK3が何とか渡河点となる石の並びを見つけて対岸に渡る。
そこには目印?のテープが木に巻き付けてあった。
下仁田町の下仁田町HP/観光情報/観光マップの御場山部分を印刷して持ってきたので、それに従い最初は沢沿いに進む。
登山道は最初から崩れている。
堰堤の端はこんな具合です。台風の爪痕が・・・・・。 沢は半分凍っていました。
氷瀑が見られました。
帰ってからら調べるとやはりアイスクライミングのターゲットのようです。
滑滝ですが、凍るのも時間の問題か。時々左上の崖の上からパラパラと石が落ちてくるので気になってしょうがない。
しかし荒れています。どこを通っていけるのか・・しばし呆然のハイトス。
最初の入り口の荒れようなどはまったくの序の口。
所どころ登山道がそっくりえぐられていたり、倒木が行く手を阻んだり。
この先は正面に見える崩落場所を登るのです。
またしても氷瀑。こちらのは長くて細い。 おK3登れるかなぁ。ここは何とかつかむものが有るので登り切った。
2カ所ほどどうあがいても登れそうにない箇所は補助ロープを出した。
ザックに放り込んであったので良かった。
おK3、後でここでは帰りたいと思ったと白状する。そうかもしれない。
崩落地はゆっくりと登ってもズルズルと落ちていくので、ある程度のスピードで両手両足で一挙に登らないとだめである。ここでもおK3立ち往生となり、上からロープを投げて引き上げる。上げる方も大変である。
そろそろ鞍部なのであるが、涸沢が2方向に分かれる。 エーィ直接頂上に向かっている方に登ってしまえ。おK3渋々付いてくる。
しばらく行くと濃い踏み跡に合流出来た。
踏み跡に出た後は少しの登りで頂上であった。 なんとここまで2時間以上も掛かってしまった。15時をすぎている。
苦労したので達成感はある。眺望もなかなかであるし。
しかし帰りのことを考えると憂鬱ではある。
本当は頂上から北方向に進んだ次のピークも眺めが良いらしいのだが、時間が無いのであきらめるしかない。
色々考えてもなるようにしかならないので行動食を摂ってゆっくりとする。

ここでおK3と相談、来たルートをそのまま戻るか、それとも観光マップに拠れば鞍部からすぐに林道に出て舗装道まで行けそうである。

するとおK3は強気に「ロープが有るから大丈夫じゃない。林道は遠回りだから・・・それに凍っていると滑るし・・・」などと言うではないか。

それじゃとりあえず鞍部まで降りて見ましょうと言うことで着いた鞍部が画像の場所。

見ればすぐ隣が林道です。
少なくとも距離は長いが危険な場所は無いと思われる。

何とか確実に日没前に戻るには。

追い打ちをかけるようにハンターの発砲音が聞こえる。

急に心細くなって林道を歩くことに決定。

苦手の林道歩きではあるが、しょうがない。 御場山入り口の道標が有るではないか。
幸いに所々雪は有るが凍ってはいないので歩きやすい。 くねくねと歩いているとようやく橋が見えてきた。
ここはほとんど高立ではなくて小平の近くである。
1.5km程の車道を歩くが、1台の車も通らない。

御場山の北側を車道から見上げる。

月も出ている。

地形図には林道は記載が無い。

観光マップの地図はアバウトだが、林道が有るのは間違い無いと思い林道歩きを選択したが、1時間10分の歩きで鞍部から駐車場所まで戻れたのでそれほどの遠回りでも無かった。

しかし往路のルートは注意看板通り荒れているので通行止めが妥当と考える。

決してハイキングコースなどではないのでご注意されたい。

今回はおK3が途中で泣き言を言い出さなかったので何とか強行したが、ロープがあったので何とかなった。
無ければ立ち往生した場所で敗退せざるを得なかった。

この日はウィークデイでもあるので軽い山歩きにしましょうと言うことで軽い山を選んだつもりであったが、両方とも結構骨が有りました。

翌日は足だけでなく両腕も両肩も、ほぼ全身が軽い筋肉痛になってしまった。

本日の両山ともども誰にも会わなかった。

車道で見かけたのはハンターさん達と猟犬だけです。

観光マップに有るように御場山は林道からの方が無難なようである。

そうすれば鞍部のすぐ手前の林道に駐車スペースも有ったので、余裕の時間を頂上からの北方向ピークなど眺望の良い場所

も行けるであろう。

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