○ 白髪岩

【登った日】 2020年 4月 19日(日)
【天  候】  晴
【山の名前】 大猿山(1332m) 羽毛山(1378m) 物見山(1461m) 白髪岩(1510m)
【時  間】    10:15〜16:50
【同行者】  おK3
【コース】    会場橋〜登山口〜119号鉄塔〜大猿山〜羽毛山〜物見山〜白髪岩〜物見山〜羽毛山〜大猿山〜119号鉄塔〜登山口〜会場橋

西上州に明治時代の原三角点があるという。
現存するのは3箇所のみとの事で、明治時代の珍しい遺物であるため一度は見てみたいものと思っていたのだが、おK3が昨年の五月に訪れている。
曰く静かな山行でそれほどきつくなかったとの事であるから3密を避ける意味でも丁度良いのでヤシオの時季にはかなり早いが出向いてみた。
それほどきつくないと云う経験者の言葉を信じてせいぜい4〜5時間程度の事とゆったりとした出発の為歩き出しは10時を過ぎてしまった。
ところがおK3の勘違いらしくCTは7時間以上のルートであった。
おまけに往路の初っ端で巡視路の標識の矢印を見誤って余計な遠回りまでしてしまい、駐車場に戻るのが17時近くになってしまった。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。((承認番号 平24情使、 第654号)」

会場橋の東に数台分の駐車余地。
先客は登山者かはたまた釣り人か。
本当はこの林道を走りたかったが入口から御覧のあり様。
とてもじゃぁないがSUVでも走行は無理ですね。
てくてくと林道を歩いて30分。119号鉄塔の巡視路をたどります。 確か沢沿いに登ればよかったはず。
巡視路の案内の標柱の赤矢印に沿って・・・ここは右だね。
ここで巡視路から外れてしまうことになるのだが・・・後でわかった話。
沢から離れるのでおかしいなとは思いながら重視路は回り込むのであろうと・・・しかしどう見てもおかしいので稜線に向けて植林地帯を直登する。
おK3曰く、前回来た時も往路は尾根伝いに登ったらしい。 斜面に大きな岩が。
稜線が見えてきました。 119号鉄塔の東のピークに到達。
木々の間に稲含山が見えました。 ピークを降りるとこのような歩きやすい尾根に。
119号鉄塔です。 人物比較で大きさがわかる。
鉄塔からはずっと登りで・・・。 大猿山山頂です。
すかいさん作の山名版。裏を見なくてもわかりますね。 その先はなだらかな尾根歩きで・・・・。
背の低い笹原の登山道を上り詰めると。 4等三角点峰。
羽毛山山頂です。 鳥の住処だったのでしょうか。
羽毛山を過ぎたあたりから北斜面に残雪が。 行く手を阻む急登の先には大きな岩が。
物見山山頂です。 ここにもすかいさんの山名板。
あらら、踏み跡に雪が。 アイゼンが必要なほどではないのですが・・・。踏み跡が判らない。
そして頂上への急登はさすがに滑って大変。 白髪岩到着です。原三角点。立派ですね。結構綺麗です。
内務省地理局。明治ですね。 明治十五年十月建立でしょうか。
原三角測点とあります。台座はさすがに苔むしてました。 人物比較で大きさが判りますね。自分も記念撮影。
山頂台地の東側には図根点。西側突端は5月になればヤシオが咲き誇る場所のようですが、今回は蕾みさえまだでした。 到着が1:50で、ゆっくりランチタイムを摂っていると2:30になってしまいました。サァ急いで帰りましょ。帰着が5時を過ぎてしまいそう。
戻りは物見山と大猿山を強引に山頂を捲いて走行。 鉄塔までたどり着きました。戻りこそちゃんと巡視路を。
土留めの黒い板がありました。巡視路ですね。 所々踏み跡が消えたりしますが概ね沢沿いに降ります。
テープも標識もありますね。 沢はほんのわずかの水量でした。
往路で間違えた標識を再確認。なんと黒のマジックで赤矢印とは90度違う方向を示されていますよ。しまった、よく注視すれば良かった。 登山口に降り立ちました。
復路は下りが多いので4時30分にここまで降りてこられました。
後は会場橋まで緩やかな下りのため20分ほどで到着。

良かった5時前に戻れましたよ。

今回の山行は誰にも会うことも無かったし、雪の上に先行者の踏み跡も無かったので先着の白い車の持ち主は釣り人だったのでしょう。

しかし簡単に行ける山と勝手な思い込みもあったが、結構時間がかかりました。

6時間35分。

我が隊にとってはきつい山行の部類となるが、明治の山頂の遺物が結構立派でも有り充実した面白い歩きであった。


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