立岩
【登った日】 平成21年 4月19日(日)
【天 候】 晴れ
【山の名前】 立岩(1265m)
【時 間】 11:00〜15:00
【同行者】 おK3
【コース】 駐車場〜西立岩〜荒船山分岐〜威怒牟畿不動〜駐車場
昨日は経塚山から西方寺沢の頭へと山歩きなのか山椒採りなのか解らないような里山散策となった。
出会ったハイカーも同じようなもので、ハイキングがてら山椒を摘む人を多く見受けた。
これだけではやはり物足りないので翌日は西上州の山へ繰り出すことにした。
立岩は昨年の秋に訪問予定だったが、とある事情でのびのびとなっていた。
雪や氷の無くなる季節が訪れたのでようやく訪問することが出来た。
今回の目玉はバンドである。
各HPでスリルが有るとの事ですので万一の準備はしておこう。
目差す立岩の岩峰が目の前に現れた。 ウゥームあそこを登るのか。 意欲をかき立てられる光景である。 |
大上の集落を過ぎて線ヶ滝の案内を過ぎるとそこは突き当たりとなり立岩の登山口となる。左手には空き地がある。「バスの回転場所なので駐車しないように」との看板が半分壊れているせいか何台も停まっている。 |
沢を渡り、すぐに又渡り返すと明確な登山道がある。 最初沢を少し進んでしまったので途中から岸によじ登った。 |
威怒牟畿不動ルートと立岩直登ルートの分岐です。 直登ルートは「中級者向」とある。我らは初級者であるが直登ルートを行く事にする。そうでないと立岩の名物バンドを体験できない。 |
杉の植林地は段々とその勾配を増してくるが、古い丸太の階段等が登坂を助けてくれます。 | ガレ場の鎖のある斜面に到達です。確かに斜面はそれほど急では有りませんが浮いている石ばかりなので落石が酷かった。 丁度下山してくるパーティがあり、しょっちゅう「らーぁく」とやってました。 |
下山者が皆通過した後に斜面を登るとそこが本日の目玉の場所でした。バンドです。想像していたよりも足場がしっかりとしていました。 | バンドを登るおK3。 必要はなさそうでしたが、一応準備してきたので確保。 |
コルに辿り着くとそこにはベンチが。 見上げると目指す立岩の頂上が目前に。 |
ピークへの登りでは鎖が頼りになります。木の階段の残骸が。 ここを登り切ると頂上かな? |
まだ頂上では無いようです。 しかしこの道標には上級コースとありますが。 |
木彫りのお地蔵様です。 お賽銭と一緒に飴もお供えされてます。 |
お地蔵様からすぐにベンチまで設置された西立岩頂上です。 | 遠方は春霞でダメですが、ほぼ360度の景観が望めます。 |
西上州の特徴的な岩肌むき出しの山腹とピークの様子です。 | 荒船山山頂の経塚山が綺麗な三角形の頂を見せています。 |
下山は威怒牟畿不動経由のルートを採ります。
正面になんだか険しい岩が現れました。 最初は何とか進めたのですが、徐々に踏み跡も薄くなり、終いにはどう見ても先へ進めず身動きできない所まで来てしまいました。 どうもおかしいぞ。 結論:ここは巻き道なんかじゃない。 せっかくここまで来たのに戻るのはしゃくだなぁ。 しょうがないので渋々もとの場所に戻ります。 |
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2本の鎖を持って登ってみれば、足場がしっかりしていて見た目ほどでは有りません。手抜きを考えないで最初からそうしなさいよ。 | 後ろを振り返ると西立岩と東立岩が。 今回は東立岩へも寄りたかったが、踏み跡が薄かったのでパスです。 |
斜面を下るおK3。 今日は最初から膝のサポータ着用です。 |
威怒牟畿不動と荒船山方面への分岐にさしかかりました。左へ。 道標は「立岩」のみですのでもう少し親切な方がよろしいかと。 |
台風の影響でしょうか通路がえぐられています。 | ここもそうかな。通行に支障が有る程では有りません。 |
威怒牟畿不動の真上の滝の様子です。ガケはオーバーハングの為水が霧状になって降り注いでいます。 | 威怒牟畿不動ですが、社は崩壊していました。 |
威怒牟畿不動の説明板です。東屋で休憩後駐車場へ向かいます。 | 説明板にあった大沢一心の墓石が有りました。 |
荒船山2.7km 線ヶ滝1.8km 荒船山まではそれほど遠くは無いようです。 | これの台風の影響?でしょうか丸太橋が決壊です。 |
駐車場に着くと、8台あった車が我々の1台のみとなっていました。
相変わらず人様より出だしも遅い、歩行も遅い我らです。
せっかくですので線ヶ滝の滝壺を見学に行きます。
○ おまけ1 線ヶ滝
名前の通り滝壺 まで1本の直線となっている滝です。
螺旋階段を下りて滝壺を見学しました。(この滝はお仙さんの伝説がり、仙ヶ滝の別名を持つ)
我らの他に2組ほどこの滝を見学に来た人たちがいました。有名な場所のようですね。
○ おまけ2 蝉の渓谷
帰りに南牧川にコンクリート製のアーチ橋が架かっている場所があるので寄ってみる。
蝉の渓谷という場所で、数台分の駐車場と公衆トイレもあり休憩に適した場所となっている。
なかなかの渓谷であり、足を止める価値が十分に有ります。