四ツ又山

【登った日】 平成21年 4月12日
【天  候】 晴れ
【山の名前】 四ツ又山(899.5m)
【時  間】 12:30〜16:20
【同行者】  おK3
【コース】下郷駐車場所〜鍾乳洞〜大天狗峠〜四ツ又山〜マメガタ峠〜下郷駐車場所

昨年十二月に鹿岳と四ツ又山を登ろうとしたが、初心者のムー12号が同伴だったため、鹿岳訪問のみとなった。
この時に登り残している四ツ又山を訪問する機会をようやく得た。
前回は四ツ又山は断念し、マメガタ峠から大久保へ下った。
今回はその ルートと重複しないルートを地形図を見ながら物色していたところ、いい案が浮かんだ。
下郷から沢沿いに鍾乳洞でも見物しながら大天狗峠まで登り、4峰を経由後マメガタ峠にくだり、最後は地形図にある点線道を北に向かい
そのまま道なりに東へと扇形に下郷へ戻れるではないか。
この案に沿って四ツ又山登頂となった。

Map

この看板のある道路の路肩の膨らんでいる場所に駐車。
張り紙がある。「台風の影響で・・・・初心者は通行禁止」だそうだ。
作業道を進み、終点で山道となる場所には「通行をしないように」との先ほどよりも強い口調の禁止看板が下仁田町の四ツ又山紹介文の隣に立っていた。そんなら行ける所まで行ってみよう。
このルートは沢と左右の岸を交互に行き来しながら進みます。 途中で道が途絶えます。なるほどここが崩落地ですね。
左に巻く踏み跡が出来ていますので大丈夫そうです。
沢を往き来しながら進むと手製の道標が有りました。 第1鍾乳洞の道標が。しかしあまり寄り道できませんので、すぐに見える場所でないらしいのでスルーします。
おK3、誰もいないし道がはっきりしないので少し不安そうです。 第2鍾乳洞の道標です。今度はそのありかが解りましたので覗きます。
腹ばいになれば入っていけるといった程度の広さです。 もちろん中には入りませんので画像だけ。
第3鍾乳洞の道標ですが四ツ又山へ急ぎます。
一応その在りかを目で探しますがすぐには見あたりません。
最後の杉林の中の急登を登り切ると大天狗峠です。
今登って来た下郷方面には虎ロープと通行禁止の文面が。
それほど危険ではないので解除すればどうでしょうか。
この峠は十字路となっています。四ツ又山へ登りの再開です。 少し登ると大天狗の石碑が。明治34年の刻印が有りました。
アカヤシオがチラホラと遠くの斜面に見えましたので望遠で。 登山道にも少しですが。枯れた色の中ではやはり目立ちますね。
石像が錆びた剣を手に持って鎮座しています。 ようやく山頂直下まで来た様です。いざ山頂へ。
山頂には石像が。神官の像でしょうか。ちょっと厳つい顔をしています。 三角点と一緒に記録帳が。訪問記録を一筆。今日の記載者はすでに3組、象とまめだ・・どこかで見たことがあるような。 皆午前中ですね。
鹿岳の勇姿です。こうやってみると登るのが怖そうですよね。 隣の峰が見えます。四ツ又山だから4つ有るのでしょう。
2つ目の峰です。やはり神官の石像が。穏やかな表情をしています。 2つ目の峰にはカラス天狗の石像も有ります。
カラス天狗の隣の石碑ですがなんて書いてあるのでしょうか。 2つ目の峰を下ってロープを頼りに登ると。
3つ目の峰に到着です。やはり石像が有ります。 その先の行き止まりには石祠が。この先はガケです。
次の峰への渡りです。親切にもロープが要所に張ってあり安心です。 4つ目の峰には石像は無く、石祠のみでした。
このピークの廻りにはアカヤシオが結構咲いていました。 ピークから「鹿岳を背景にする松」の図。
後は急斜面の下りが待っています。ロープが親切です。 結構急斜面ですので慎重に降ります。
この斜面ではロープに全面的に頼るしかないようですね。 下りに下ってマメガタ峠着。4ケ月ぶりですねぃ。
ここを右に北方向へ下ります。
最初から濃い踏み跡はありませんでした。
1/25000地形図には点線で表記されている山道なのだが。
おK3、不機嫌モードに入らなければ良いが。等と色々考える。
中薮を漕いで、ガレた沢を渡り、こんな筈では・・と思いながら沢が合流する地点に到着しました。大石が目立ちます。このあたりから踏み跡が少し濃くなり始めました。
左から合流する沢には小さな滝が。ようやく踏み跡が少し濃くなってきたのであとは楽に下山できそうと思ったら・・・。 伐採地となってしまいました。せっかく濃くなり始めた踏み跡なのに伐採された樹木で通行出来ません。
しょがないので沢の中を進みますが、これがまた一苦労。
岩が大きかったり、伐採材との組み合わせで何処だと通れるかパズルを解くみたいです。
枝付きの伐採材でふさがれた沢を何とか抜けようともがくおK3。
「写真なんか撮ってないで助けてよ。」と言ったとか言わなかったとか。
ようやく伐採地を抜け、林道が見えました。ヤレヤレです。 後は駐車位置までそのまま林道を下ります。
途中で満開の桜が少しずつ花びらを落とし始めていました。
思わず立ち止まって写真を撮ってしまうくらい綺麗でした。

四ツ又山のルートで一番不都合なルートを選んでしまいました。
登りのルートは禁止されているとはいえ特に問題は無かったが、マメガタ峠からの下郷へのルートはまったくもっていただけない。
地形図の点線に又してもしてやられました。
大藪とまではいわないまでも中薮はある、沢はガレている、おまけに伐採材が通路を遮断。
1/25000の破線道を信じてはいけません。HPで通行記録が無いわけです。
四ツ又山はやはり大久保からのルートが一番無難な選択のようです。

あおちゅうさんのHPのリンクでお隣でした。 象とまめだの山歩き

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