○ 丹沢山 蛭ヶ岳

【登った日】 2013年 4月 28日(日)
【天  候】  晴れ後曇
【山の名前】 丹沢山(1567.1m) 蛭ヶ岳(1673m)
【時  間】    6:20〜16:55
【同行者】  おK3
【コース】    塩水橋PS〜本谷林道出会〜堂平分岐〜丹沢山〜蛭ヶ岳〜丹沢山〜堂平分岐〜堂平〜塩水橋PS

今年のGWは丹沢に行こうとかなり前から決めていた。
山ビルの出ないうちに丹沢デビューを果たしたいのでGWをリミットとした。
丹沢デビューのお手本はふぅ☆みー隊の記録ですね。
本当はテントでも担いで縦走したいのであるが、丹沢山塊は幕営禁止ですので小屋泊を考えた。
しかしどう考えてみても1年で一番小屋の混む時期にあえて一人半畳の小屋泊まりをすることもあるまいに。
そこで、折角車中泊を目的とした選択でX-Trailを購入したのであるからその使用感を試してみることにして27日土曜日の夕方に桐生を出発した。
塩水橋駐車スペースに着いたのは21:00過ぎであったが1台も駐車が無く、自分らが一番乗りの様だ。
車中泊の工夫としてはフラットにした後部荷台部に銀マットを敷いてその上にセミダブルの敷き布団。
上掛けは毛布である。寒いといけないのでシュラフも念のため。
窓は全て新聞紙で型をとり、その型紙で銀マットを裁断したものを準備。
これにて遮光と結露防止を兼ねる。

結果であるが、予想以上に熟睡してしまい5:00過ぎまで寝てしまった。
遮光効果も抜群で、お陰で朝日によるおはようコールは期待できなかった。
起き出して朝食の準備に取りかかる。
駐車スペースは既に満杯で路肩駐車がずっと連なっていたのには驚いた。
6:00前なのにこの有様で、駐車場所を求めてうろうろする車が右往左往していますよ。
心配性のおK3の足元にヤマビルファイターを噴霧してさぁ出発です。
一番乗りなのに出発は何番目だったのだろうか。
前日泊はぐっすりさえ眠れれば運転の疲れが無いので至極快調に歩き始めることが出来ますね。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。((承認番号 平24情使、 第654号)」

塩水橋の駐車SPの様子。昨晩は1台だけでしたが。 最初は本谷林道を1.7km歩きます。
登山道入り口は天王寺橋です。 所々にこのような道標が。
新緑が綺麗ですね。 植林地の急登もあります。
山桜は結構見ることが出来ましたがツツジ類はまだのようです。 堂平分岐。頂上まであと1.2kmです。
堂平分岐を過ぎるとなだらかな尾根となり正面に丹沢山が。 木の階段出現です。有り難いことです。
北方向には西峰、中峰、東峰ですね。 岩場には親切な鎖が掛けてありましたよ。
登ってきた尾根を振り返る。 山頂到着です。人気の山ですから山頂は登山者が大勢。
みやま山荘です。帰りに山バッジを購入しました。
公衆トイレが有ります。
久々の日本百名山です。
綺麗な富士山がご褒美ですね。
富士山はいつ見ても良いのぉ。それっズーム。 一等三角点。
マスコット人形が捧げられておりました。
行動食を軽く摂って蛭ヶ岳へむかいましょうかね。
山頂から1550標高点に向かう途中で富士山。これから蛭ヶ岳に行くまでずっと左手には富士山を見ることができました。
手前のいろいろな風景が変わっても富士山は絵になりますね。 これから向かう1614m峰。
背景は丹沢山。 丹沢山の右手には塔の岳が見えます。小屋もわかりますね。
1614m峰近辺に休憩所がありました。一休みしましょ。 もう一度振り返って塔の岳。山小屋をズーム。
富士山の右側には南アルプスが白い連なりを見せています。 目指す蛭ヶ岳の山頂にある蛭ヶ岳山荘がはっきりと見えて来ました。
棚沢ノ頭への登り。 棚沢ノ頭は丹沢山と蛭ヶ岳のほぼ中間地点です。
スネーク状の枯れ木と蛭ヶ岳。 さて岩場に差し掛かりました。慎重に降りましょうね。
この岩場は鎖が張ってあり結構急斜面です。落石に要注意ですね。 鎖場を過ぎたならば後はなだらかな斜面を頂上に向かいましょ。
頂上に到着です。 蛭ヶ岳山荘。左のオレンジのタンクの先が出入り口です。
こちらも丹沢山に負け無いくらいの大勢の登山者が。
自分たちもここでベンチを借りてゆっくりと昼食を摂ります。
さぁ帰路につきましょうか。下りはじめて右手に熊木沢方向を見下ろす。
地形図によると山頂からこの沢に向けての登山道があるようですね。
鎖のある岩場の全体像。 鎖場を登りきりました。降りるより易しいですがキツイです。
可憐な花が癒やしです。 途中の峰は不動ノ峰と云うらしい。
丹沢への登り返しがこれまたキツイのです。木の階段が続きます。 戻りは堂平経由で降ります。こんな斜面を降りました。
こちらのルートは途端に寂しくなりますね。道型ははっきりとしていますが登山者は激減です。誰も追い越さず、誰にも追い越されずです。 みーさんはこちらのルートは面白みが無いと云っていたような気が・・確かにいまいちでは有ります。こちらのルートの唯一の良い点は・・・。
このブナの林でしょうか。 堂平の豊かなブナ林を見ていると自然そのものを感じますね。
ブナ林を過ぎると植林地の斜面となります。 車道に降り立ちました。塩水林道です。
塩水林道を1時間以上新緑の景色を見ながら歩きます。 春の山肌は若葉色を中心とした様々な色が混ざっていますね。
林道起点の瀬戸橋まで降りて来ました。 400mほど降ると塩水橋PSですが、ガランとしてますね。

結局10時間半も掛かってしまいましたよ。
なかなか歩きでがありました。
そして初めての丹沢でしたが、・・・なかなかいいじゃぁないですか。
東京、神奈川と云う人口密度の高い地域に隣接した山塊ですので陣馬山から高尾山の稜線のイメージがついて回っておりました。
今回メジャーなルートを歩いてこの様子ですのでマイナールートはもっと自然な歩きを楽しめそうですね。
しかし最初はこの山塊の他のメジャーな山を先に登ることにしましょ。

結構汗をかいたので温泉でさっぱりとしたいところですがここは丹沢の山の中。
明日の予定地であるヤビツ峠に向かいましょ。
何とか明るい内に着いて夕食の準備をしたいものですから。

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